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更新履歴

2016年4月の更新履歴 バックナンバー一覧

4月28日

X線天文衛星「ひとみ」の復旧断念

3月26日以降通信ができない状態にあったX線天文衛星「ひとみ」について、太陽電池パドルが両翼とも根元から分離した可能性が高いこと、物体分離後に受信された電波が「ひとみ」からのものではなかったと判断されたことから、衛星の機能回復は期待できないとして復旧断念が発表された。

金星探査機「あかつき」5つの機器が定常観測へ移行

金星探査機「あかつき」は、6つの観測機器のうち5つについて性能が打ち上げ前の想定を満たしていることが確認され、定常観測へと移行した。

天体撮影ソフト「ステラショット1.5アップデータ」パブリックβ版を更新

天体撮影ソフト「ステラショット」でオートガイダー制御に対応する 「1.5アップデータ」のパブリックβ版を更新、公開しました。新たにタカハシTemma2Z赤道儀の制御に対応しています。

星職人「星のソムリエ、パリへ行く」:第8回「ルーブル美術館の宇宙(後編)」

天文の分野で熱く活躍する「星職人」によるコラム。廣瀬匠さんによる「星のソムリエ、パリへ行く」編の第8回「ルーブル美術館の宇宙(後編)」。前編に続き、ルーブル美術館の天文をテーマにした見どこを紹介します。

2016年5月8日 アルデバラン食

5月8日の夕方、西の低空で細い月がアルデバランを隠す星食が起こります。空が明るく高度が低いため難易度の高い現象ですが、意欲のある方は天体望遠鏡で観察に挑戦してみましょう。

スマホで迫力ある月面撮影を楽しめる「DIYスマホ天体望遠鏡 MoMoPANDA」新発売(販売終了)

スマホやタブレットを使って迫力ある月面の観望・撮影ができる組み立て望遠鏡「DIYスマホ天体望遠鏡 MoMoPANDA」が新発売。鏡筒の上に搭載する固定盤により、スマホやタブレットが安定した状態で固定できるので、今まで月を撮影したこともない方でも月を導入して撮ることができます。スマホのデジタルズームと併用して最大倍率約140倍で高精細な観望・撮影が可能。販売元:光と色彩の能力テスト TOCOL 価格9,720円

4月27日

準惑星マケマケに衛星を発見

ハッブル宇宙望遠鏡による観測から、準惑星マケマケに衛星が見つかった。

こだわり天文書評『ここまでわかった宇宙100の謎』など10冊

金井三男さんによるレビュー『宇宙はどのように誕生・進化したのか』『五〇億年の孤独 宇宙に生命を探す天文学者たち』『ここまでわかった宇宙100の謎』『人類が知っていること すべての短い歴史(上)』『住んでみたい宇宙の話』と、星ナビ2016年4月号掲載の『人は宇宙をどのように考えてきたか』『宇宙はどのように誕生・進化したのか』『地球46億年 生命の起源7つの新事実』『隕石でわかる宇宙惑星科学』『ギリシア神話』のレビューを公開しました。

4月26日

低質量の球状星団にも見られる化学的な異常

球状星団は化学組成が似通った星で構成されていると長い間考えられてきたが、近年になって、より複雑な性質を持つことを示す証拠が増えている。最新の観測研究からも、決して単純ではない球状星団の特徴が明らかになった。

2016年5月の星空ガイド

2016年5月の星空ガイドを公開しました。
明け方にパンスターズ彗星(C/2013 X1)が5等台/6日:みずがめ座η流星群/8日:アルデバラン食/15日:月と木星が接近/22日:月と土星が接近/22日:火星が衝/31日:火星の地球最接近

2016年5月6日 みずがめ座η流星群が極大

5月6日の明け方、みずがめ座η流星群の活動が極大となります。月明かりのない好条件で観察でき、空の条件の良いところでは1時間あたり20個ほど見えそうです。

4月25日

平成28年度の天文・宇宙分野の文部科学大臣表彰

平成28年度科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞者が発表され、天文・宇宙分野ではアルマ望遠鏡アンテナ開発チームが科学技術賞、国立天文台理論部の研究者が若手科学者賞を受賞するなどの表彰があった。

熊本地震における天文施設の被害状況について

4月14日に発生した熊本地震で、天文施設では望遠鏡の転倒や一時休館といった被害が生じている。

2016年5月 パンスターズ彗星が5等台

5月にパンスターズ彗星(C/2013 X1)が5等前後まで明るくなると予想されています。みずがめ座にあり、明け方の南東の低空に見えます。

投稿画像ギャラリー:月、火星など59枚

月面の地形、大きくなってきた火星など59枚を掲載しました。

4月22日

「宇宙の星形成史を辿る」研究をクラウドファンディングで支援しよう

徳島大学の古屋玲さんたちを中心とした研究チームがクラウドファンディングで寄付を募っている。星や惑星系形成における磁場の役割を解明するためにハワイの天文台でサブミリ波による観測を計画しており、そのための渡航費用を支援するというものだ。

4月21日

若い恒星の集団中に、惑星質量の孤独な星

若い恒星の集団「うみへび座TWアソシエーション」で、惑星質量の天体が発見された。どうやら、その正体は褐色矮星であるようだ。

写真集 「ふくしま 星・月の風景 Vol.4」新発売

平成27年度に実施された「第4回ふくしま 星・月の風景 フォトコンテスト」(郡山市・郡山市教育委員会・郡山市ふれあい科学館主催)受賞作品37点を収録した写真集「ふくしま 星・月の風景 Vol.4」が新発売。定価 500円 Vol.1からVol.4までの4冊セットも販売中です。

4月20日

16光年先の系外惑星の存在をシミュレーションで推測

地球から16光年先にある「グリーゼ832」の周りに、すでに知られている2個の系外惑星に加えてもう1つ、地球のような惑星が存在している可能性がシミュレーションから示唆された。

投稿画像ギャラリー:パンスターズ彗星、夕空の水星など56枚

明け方に見え始めたパンスターズ彗星(C/2013 X1)、最大離角の水星、太陽黒点の連続写真、桜と星空など56枚を掲載しました。

4月19日

アルマ望遠鏡の重力レンズ画像にゆがみを残した矮小銀河

アルマ望遠鏡がとらえた重力レンズ銀河「SDP.81」の画像に、かすかなゆがみが隠されていた。そのゆがみを生じさせたのは、約40億光年彼方に潜む暗い矮小銀河のようだ。もし矮小天体の主成分がダークマターだとすれば、理論予測と観測結果の不一致を説明できるかもしれないという。

2016年4月25日 月と土星が接近、火星が並ぶ

4月25日の深夜から26日の明け方にかけて、月齢18の月と土星が接近して見えます。右のほうには2つの赤い星、火星とアンタレスも並んでいます。

4月18日

「ひとみ」姿勢異常の推定メカニズムを公表

依然として状態が確認できない状況が続いているX線天文衛星「ひとみ」について、JAXAは15日に記者発表を行い、衛星の姿勢異常の発生から物体の分離に至るまでの有力な推定メカニズムを公表した。

投稿画像ギャラリー:彗星、木星など65枚

リニア彗星(252P)、パンスターズ彗星(C/2014 S2)、木星、火星など65枚を掲載しました。

4月15日

身元も原因も不明、超高速連星を初めて発見

天の川銀河から脱出できるほどの高速で移動している連星が見つかった。同様の速度を持つ、天の川銀河から遠ざかる単独の星は25個ほど知られているが、離れた連星が発見されたのは初めてのことだ。

2016年4月22日 4月こと座流星群が極大

4月22日、4月こと座流星群の活動が極大となります。予想極大時刻が日中であり、満月が夜空を照らすので、流れ星を見つけるのは難しそうです。

投稿画像ギャラリー:月面Xなど33枚

14日に見られた月面の模様「月面X」、火星など33枚を掲載しました。

4月14日

「ケプラー」、緊急モードから復旧

NASAの系外惑星探査衛星「ケプラー」が4月7日、緊急モードとなっていることが確認された。その後の状態が心配されたが、10日の朝には安定した状態に復旧した。

4月13日

ファルコン9ロケット、打ち上げ後に洋上船への着陸に成功

スペースX社のファルコン9ロケットの第一段が、打ち上げ後の洋上船への着陸に初めて成功した。ロケットの再利用に向け、非常に大きな成果だ。

投稿画像ギャラリー:黒点など51枚

太陽の大きな黒点、リニア彗星(252P)など51枚を掲載しました。

4月12日

小規模の銀河群に太陽の170億倍の超大質量ブラックホール

最大級の質量を持つブラックホールは銀河が多数密集した銀河団に属する銀河に存在するものと考えられてきたが、銀河がそれほど多くは存在していない領域の銀河にも、太陽質量の170億倍ものブラックホールが見つかった。この種のブラックホールは、意外とありふれた存在なのかもしれない。

ステライメージFAQ「動画ファイルからコンポジットを行う手順」

天体画像処理ソフト「ステライメージ7」で、動画ファイルから静止画を生成してコンポジットする手順をご紹介します。

2016年4月18日 月と木星が接近

4月18日の夕方から19日の未明にかけて、月齢10の月と木星が接近して見えます。

正確な極軸合わせが可能に「ポラリエ極軸望遠鏡PF-L」 新発売

星空雲台ポラリエの正確な極軸合わせをサポートする「ポラリエ極軸望遠鏡PF-L」が新発売。スケールパターンは3つの星を視野内の目盛りに合わせる3星導入方式を採用。経度や時刻を知らなくても極軸合わせが行えます。調光機能付き暗視野照明装置を内蔵。特価25,920円

4月11日

「ひとみ」をすばる等で観測、通信は依然復旧せず

通信異常状態に陥っているX線天文衛星「ひとみ」の状況について、JAXAは8日に記者発表を行った。現在「ひとみ」は約5秒に1回と高速回転しているとみられており、減速しないと通信復旧が難しい。しかし、異常発生後に短時間ながら電波を3回受信できたことから、衛星本体の一部機能が残存している可能性がある。国内外の多数の機関と協力し、衛星の状態の把握や通信復旧の試みが続けられている。

「あかつき」の軌道修正に成功、観測期間が2.5倍に

4日に実施された探査機「あかつき」の軌道修正が成功したことが確認された。これにより、機体の耐久性によるものの、観測期間が約2000日と2倍以上に延びた。

星ナビ.com 中野主一さん「新天体発見情報 128」

月刊『星ナビ』2016年5月号に掲載の「新天体発見情報」No.128(ウェブ版)を公開しました。

2016年4月18日 水星が東方最大離角

夕方の西の低空に見えている水星が、4月18日に太陽から最も離れて東方最大離角となります。夕方に見える水星としては高度の点では今年最も好条件です。アプリなどで方向を確かめ、双眼鏡で探してみましょう。

投稿画像ギャラリー:リニア彗星、「ひとみ」の光跡など48枚

リニア彗星(252P)、木星、火星、土星、「ひとみ」の光跡など48枚を掲載しました。

4月8日

ステラショット1.5アップデータのβ版公開、オートガイダーに対応

天体撮影ソフト「ステラショット」にオートガイダーの制御機能を追加する「1.5アップデータ」の正式公開に先立って、同アップデータの「パブリックβ版」を公開いたしました。

4月7日

褐色矮星の軌道を観測し、質量を直接算出

ケック望遠鏡による観測で、約61光年彼方の褐色矮星が検出された。年齢や組成だけでなく、これまでは理論モデルに頼っていた褐色矮星の質量も、軌道の観測から直接求められた。

投稿画像ギャラリー:リニア彗星と球状星団の接近など44枚

リニア彗星(252P)と球状星団M14の接近、桜のある星景写真など44枚を掲載しました。

4月6日

太陽系近傍で2例目、赤色矮星を回る新たなスーパーアース

探査機「ケプラー」のデータから、約170光年彼方の系外惑星「K2-28b」が発見された。K2-28bは地球の2.3倍の大きさをもつ「スーパーアース」で、太陽系の比較的近傍で発見された赤色矮星の周りを公転する「トランジット・スーパーアース」としては世界で2例目となる。

ビクセン 惑星観望用接眼レンズ 「HRシリーズ」 新発売(販売終了)

ビクセンから眼視用に特化し設計した新型接眼レンズ(アイピース)「HRシリーズ」が新発売。惑星や月面の眼視観察の際、高倍率で惑星に迫ることができます。焦点距離1.6mm、2.0mm、2.4mmの3機種。価格 各30,240円

4月5日

地球に似た軌道を持つ惑星の誕生現場を若い星の周りで初観測

アルマ望遠鏡による観測で、若い星を取り巻く原始惑星系円盤において、中心から太陽・地球間に相当する距離のところに隙間が見つかった。この隙間は、地球とよく似た惑星、あるいはもう少し大きな「スーパーアース」が、まさに今生まれている現場かもしれない。

「あかつき」、4月中旬から金星を本格観測

探査機「あかつき」は昨年12月に金星周回軌道に入り、その後は軌道修正や試験観測を行ってきた。今月中旬からの定常観測の開始を前に、観測期間を2倍以上延ばすことを目指した追加の軌道修正が4日に実施された。

動画で学ぶデジカメ画像処理・第21回「Lab色彩調整とマトリクス色彩補正」

『星ナビ』連載記事「星の写真調整」に掲載した画像を使って実際の写真調整の工程を実演・解説した動画です。解説は『星ナビ』と同じく、天体写真家の中西昭雄さんです。
第21回では星雲などの彩度を強調するのに役立つ「Lab色彩調整」と「マトリクス色彩補正」の機能を作例とともに紹介します。

「スカイメモS用微動雲台」にシルバーとレッドの2色が追加(販売終了)

ケンコー・トキナーより「スカイメモS用微動雲台」にスカイメモS本体に合わせた、シルバーとレッドの2色が新発売です。特価11,350円

4月4日

過去10年間で5例目、木星で天体衝突とみられる閃光現象

巨大な惑星である木星には、頻繁に小惑星などが衝突している。先月、過去10年間で5例目となる、木星への天体衝突によるものとみられる閃光現象がアマチュア天文家によってとらえられた。衝突した天体は、直径5mから20mほどの小惑星と考えられている。

冥王星の凍った湖らしき地形

探査機「ニューホライズンズ」が昨年7月の冥王星フライバイの際にとらえた、凍った湖らしき地形の画像が公開された。

星ナビ5月号は「日食レポート」と「重力波天文学の幕開け」

星空を楽しむための月刊「星ナビ」2016年5月号は、4月5日(火)発売です。アインシュタインが予言した重力波が検出されたという衝撃のニュースから2か月、改めて詳細を解説します。3月9日のインドネシア〜太平洋皆既日食から1か月、月の本影の下では、観測隊の悲喜こもごもがありました。

2016年4月 火星とアンタレスが接近

深夜、南東の空に、2つの赤い星が昇ってきます。明るいほうが火星、もう一方はさそり座の1等星アンタレスです。2天体は4月27日に最接近します。その後いったんは離れますが、6月下旬を境に再び近づき始め、8月下旬に今回よりもさらに接近します。

投稿画像ギャラリー:リニア彗星など56枚

リニア彗星(252P)、パンスターズ彗星(C/2014 S2)、木星、しし座の三つ子銀河など56枚を掲載しました。