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更新履歴

2011年2月の更新履歴 バックナンバー一覧

2月28日

惑星形成の現場? 円盤中の空隙に小さな天体を発見

ヨーロッパ南天天文台(ESO)の観測により、原始惑星系円盤中のギャップ(空隙)に小さな天体が発見された。これは空隙を作った惑星か褐色矮星だと考えられ、惑星の形成過程の理解に大きな手がかりとなりそうだ。

「HAYABUSA - BACK TO THE EARTH -」帰還バージョンBDとDVD、本日予約受付開始

小惑星探査機「はやぶさ」の旅を描いた全天周映画「HAYABUSA - BACK TO THE EARTH -」の「帰還バージョン(仮題)」BD(ブルーレイ)版とDVD版の予約受付がアストロアーツオンラインショップで始まった。本編のほかインタビューなどの特典も収録し、4月下旬に発売予定となっている。

「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH- 帰還バージョン」予約開始(販売終了)

小惑星探査機「はやぶさ」の旅を描いた大人気のプラネタリウム番組「HAYABUSA - BACK TO THE EARTH -」。現在プラネタリウム館で上映されている地球帰還のようすを含めた“帰還バージョン”が、BD(ブルーレイ)版とDVD版で発売決定。4月下旬発売予定 予約受付をはじめました。BD版 5,900円/DVD版 3,400円

投稿画像ギャラリー(20枚)

太陽プロミネンスやオリオン座周辺など20枚を公開しました。

2月25日

2011年3月1日 細い月と金星が接近

3月1日の明け方、東の空で月齢26の細い月が金星に接近します。日の出1時間前には3度以内まで近づき、肉眼や双眼鏡で美しい競演を楽しめます。高度が下がってきているので、見晴らしのよい場所で観察しましょう。

2011年3月の星空ガイド

2011年3月の星空ガイドを公開しました。

オリオン座分子雲での誘発的星形成を解明する手がかりを発見

長野にある野辺山45m電波望遠鏡とチリのアステ望遠鏡を用いた広域観測で、大質量星が放射する紫外線などがオリオン座分子雲内での星形成を誘発している可能性があることがわかった。

「ディスカバリー号」、最後の打ち上げ成功

スペースシャトル「ディスカバリー号」が最後の打ち上げに成功した。国際宇宙ステーションに6名のクルーと物資を運び、3月7日に地上に帰還する予定となっている。

2月24日

中性子星が超流動体の核を持つ証拠を発見

チャンドラX線天文衛星の観測から、超新星残骸「カシオペヤ座A」にある中性子星の温度が急激に低下していることがわかった。中性子星の中心核が超流動体であるという初めての証拠であり、高密度状態における核相互作用への理解を深める一歩となる。

投稿画像ギャラリー(9枚)

月やバラ星雲など9枚を公開しました。

MEADE 自動導入望遠鏡 LS シリーズ 取扱い開始(販売終了)

MEADE の自動導入望遠鏡がさらに進化。日時や場所の設定だけでなく、リアセル下部に組み込まれたCCDカメラモジュール“ECLIPSE(エクリプス)”が、ユーザーに変わって基準星をとらえアラインメントを完了。アイピースで覗いている天体を音声で解説、オプションのビデオモニタには、ビデオ画像、アニメーション、静止画、オートスターIIIのメニュー操作が表示されます(表示や解説は英語です)。口径152mm「LS-15ACF」220,500円、口径203.2mm「LS-20ACF」294,000円 オプションの「LS用ビデオモニタ(3.5"LCD)」14,700円

2月23日

銀河成長停止の原因? 中心核の大規模ジェットを初観測

中心に活発な銀河核を持ち、星を次々と生み出す遠方の銀河は、いつどのようにして成長を止めるのだろうか。その原因と目されるブラックホールからの大規模な物質放出を、ジェミニ天文台が初めてとらえた。

投稿画像ギャラリー(9枚)

月やソンブレロ銀河など9枚を公開しました。

2月22日

「メッセンジャー」が撮影、21年ぶりの太陽系「家族写真」

今年3月に水星周回軌道に入る予定の探査機「メッセンジャー」が撮影した太陽系の「家族写真」が公開された。

2012年金環日食に向け天文界始動 3月に委員会発足イベントも

2009年の皆既日食以来の天文ビッグイベントとなりそうな2012年5月21日の金環日食に向けて、「2012年金環日食日本委員会」が発足する。来月21日に開催されるキックオフミーティングでは、日食の正しい情報を広める活動についての説明や意見交換などが行われる。

投稿画像ギャラリー(9枚)

太陽や土星など9枚を公開しました。

2月21日

新たな「第9惑星」発見はいつ? NASAが疑問に答える

先ごろミッションを完了した天文衛星「WISE」のデータから太陽系の果ての「第9惑星」が見つかるかもしれないと期待されている。もし存在するとすればいつ、どのようにして判明するのか、Q&Aで紹介する。

3月5、6日に京都で「第4回宇宙ユニットシンポジウム」

3月5日、6日に京都で「第4回宇宙ユニットシンポジウム」が開かれる。2009年度に開催された「人類はなぜ宇宙へ行くのか」シンポジウムの続編として、人類の宇宙進出において予想される具体的な問題点と、社会や学問の各領域で宇宙がもたらす新しい視点を、さまざまな分野の専門家が語る。

見掛け視界102度! ニコン天体望遠鏡アイピース 「NAV-HW」シリーズ(販売終了)

見掛け視界102度! 目の前に広がる宇宙空間が一目では見渡せないほどの圧倒的な超広視界を実現する、ニコンの天体望遠鏡アイピース「NAV-HW」シリーズが登場。広視界と像の平坦性を兼ね備えた高度な光学設計のアイピースです。焦点距離を短縮するアイピース・イノベイティブ・コンバーター「EiC」が標準付属し、アイピース2本分の性能を実現します。「NAV-12.5HW」「NAV-17HW」特価 各99,000円

投稿画像ギャラリー(20枚)

太陽の黒点や土星など20枚を公開しました。

2月18日

若い星の円盤に惑星誕生の証拠 世界初の鮮明撮像

すばる望遠鏡の最先端装置で観測された2つの原始惑星系円盤の画像から、中心星に近い領域の詳細な構造が初めて明らかにされた。惑星誕生によると思われる構造も見られ、惑星形成過程の理解への大きな一歩となりそうだ。

投稿画像ギャラリー(6枚)

月のピタゴラスクレーターや木星など6枚を公開しました。

メシエ天体で遊ぼう 3月5日徳島でカードゲームと観望会

カードゲームでメシエ天体を覚えて、実際に観望してみる。そんな楽しいイベントが3月5日に徳島で開催される。

2月17日

小惑星による恒星食

3月10日から3月19日までの予報5件を追加しました。

銀河の“黄金レシピ”、暗黒物質は太陽3000億個分

赤外線天文衛星「ハーシェル」の観測データの分析から、爆発的な星形成を起こす銀河を作るのにちょうどよい暗黒物質の量は太陽質量の3000億倍であることがわかった。この数値により、銀河形成の理論モデルの精度がさらに高まることが期待される。

若田さん、2度目のISS長期滞在へ 2013年から半年間

JAXAの若田光一宇宙飛行士が、国際宇宙ステーションに2013年末から約6ヶ月間滞在することが決定した。これまで3回のフライトを経験しているベテランとして、日本人初の「ISSコマンダー」にも任命されている。

投稿画像ギャラリー(11枚)

太陽の黒点やバーナードループなど11枚を公開しました。

2月16日

「スターダスト」がテンペル彗星をフライバイ観測

2月14日、彗星探査機「スターダスト」がテンペル彗星(9P)に178kmまで接近し観測を行った。5年前の探査機「ディープインパクト」による観測以来の変化がとらえられており、短周期彗星の性質を知るうえで貴重なミッションとなった。

「第5回プラネタリウム解説コンクール」の受賞作2本をステラナビゲータ用に番組化

アストロアーツの天文シミュレーションソフト「ステラナビゲータ」で、昨年2月に開催された「第5回プラネタリウム解説コンクール」の受賞作品をご覧いただけるようになりました。プラネタリウム番組や天体データなどをオンラインで入手できる「コンテンツ・ライブラリ」メニューから、2部門の最優秀作品をダウンロードすることができます。

ステラナビゲータ Ver.9のVer.9.0dへのアップデータを公開

天文シミュレーションソフトウェア「ステラナビゲータ Ver.9」の、Ver.9.0dへのアップデータを無償公開しました。

投稿画像ギャラリー(14枚)

4年ぶりの大規模フレアを起こした太陽黒点群1158、コーン星雲、おおぐま座の矮新星など14枚を公開しました。

2月15日

人類火星に降り立つ! ただしシミュレーション

ロシアのモスクワで行われている火星有人探査シミュレーション計画「Mars500」で、ロシアとイタリアのクルーが模擬の火星面に初「着陸」した。

太陽系外縁天体ヴァルナによる恒星食の観測結果報告

太陽系外縁天体「ヴァルナ」による恒星食が日本で見られる可能性が予測されていた2月10日の夜、全国的に悪天候の中、「通過(食なし)」の観測結果が得られたことが報告された。

金井三男のこだわり天文書評

以下の書評を公開しました。天体観測 100年絵事典/大望遠鏡「すばる」誕生物語/宇宙と地球を動かす科学の法則/天動説の絵本/Lights in the Sky: Identifying and Understanding Astronomical and Meteorological Phenomena

星ナビ.com 新天体発見情報 067(2010年2月)
月刊星ナビ2011年3月号に掲載の「新天体発見情報」No.067を公開しました。

2月14日

赤外線で見る、北アメリカ星雲の幼い星々

NASAのスピッツァー赤外線天文衛星による「北アメリカ星雲」の新画像が公開された。可視光とは異なる波長でとらえたこれらの画像は、星の前半生のさまざまな段階をとらえており、若い恒星の候補約2,000個の新たな発見にもつながっている。

天文学者に進路を相談しよう! 3月19日に筑波で説明会

3月19日、茨城県・筑波大学で開催される「日本天文学会2011年春季年会」にあわせて、天文学を志す高校生や大学院進学を目指す大学生たちを対象とした合同進学説明会が開催される。天文学者・研究者に直接進路相談ができるという貴重な機会だ。

投稿画像ギャラリー(15枚)

おおぐま座の矮新星、2月7日の月と木星の接近など15枚を公開しました。

2月10日

ブラックホール製 銀河のペアリング

ハッブル宇宙望遠鏡とチャンドラX線天文衛星のデータを合成した美しい銀河の画像が公開された。4億3000万光年かなたで起こる壮大な天体活動の様子をカラフルに伝えてくれている。

投稿画像ギャラリー(9枚)

くじら型の銀河NGC 4631、しし座のM65とM66など9枚を公開しました。

宇宙最初の星は集団で形成された

これまで、宇宙初期の原始星は巨大なものが個々に誕生するとされてきたが、小さな星がグループで形成されるという新しいシミュレーション結果が発表された。

おおぐま座に明るい矮新星 10等台まで増光

イギリスのJ・シアーズさんが2月7日、スローンデジタルスカイサーベイのデータから、10等にまで増光したおおぐま座の矮新星を発見した。矮新星としてはかなり明るい部類に入る。

2月9日

投稿画像ギャラリー(13枚)

ハッブル望遠鏡、月と木星の接近、シリウスの伴星など13枚を公開しました。

打ち上げ12周年の「スターダスト」、14日に彗星接近観測へ

15日にテンペル彗星(9P)との接近をひかえる彗星探査機「スターダスト」が、1999年2月7日の打ち上げから12年を迎えた。

ハッブル望遠鏡「を」観測 珍しいフレア画像

地上から見たハッブル宇宙望遠鏡のフレアがトルコで撮影された。

2月8日

初めて太陽を全角度同時撮影 「STEREO」2機が左右から

2月6日、NASAの太陽観測衛星「STEREO」2機が太陽をはさんで180度の位置に到達した。太陽の全容を同時に観測することで、新しい太陽の姿が見えてくることが期待される。

仙台市の望遠鏡、愛称は口径1.3mの「ひとみ」

昨年11月の超新星発見に貢献した、仙台市天文台の口径1.3m望遠鏡の愛称が「ひとみ」に決定した。

投稿画像ギャラリー(8枚)

2月7日の「月と木星の接近」など8枚を公開しました。

2011年2月11日 月とプレアデス星団が接近

2月11日の宵のころから深夜にかけて、西の空で月齢8の上弦の月とプレアデス星団(すばる)が接近します。月が明るく星団の星は肉眼では見づらいので、双眼鏡で眺めてみましょう。両天体の間隔は夜が更けるにつれて小さくなり、月没後に最接近します。

2月7日

WISEが太陽系小天体サーベイを完了 冬眠へ

赤外線天文衛星「WISE」が、太陽系小天体サーベイミッション「NEOWISE」を完了した。全天サーベイミッションも昨年10月に終えており、冬眠モードにはいる。

世界各地で、夜空の明るさ同時観測キャンペーン

世界各地で星座がどのように見えるかを報告しあい、夜空の明るさを比較する「GLOBE at NIGHT」キャンペーンが2月〜4月まで行われる。世界中の人たちと同じ星空を共有しながら、光害という環境問題について考えるチャンスだ。

投稿画像ギャラリー(15枚)

人工オーロラ、エスキモー星雲、バラ星雲など15枚を公開しました。

星ナビ10周年記念 WEBアンケート 「あなたが選ぶ10大ニュース」結果発表

「星ナビ」2010年12月号で特集した「21世紀天文ニューストピックス」のアンケート結果を発表しました。1位はやはり、あのニュース。お送りいただいたコメントも一部掲載しています。

2月4日

すばる望遠鏡、爆発的な星形成をする「ロゼッタストーン」銀河団を発見

こぎつね座の一角に、非常に激しい勢いで星形成をする銀河の集団が発見された。現在の銀河団の種に相当するこの銀河集団は約110億光年のかなたにあり、宇宙の育ち盛りの時代にある活発な銀河のようすをかいま見せてくれる貴重な例となりそうだ。

【募金活動報告】渋谷によみがえったツァイスIV型 五島プラネタリウムの投影機

2001年に閉館となった「五島プラネタリウム」の投影機が、2010年11月にオープンした渋谷区の文化総合センター大和田2階ロビーに常設展示されている。アストロアーツでは、「星ナビ」誌面や本Webニュースでの「展示保存募金」呼びかけ、「天文博物館 五島プラネタリウムヒストリー」DVDの制作協力などを行ってきたが、ここで展示保存活動の中間報告として、「星ナビ」2011年1月号に掲載した「渋谷によみがえったツァイスIV型 五島プラネタリウムの投影機が渋谷区文化総合センター大和田に展示保存」を紹介しよう。

名古屋で中部天体写真同好会展「遥かなる星空−3」

1月に行われた豊橋展で好評を博した中部天体写真同好会写真展「遥かなる星空−3」が、2月17日〜28日まで名古屋セントラルパークで開催される。

投稿画像ギャラリー(6枚)

オリオン座大星雲やバラ星雲など、6枚を公開しました。

2月3日

最多6個の惑星系「ケプラー11」を発見、系外惑星候補も1200個以上見つかる

NASAの系外惑星探査ミッション「ケプラー」で、これまでで最多タイとなる6つの惑星を持った惑星系「ケプラー11」が発見された。太陽と同タイプ・質量の中心星にも関わらず、はるかに内側に惑星が密集しているという点も興味深い。

星ナビ3月号は「天文・宇宙デジタルツール」と「超広視界アイピース」

星空を楽しむための雑誌「星ナビ」2011年3月号が、2月5日(土)に発売されます。スマートフォンで使える星空アプリや、パソコン用のシミュレーションソフトなどのデジタルツールを大特集しました。「天文機材セレクション」では、見かけ視界102度という超広視界のアイピースが登場。あなたの天文ライフをもっとおもしろくする最新刊の内容をご覧ください。

投稿画像ギャラリー(8枚)

月と金星、土星、小惑星Namikiなど8枚を公開しました。

小惑星による恒星食

2月23日から3月8日までの予報9件を追加しました。

2月2日

世界初の宇宙ヨット「イカロス」が後期運用へ

太陽帆船「イカロス」が、約6か月間の定常運用を終え後期運用に入る。2012年3月末までを目処に、実証したソーラーセイル技術のさらなる検証などを行う予定だ。

姫路科学館で新番組「南半球に魅せられて」がスタート

姫路科学館プラネタリウムでは、2月から6月まで、新番組「南半球に魅せられて」を投影する。日本では見られない南天の星空を味わうことができる。

2011年2月7日 細い月と木星が並ぶ

宵の西天で輝く木星が、2月7日に月齢4の細い月と並びます。視野7度の双眼鏡では両方を同一視野にとらえられます。天体望遠鏡で月のクレーターや木星のガリレオ衛星を楽しむのも面白そうです。もちろん、肉眼でもひときわ目立って見ごたえがあるでしょう。

2月1日

老いた巨星をとりまく円盤は伴星の存在が原因か

超巨星をとりまく円盤内部の物質の回転運動が、ESOのVLT干渉計により初めて詳細にとらえられた。老いた星には珍しい円盤の起源がまた一つ明らかになりそうだ。

投稿画像ギャラリー(17枚)

月と金星、カノープスの星景など17枚を公開しました。

10日に準惑星候補天体ヴァルナによる恒星食 仏から観測呼びかけ

2月10日の夜、太陽系外縁天体「ヴァルナ」による恒星食が日本で観測できるかもしれない。本格的な望遠鏡が必要だが、恒星食は天体を知る貴重な手がかりでもあり、フランスの研究者からも観測協力が呼びかけられている。

2012年暦要項発表 金環日食など珍しい現象

国立天文台から、来年の「平成24(2012)年暦要項」が発表された。5月21日に金環日食、6月6日に7年ぶりとなる金星の日面通過など貴重な天文現象が起こるほか、33年ぶりに秋分の日が9月23日以外の日になる。