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更新履歴

2010年10月の更新履歴 バックナンバー一覧

10月29日

2010年11月上旬 おうし座流星群が活動中

11月上旬ごろを中心に、おうし座流星群が活動しています。おうし座流星群には北群と南群の2つがあり、どちらも11月下旬ごろまでゆるやかな出現が続きます。6日が新月なので、11月中旬ごろまでは月明かりの影響がない好条件で観察できるでしょう。ときどき火球が出現することもあるので期待したいところです。

エルクロスによる月面衝突実験で、月に水銀などを検出

NASAは、昨年9月に実施された月探査衛星エルクロスによる月面衝突実験で、衝突でできた噴出物から水銀や水、二酸化炭素、また微量ながらカルシウムやマグネシウムなどが検出されたことを発表した。

VLTの新しいカメラがとらえた6つの渦巻銀河

ヨーロッパ南天天文台(ESO)の大型望遠鏡(VLT)に搭載されたカメラ「HAWK-I」が6つの渦巻銀河を赤外線波長で鮮明にとらえた。

10月28日

オメガ星団の星、むこう1万年分の動きが明らかに

ハッブル宇宙望遠鏡(HST)が過去2回に分けてとらえた、ケンタウルス座のω(オメガ)星団の画像の分析から、10万個以上もの星の動きが正確に計測された。その計測をもとに、むこう1万年にわたる星の移動のようすを再現する動画が作成された。

天体画像ギャラリー(7枚)

ハートレー彗星や木星など7枚を公開しました。

10月27日

大型望遠鏡VLTが131億光年かなたの銀河を確認

ヨーロッパ南天天文台(ESO)の大型望遠鏡(VLT)による観測で、はるかかなたに存在する銀河「UDFy-38135539」までの距離が明らかになり、これまでに分光観測によって距離が計測された中ではもっとも遠い131億光年かなた、つまり宇宙がたった6億歳程度だったころの銀河であることがわかった。

「豆屋のおやじ NASAを動かす」 超新星ハンター板垣さん講演会

宮城県大崎市の大崎生涯学習センターは11月27日(土)、超新星ハンターとして世界的に活躍している板垣公一さんの天文講演会を開催する。

天体画像ギャラリー(7枚)

月や木星など7枚を公開しました。

10月26日

2010年11月の星空ガイド

2010年11月の星空ガイドを更新、「星空解説と惑星の見え方」「天文現象カレンダー」を公開しました。

この冬も開催、「クリスマスにミラを見ようキャンペーン」

今年も「クリスマスにミラを見ようキャンペーン(略称:ミラキャンペーン)」が、11月1日から12月31日まで開催される。今年のミラは10月の中ごろに極大をむかえたが、まだしばらくは明るい状態が続くと思われ、初心者でも観測できるチャンスだ。ぜひこの機会にミラの変光を楽しんでみよう。

金星探査機「あかつき」が「いて座」を撮像

「あかつき」が4つのカメラを動作させて撮影した「いて座」の画像が公開された。

10月25日

地球に接近中のハートレー彗星をすばる望遠鏡がとらえた

すばる望遠鏡に搭載された主焦点カメラ「Suprime-Cam」がハートレー彗星(103P)を撮影した。この撮影は、今年の夏に約3か月かけて行われた同望遠鏡の改修後の性能試験の一環として実施された。

国内最大級スーパーコンピュータが明かした、ブラックホールのジェットのメカニズム

国立天文台のスーパーコンピュータ(Cray XT4)が、新タイプのブラックホールのジェット生成モデルを再現することに成功した。従来のモデルは問題点を抱えていたが、Cray XT4を駆使した大規模なシミュレーションによってそれらが解決され、宇宙でもっとも強力なジェット現象を説明する最有力モデルが登場した。

天体画像ギャラリー(17枚)

ハートレー彗星、木星や満月など17枚を公開しました。

10月22日

MAXI、2個目のX線新星を発見

全天X線監視装置MAXIが、先月に続いて2個目となるX線新星を発見した。発見された天体は地球から数万光年以上の遠方にあり、大質量星を伴星とする中性子星またはブラックホールである可能性が高いと予測されている。

ガス惑星になぞの高温領域

アンドロメダ座υ(ウプシロン)星のまわりを回るガス惑星の観測で、惑星の表面のもっとも熱い領域が、予測から80度もずれていることが明らかになった。その理由についてはいくつか仮説があげられているが、まだはっきりとわかっておらず、同様の天体のさらなる観測が必要とされている。

太陽観測衛星SDO、宇宙から部分日食を観測

NASAの太陽観測衛星「SDO」が10月7日にとらえた部分日食の画像が公開された。

11月6日に神津牧場天文台で観望会

群馬県甘楽郡にある神津牧場天文台では、11月6日(土)に一般観望会を開催する。76cm反射望遠鏡を使って、木星や秋の星雲・星団などの観望が行われる。

天体画像ギャラリー(5枚)

ハートレー彗星など5枚を公開しました。

2010年10月25日 月とプレアデス星団が接近

10月25日の宵のころから翌26日の明け方にかけて、月齢18の月とおうし座のプレアデス星団(M45、すばる)が接近します。両天体の距離は時間が進むほど開いていくので、1時間おきに観察してみると、そのようすがよくわかるでしょう。月が明るく肉眼でプレアデス星団を見るのはとても難しいので、双眼鏡で眺めてみましょう。

10月21日

WISEが赤外線で見たスターバースト銀河

NASAの赤外線天文衛星WISEが複数の赤外線の波長で、ちょうこくしつ座の方向約1050万光年の距離にあるスターバースト銀河NGC 253を観測した。

初期宇宙における銀河成長の新たなメカニズム解明か

ビッグバンから数十億年後の宇宙で銀河の質量は急激に増加したと考えられている。しかし、そのメカニズムについてはよくわかっていなかった。最新の研究により、遠方宇宙に存在する若い銀河が水素やヘリウムなどの原始ガスを取り込んで成長していることを示す観測的な証拠が初めて得られた。

キヤノンKiss・PENTAX用の多機能タイマーリモコン「TM-C」販売開始(販売終了)

通常のレリース機能のほか、一定間隔で撮影する「インターバルモード」、撮影開始時間を指定できる「開始時刻指定モード」、「露光時間設定モード」を備えた多機能タイマーリモートコントローラーが発売開始。キヤノンKiss・PENTAX用 価格 6,400円

天体画像ギャラリー(7枚)

ハートレー彗星、馬頭星雲など7枚を公開しました。

10月20日

宮城(下地)隆史による画像盗用事件の顛末

下地隆史もしくは宮城隆史と称していた沖縄県那覇市在住の男性が、インターネットを介して入手した天体画像を加工・改竄し、自ら(もしくは協力者が)撮影したものとして各種メディアに発表していた一連の画像盗用事件の全容が明らかになってから1年が過ぎようとしています。ここで、もう一度、事件の経過をふりかえり、アストロアーツ「星ナビ」編集部のその後の対応をまとめておくことにします。

11月13日、和歌山で「はやぶさ」講演会、帰還映像も紹介

今年6月に小惑星探査機「はやぶさ」の地球帰還の様子を観測した和歌山大学の尾久土正己(おきゅうどまさみ)教授の講演会が、11月13日に和歌山市立こども科学館で行われる。

星ナビ.com 新天体発見情報 063(2009年12月)
月刊星ナビ2010年11月号に掲載の「新天体発見情報」No.063を公開しました。
天体画像ギャラリー(10枚)

ハートレー彗星や木星など10枚を公開しました。

10月19日

くじら座の変光星ミラ、南東の空で明るさがピーク

代表的な長周期変光星、くじら座のミラが10月15日に3等級で極大をむかえたようだ。これからしばらく、宵のころに南東の夜空で赤く輝いたあと、来年6月にかけてゆっくりと暗くなっていく。

70億光年かなたに太陽質量の800兆倍、最大級クラスの銀河団

地球から約70億光年の距離に太陽800兆個分の質量を持つ巨大銀河団が発見された。70億光年先ということは、70億年前の姿を見ているのと同じである。この銀河団の現在の姿を見ることができれば、進化した銀河団はかみのけ座銀河団の4倍ほどの大きさになり、宇宙でも最大級銀河団の1つであるはずだという。

彗星を見る便利なアイテムを紹介 「ハートレー彗星を見よう!」(販売終了)

明るくなってきた「ハートレー彗星」を見るための双眼鏡や双眼鏡用のアクセサリー、観測や撮影に役立つ天文ソフトなどを紹介。好条件のハートレー彗星を見逃さないように!

人気の大判カレンダー「太陽・月・星のこよみ」新発売(販売終了)

美しい写真だけでなく、日の出、日の入、月齢などその日のデータを掲載。裏面にはその月の星空、観測ガイド、天象ハイライト、満ち潮・引き潮の時刻など、天文と社会の情報を一挙掲載した、月光天文台製の2011年度版カレンダーが新発売。価格1,400円

10月18日

太陽50個分の大質量星、最期の姿は意外に地味

太陽の50倍ほどもある大質量の星が一生を終えて大爆発を起こした。しかしその姿は華やかな普通の超新星とは異なり、大量のちりに包まれた実に地味なものだった。初期宇宙ではこのような現象はありふれていたと考えられているが、観測されたのは初めてのことである。

「おおすみ」から「イカロス」まで 10月末、宇宙技術イベントが相次ぎ開幕

宇宙や科学技術に親しむイベントが、10月下旬に東京で相次いで開幕する。短期開催の「宙博(そらはく)2010」と「おおすみ40周年記念シンポジウム」、そして来年2月まで開催の「空と宇宙展」では、日本の宇宙探査や観測プロジェクトを紹介するプログラムが満載だ。

2010年10月22日 オリオン座流星群が極大

10月22日の1時ごろ、オリオン座の右腕のあたりに放射点を持つオリオン座流星群の活動がピークになると予想されています。ここ数年活発な出現を続けており今年も注目したい流星群ですが、月が一晩中夜空を照らしているため条件はよくありません。明るい流星の割合も大きいので、月明かりに負けないほど明るい流星の出現に期待しましょう。

小惑星による恒星食

11月18日から12月13日までの予報21件を追加しました。

天体画像ギャラリー(33枚)

ハートレー彗星、木星など33枚を公開しました。

10月15日

浜松科学館、「HAYABUSA」バリアフリー投影を再び開催

静岡県の浜松科学館で、探査機「はやぶさ」を描いた人気番組「HAYABUSA -Back to the Earth-」の音声・字幕付投影が行われる。同市で開催されるユニヴァーサルデザイン関連イベントにあわせたもので、初日には同作品の上坂監督による特別講演も予定されている。

天体画像ギャラリー(11枚)

ハートレー彗星、プレアデス星団、馬頭星雲など11枚を公開しました。

ステラナビゲータ Ver.9用のKAGAYAファンタジー・インストーラを公開

10月14日

土星の衛星エンケラドスの地下には海が存在可能

土星の衛星エンケラドスの南極からは水蒸気や氷の粒が噴出しており、地下に大量の水をたたえた海が存在しているのかもしれないと考えられている。通常ならエンケラドスのような衛星では水は冷え固まってしまうはずだが、どうして液体として存在できるのか、そのメカニズムが最新の研究で示された。

天体画像ギャラリー(8枚)

真昼の金星、ハートレー彗星など8枚を公開しました。

10月13日

宇宙論分野に貢献したマイクロ波観測衛星「WMAP」観測終了

NASAのマイクロ波観測衛星WMAPは、宇宙最古の光である宇宙マイクロ波背景放射の測定を2001年に開始、宇宙の歴史や構造に関する研究分野に大きな貢献を果たしてきたが、9年間続けてきた観測にピリオドを打つこととなった。

10月22、23日に三鷹で国立天文台公開イベント

毎年秋恒例の国立天文台三鷹キャンパス公開イベントが、2010年も多彩な企画で開催される。今年は「遠くの太陽、近くの星」をテーマに、観望会や講演会、研究施設の紹介が行われるほか、太陽塔望遠鏡の内部が初めて公開されるのも楽しみだ。

天体画像ギャラリー(29枚)

ハートレー彗星と二重星団、木星など29枚を公開しました。

10月12日

星空ナビで星空さんぽ:2010年10月「星座」

星空ナビを使った天体観察の方法や楽しみ方を紹介する「星空ナビで星空さんぽ」、2010年10月のテーマは「星座」です。星座とは絵や線画ではなく領域であること、星座星の結び方に決まりはないこと、知っていましたか? 星座の見つけ方から神話まで調べられる、星空ナビと一緒に星空さんぽを楽しみましょう。

天体画像ギャラリー(61枚)

ハートレー彗星と二重星団、木星など61枚を公開しました。

iPad用アプリ「メシエ天体アルバム」発売開始

天文初心者でも双眼鏡や望遠鏡で手軽に見られる「メシエカタログ」の天体全110個を紹介したiPad用アプリ「ビジュアルガイド メシエ天体アルバム」がApp Storeで発売された。

「地球に近づくハートレイ彗星を捉えよう」、国立天文台がキャンペーン

10月21日に地球に最接近するハートレー(ハートレイ)彗星は、現在急激な増光を見せており、今月下旬から11月上旬にかけては4等から6等程度まで明るくなると期待されている。国立天文台ではその時期に合わせ、10月14日夜から11月15日朝までの1か月間に同彗星の観察キャンペーンを行う。

西山さんと椛島さん、アンドロメダ座大銀河に新星を発見

九州の新天体捜索チーム、西山さん椛島さんのコンビが10月5日(世界時、以下同様)、M31アンドロメダ座大銀河に新星M31N 2010-10aを発見した。

2010年10月12日 長周期変光星のミラが極大のころ

くじら座の心臓の位置にある長周期変光星のο星ミラが、10月12日ごろ極大光度になると予想されています。ミラは22時ごろに南東の空に見えています。心臓にふさわしい、赤い色に注目してみましょう。ミラは約330日で2等から10等まで明るさが変わりますが、周期や最大の明るさにはバラつきがありますので、今回はどのような変化をしどこまで明るくなるのか楽しみです。

10月8日

「はやぶさ」のカプセルから、多数の微粒子が見つかった

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、小惑星探査機「はやぶさ」のサンプルコンテナの中から100個ほどの微粒子が見つかったと発表、微粒子をとらえた電子顕微鏡画像を公開した。

「WISE」とハッブル宇宙望遠鏡がとらえたハートレー彗星

探査機ディープインパクトのハートレー彗星(103P)への最接近に先立ち、赤外線による全天観測を続けているNASAの赤外線天文衛星WISEとハッブル宇宙望遠鏡(HST)が同彗星を観測した。

岡山天体物理観測所 特別観望会の参加者を募集

国立天文台 岡山天体物理観測所と岡山天文博物館では、11月6日に国内最大級の188cm反射望遠鏡による特別観望会を行う。応募締切は10月15日必着。

天体画像ギャラリー(17枚)

ハートレー彗星(103P)と二重星団、木星など14枚を公開しました。

10月7日

太陽系の果ての謎の模様、6か月で変化

NASAの星間境界観測機「IBEX」は約1年前、太陽系を包むヘリオスフィアの果てに起源不明のリボン状構造を発見した。構造は太陽風と太陽系の外からやってくる恒星物質がぶつかってできる高速中性原子(ENA)を強く発するもので、その後たった6か月という短期間に変化が起こっていることが明らかになった。

10月30日に京都で先端加速器科学技術推進シンポジウム

10月30日に京都で「先端加速器科学技術推進シンポジウム」が開催される。宇宙の初期状態を再現する加速器を利用した「国際リニアコライダー計画」や、小惑星探査機「はやぶさ」など、宇宙の謎を探求する最先端科学の講演やパネルディスカッションが予定されている。

天体画像ギャラリー(15枚)

ハートレー彗星(103P)と二重星団、木星など15枚を公開しました。

10月6日

ステラナビゲータのVer.9.0bアップデータを公開

天文シミュレーションソフトウェア「ステラナビゲータ Ver.9」の、Ver.9.0bへのアップデータを無償公開しました。

大小マゼラン雲から伸びる「マゼラニック・ストリーム」の起源

大小マゼラン雲から長く伸びる水素ガス雲「マゼラニック・ストリーム」は、長い間わたしたちの天の川銀河の影響で形成されたと考えられてきたが、最新のコンピュータ・シミュレーションによって、大マゼラン雲と小マゼラン雲が接近したために形成された可能性が示された。

見事に照らし出された、エンケラドスと4か所の噴出

NASAの土星探査機カッシーニが撮影した土星の衛星エンケラドスの可視光画像が公開された。南極からの噴出が見事にとらえられている。

天体画像ギャラリー(8枚)

ハートレー彗星や木星など8枚を公開しました。

10月5日

全天X線監視装置MAXI、X線新星を発見

国際宇宙ステーション(ISS)の「きぼう」日本実験棟に設置されている「全天X線監視装置MAXI」が、へびつかい座に出現したX線新星を発見した。

西山さんと椛島さん、アンドロメダ座大銀河に新星を発見

九州の新天体捜索チーム、西山さん椛島さんのコンビが9月30日(世界時、以下同様)、M31アンドロメダ座大銀河に新星M31N 2010-09bを発見した。

中川達夫写真展「地球が宇宙にとけこむとき」釧路と東京で開催

東京や富山で好評を博してきた「中川達夫写真展『地球が宇宙にとけこむとき−北アルプス剱岳の星空−』」が、この秋から冬にかけて釧路と東京で開催される。

天体画像ギャラリー(8枚)

ハートレー彗星、木星、コペルニクスクレーターなど8枚を公開しました。

10月4日

中国の月探査衛星「嫦娥2号」、打ち上げ成功

中国2機目の月探査衛星「嫦娥(じょうが)2号」が北京時間(以下同じ)10月1日(日本時間同日)に打ち上げられた。

10月17日に浜松科学館で「古代オリエントと星座の起源」講演会

10月17日に浜松科学館で、「古代オリエントと星座の起源」と題して早稲田大学エジプト学研究所所長の近藤二郎氏の講演会が行われる。申し込みは浜松市天文台まで、先着200名。

2010年10月9日 10月りゅう座流星群が極大

りゅう座の頭あたりに放射点を持つ10月りゅう座流星群(ジャコビニ流星群)が、10月9日の8時ごろに活動のピークになると予想されています。13年ごとに大出現することがあり、かつては大流星雨を降らせたこともありますが、近年の活動は比較的落ち着いています。月明かりがない最高の条件で観察できるので、13年周期にあたる来年に期待しながら夜空を眺めてみましょう。

天体画像ギャラリー(49枚)

ハートレー彗星(103P)や木星など49枚を公開しました。

星ナビ11月号は「本当のギリシア神話」と「ビクセン AXD赤道儀」

星空を楽しむための雑誌「星ナビ」2010年11月号が、10月5日(火)に発売されます。明るくなってきたハートレイ彗星の探し方や、秋から冬の流星群、ギリシア神話の世界にビクセンの新しい赤道儀など、今月もバラエティ豊富な内容をお楽しみください。

10月1日

原初の宇宙に満ちていた磁場を発見か

最新の研究で、地球の磁場の10の15乗分の1というきわめて微弱な磁場が深宇宙の銀河間に広がっていることが示された。このような磁場はビッグバンの直後から宇宙を満たしていた可能性があり、宇宙における磁場の起源解明につながるかもしれない。

ディスカバリー号の打ち上げ映像を4K解像度で上映

10月14日に東京の日本科学未来館で行われる講演で、70mmフィルムからデジタル化された、スペースシャトル・ディスカバリー号の打ち上げ映像を4K解像度で上映する。

天文グッズ「ビジュアルかるた 四季の星座」新発売(販売終了)

黄道12星座をはじめ、小中学校の理科の授業でよく登場する「オリオン座」「カシオペヤ座」「おおぐま座」など、日本から見える星座を集めたかるたが新発売。読み札には、星座の特徴、神話や言い伝え、取り札には星座の美しい写真を掲載。取り札の裏面に描かれた星座図は暗闇でくっきりと光ります。楽しみながら星座を覚えられる天文グッズ。学研製 価格1,260円

もっとも生命に適した系外惑星を発見 グリーゼ581g

地球から20光年の距離にある恒星グリーゼ581の周りに、新たに2つの惑星が発見された。そのうちの1つが、液体の水と大気を持つことが可能な環境にあり、これまでに見つかっている系外惑星のうちでもっとも生命の生存に適したものであることがわかった。

天体画像ギャラリー(10枚)

月、昼の金星、オリオン大星雲やいて座と干潟星雲など10枚を公開しました。