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更新履歴

2011年5月の更新履歴 バックナンバー一覧

5月31日

宇宙の最初期、131億光年先で起こったガンマ線バースト

NASAのガンマ線観測衛星「スウィフト」が2009年に検出したガンマ線バーストが、観測史上最遠の131億4000万光年先で起こったものと結論づけられた。もっとも遠い天体候補の1つとしても挙げることができる。

板垣さん、ペガスス座に矮新星を発見

山形県の板垣公一さんが5月24日(世界時)、ペガスス座に矮新星を発見した。

国立天文台三鷹キャンパス内ガイドツアーを開始

国立天文台の東京・三鷹キャンパスでは、常時公開している構内で見学施設や展示機器についての詳しい解説が聞けるガイドツアーを6月から開催する。

5月30日

もうさば読みできない?星の正確な年齢の求め方

これまで恒星の年齢は、進化の過程で変化する色と等級に関係した指標を用いて求めることが多かったが、恒星の自転速度からより正確な年齢を求められるかもしれない。

投稿画像ギャラリー(5枚)

NZのオーロラ、へび座の球状星団M5など5枚を公開しました。

天体画像の壁紙で募金 「集まれ!星たち」キャンペーン

天文界からの東日本大震災復興支援の一環として、天体画像の壁紙による募金が行われている。「集まれ!星たち」キャンペーンウェブサイトでは壁紙のダウンロードを通じて寄付を行えるだけでなく、自作の壁紙を提供して参加することもできる。

2011年6月2日 北日本で部分日食

6月2日の明け方、北海道・東北・北陸で部分日食が見られます。もっとも大きく欠けるのは稚内の食分0.12で、それより南では朝の4〜5時台にかけてわずかに欠けているかいないかぐらいの太陽が見られます。太陽光により目を傷めたり失明したりするおそれがあるので、必ず専用のフィルターや日食観測用グラス(サングラスは不可)で観察しましょう。

6月2日朝に北日本で部分日食 ネット中継者を募集

6月2日の明け方、北海道・東北・北陸では太陽がわずかに欠ける部分日食が起こる。インターネット実況サイトでは、各地の日食模様をライブ中継で視聴したり、自分で配信したりすることができる。

5月27日

NHKエンタープライズ発行 「小惑星探査機“はやぶさ”の軌跡」入荷(販売終了)

通信途絶、燃料漏れ、エンジン故障など、はやぶさが絶体絶命に陥った時、管制室にいた日本人技術者たちの「知恵」と「執念」が逆境を跳ね返してきた。その舞台裏から知られざる“はやぶさ”の軌跡をたどり、その魅力を徹底追跡したNHKエンタープライズ発行のDVD。価格3,990円

「さそり座V1309」の増光は星のペアの合体によるものか?

日本の天体捜索家コンビ、西山さんと椛島さんが2008年に発見した新星「さそり座V1309」が、近接連星系の合体による現象ではという研究結果が発表された。ヨーロッパの研究チームが増光前の変光周期などを分析しまとめたものだ。

アルマのテラヘルツ波受信機開発グループが文部科学大臣表彰受賞

南米チリに建設中の国際望遠鏡プロジェクト「アルマ」に搭載する受信機開発グループが、文部科学大臣表彰の科学技術賞研究部門を受賞した。世界最高レベルのテラヘルツ波受信機を実現した技術は、医学や化学など他分野への応用も期待される。

投稿画像ギャラリー(3枚)

土星、太陽プロミネンス、月のクラビウスクレーターを公開しました。

5月26日

「はやぶさ」後継機は2014年に打ち上げ、米は「OSIRIS-REx」でサンプルリターン目指す

小惑星探査機「はやぶさ」の地球帰還からもうすぐ1年。その後継プロジェクトで、2014年に打ち上げが予定されている「はやぶさ2」の計画概要と状況が発表された。またNASAでも、小惑星探査機「OSIRIS-REx」を2016年に打ち上げ、表面物質の採取を目指す。

「あの日、彼が輝いた星空へ」 滋賀で「HAYABUSA」上坂監督トークショー

滋賀県のホテルラフォーレ琵琶湖で6月4日、「HAYABUSA - BACK TO THE EARTH -」の上坂監督のトークショーが行われる。小惑星探査機「はやぶさ」の地球帰還を迎えるべくオーストラリアに飛んだドキュメンタリー映像や、プラネタリウムで再現した当日の星空も見ることができる。

火星着陸から7年、「スピリット」との通信復活を断念

NASAは、火星探査車「スピリット」の通信復旧作業を終了したことを発表した。日照不足により2010年3月から通信が途絶えていたが、火星の夏至にあたる今年3月に入っても復活しないため、見込みなしと判断したものだ。

若く明るい銀河を観測して暗黒エネルギーの存在を検証

暗黒エネルギーは宇宙膨張を加速させている力として、その存在が予測されている。NASAの探査機とアングロ・オーストラリアン望遠鏡の共同観測により、若く明るい銀河を用いて暗黒エネルギーの存在が検証された。

2011年5月31日 細い月と金星、火星が接近

5月31日の明け方、東の空で月齢27の細い月と金星、火星が接近します。地平線ぎりぎりでの眺めとなりますが、色や明るさ、細い月の形などを双眼鏡で楽しんでみましょう。

5月25日

カッシーニと大型望遠鏡で土星の嵐を同時観測

2010年12月に発見された土星の嵐を探査機「カッシーニ」とヨーロッパ南天天文台の大型望遠鏡が同時に観測し、その詳細な構造を見ることに成功した。この嵐は非常に大きなもので、土星の中の物質移動や風の変化など、様々なものに影響を与えているようだ。

赤外線天文衛星「あかり」に電力異常

赤外線天文衛星「あかり」が、バッテリ蓄電量の低下により、地球の昼側にある時間帯しか電力供給ができない状態に陥っている。2006年に打ち上げられ、目標寿命の3年を超えての運用が行われてきた。

6月25日、26日に都内で「天文愛好者サミット(仮称)」を開催

6月25日と26日、2008年と2010年に行われた「天文同好会サミット」の後継イベントとして、全国の天文愛好者の交流を目的とした「天文愛好者サミット(仮称)」が東京で開催される。来年の金環日食情報や講演、懇親会などが予定されている。

2011年6月の星空ガイド

2011年6月の星空ガイドを公開しました。

投稿画像ギャラリー(6枚)

天の川、月、球状星団M13など6枚を公開しました。

5月24日

「ケプラー10」星に2つめの地球型惑星を発見

これまで見つかった系外惑星の中でもっとも地球に近い大きさを持つ「ケプラー10b」と同じ惑星系に、もう1つの岩石惑星「ケプラー10c」が見つかった。

「はやぶさ」プロジェクトチームがフォン・ブラウン賞を受賞

小惑星探査機「はやぶさ」プロジェクトチームが、アメリカ宇宙開発の祖にちなんだ「フォン・ブラウン賞」を受賞した。史上初の太陽周回天体表面への往復と試料の帰還に成功したことを評価されたものだ。

平塚市博物館がリニューアル

5月21日、神奈川・平塚市博物館のプラネタリウムが22年ぶりに更新され、一般公開となった。初日は急遽臨時上映を3回追加するほどの大入りとなった。

5月23日

【かけはしプロジェクト】震災で弊社ソフトウェア製品を破損・紛失されたお客様へ

弊社ソフトウェア製品のユーザ登録をいただいているお客様で、東日本大震災でソフトウェアを破損・紛失された方につきましては、インストールディスクやマニュアルの再発行などを承ります。

ビクセン 「日食グラス KAGAYAシリーズ」 発売開始(販売終了)

来年、2012年5月21日の金環日食まで約1年。ビクセンよりKAGAYA氏デザインの「日食グラス KAGAYAシリーズ」が発売開始です。花、地球、オーロラ、流星の4種類。枚数限定ですので購入はお早めに。価格 各1,480円

鮮明にとらえられた電波銀河「ケンタウルス座A」の中心ジェット

1200万光年かなたの「ケンタウルス座A」は、電波で観測すると満月の20倍もの大きさと明るさで輝く巨大な電波銀河として知られている。この銀河の中心に存在する巨大ブラックホール近辺から噴き出るジェットをこれまでになく鮮明にとらえた画像が公開された。

「でこぼこさ」が月の歴史を紐解く鍵となれるか?

NASAの月探査衛星「ルナ・リコナサンス・オービター」が取得した画像から、月表面の基準とする領域の長さスケールと表面の粗さに関係がありそうだということがわかった。月が45億年の歴史の中で表面をどのように変化させてきたのか、その歴史を紐解くヒントとなりうる。

月探査の民間ミッションレースに日本チームが参加

「2015年までに月面に無人探査機を送り込む」という民間ミッションのレース「Google Lunar X PRIZE」が開催され、日本を含め世界18ヶ国29チームが参加する。

投稿画像ギャラリー(22枚)

太陽、土星、月など22枚を公開しました。

5月20日

日本では25年ぶりの金環日食まであと1年

2012年5月21日の朝、日本の太平洋側を中心に金環日食が見られる。東京・名古屋・大阪などの都市部でリング状の太陽が見られるほか、金環帯以外の地域でも大きく欠けた様子を全国で観察することができる。

古川さん、6月8日にソユーズで宇宙へ ミッション中継や交信イベント参加者も募集

日本人宇宙飛行士の古川聡さんが搭乗するソユーズ宇宙船が6月8日に打ち上げられることが決定した。JAXAでは、打ち上げやISS入室の中継の配信協力者や交信イベントに参加する団体を募集している。

ALMA日本製7mアンテナが観測所に引き渡し 山頂施設へ

5月2日、南米チリのALMA望遠鏡計画で使用される日本製の7mアンテナ12台のうち1つめが観測所に引き渡された。日本の12mアンテナ4台はすでに引き渡しが完了しており、これから7mアンテナの引き渡しが本格的に進むことになる。

投稿画像ギャラリー(10枚)

ISS太陽面通過、かもめ星雲、オリオン座大星雲など10枚を公開しました。

5月19日

惑星の多くは一人ぼっち?主星を持たない系外惑星を発見

惑星といえば通常恒星の周りを回る天体を指すが、そのような認識を覆す「浮遊惑星」という惑星が発見された。浮遊惑星は主星を持っておらず、今回発見された数を考えるとこうした天体は「星の数より多い」かもしれないことがわかった。

投稿画像ギャラリー(6枚)

土星、月、スカイツリーの星景など6枚を公開しました。

6月12日に都内で「はやぶさ」地球帰還1周年講演会

小惑星探査機「はやぶさ」の地球帰還から1年。1周年前日の6月12日には都内で記念講演会が開催される。川口プロジェクトマネージャの講演や映画「HAYABUSA - BACK TO THE EARTH -」の上映など、「はやぶさ」の魅力をあますことなく伝える豪華な顔ぶれ・内容となっている。

5月18日

彗星が太陽に突入する瞬間

太陽に彗星が突入した瞬間を、太陽観測衛星「SOHO」がとらえた。その突入直後に、たまたまコロナ質量放出が起こっており、まるで彗星突入が原因でコロナ質量放出が起こったように見える面白い映像となっている。

がんばろう!大崎 22日からプラネタリウム復活祭

宮城県の「パレットおおさきプラネタリウム」が、3月11日の震災以来約2か月半ぶりに再開する。再開日の5月22日を含め、5月中の週末には「プラネタリウム復活祭」として無料投影も行われる。

東日本大震災復興への取り組みについて

アストロアーツでは、東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈りするとともに、被災地の一日も早い復興を願って、4月11日に「かけはしプロジェクト」を立ち上げました。これまでに、天文関連施設の被災状況のお知らせや、被災地観望会への「ミニ星座早見工作セット」無償提供、「星ナビ」PDFの無償公開などを行ってきました。

音楽CD 「スターリーテイルズ SOUNDTRACK」6月1日発売(販売終了)

KAGAYAスタジオ制作のプラネタリウム「スターリーテイルズ 〜星座は時をこえて〜」のサウンドトラック。ORIGAが歌う主題歌「Starry Tales」を含む全17曲。姫神が全曲作曲。壮大な星空を駆け抜けるような神秘的なサウンドが心に響き渡ります。6月1日発売 価格1,995円

投稿画像ギャラリー(15枚)

月、M13星団、人工衛星「みどり」「もも1号」など15枚を公開しました。

5月17日

小さな銀河に星の一生絵巻 銀河NGC 4214

1000万光年かなたにある銀河NGC 4214では、若い星の集団が自らを生みだしたガス雲を吹き飛ばし、その青白い輝きが姿を現しつつある。ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた美しい画像を紹介しよう。

「エンデバー号」、最後の打ち上げ成功

スペースシャトル「エンデバー号」が最後の打ち上げに成功した。国際宇宙ステーションに6名のクルーと様々な物資を運び、6月1日に地上に帰還する予定となっている。

小児科病棟で「まあるい星展」 山梨のたけいさきよさん

山梨大学医学部附属病院の小児科病棟では、たけいさきよさん「まあるい星展」の作品展示が行われ、入院する子どもやお見舞いの人々を和ませている。

5月16日

逆行する系外惑星の謎に迫る

太陽以外の恒星の周りを回る系外惑星の中に、中心星に対して逆行運動をしているものが見つかっている。何故このようなことになっているのか理由はわかっていなかったが、シミュレーションによって逆行運動を再現することに成功した。

木星の衛星イオにマグマ層が存在

活火山を持つ木星の衛星イオの地表下にマグマ層が存在することがわかった。2003年に観測を終了した木星探査機「ガリレオ」のデータをもとにした新しい研究により判明したものだ。

投稿画像ギャラリー(19枚)

明け方の惑星集合や月、りょうけん座の球状星団M3など19枚を公開しました。

7月16日、17日に野辺山で第41回彗星会議

7月16、17日に長野県の野辺山観測所で「第41回彗星会議」が開催される。国際天文学連合天文電報中央局のダニエル・グリーン局長と彗星発見者の村上茂樹氏の講演や、参加者による研究発表が行われる。

【かけはしプロジェクト】星ナビ2011年5月号のPDFを無償公開

東日本大震災の被災者の方々を支援する「アストロアーツ かけはしプロジェクト」では、月刊天文雑誌「星ナビ」2011年5月号のPDFを無償で公開しました。一時でも星空を楽しんでもらえる一助となれば幸いです。

5月14日

「はやぶさ HAYABUSA BACK TO THE EARTH」映画館で公開スタート

プラネタリウム番組「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」が映画化、5月14日から全国で上映が始まる。映画用に新しく編成された「HAYABUSA」で、1年前の帰還に思いをはせよう。

5月13日

かに星雲からガンマ線アウトバーストを検出、しかしX線は無反応

NASAのガンマ線天文衛星「フェルミ」が、かに星雲からガンマ線のアウトバーストを検出した。すぐにX線観測衛星「チャンドラ」も観測を始めたが、このアウトバーストの影響と思われるような結果は取得されなかった。なぜガンマ線で検出されてX線で検出されなかったのか、その理由はよくわかっていない。

探査機ドーン、小惑星ベスタを捉えた!

2007年に打ち上げられ、現在小惑星ベスタへの接近を始めている探査機「ドーン」がベスタを捉えた初画像を送ってきた。これによって探査機の位置情報を較正するとともに、8月から始まる科学探査の開始に向けて備えることになっている。

14日から姫路科学館で新番組「流れ星」と「球状星団」

姫路科学館プラネタリウムでは、5月14日から新番組「流れ星をおいかけて」の投影がはじまる。流れ星にまつわる疑問を小さな子どもにもわかりやすく解説した家族向けプログラムだ。6月10日からは一般番組「球状星団」もスタートする。

金井三男のこだわり天文書評

以下の書評を公開しました。宇宙の不思議を楽しむ本/星空の話/ポケット図解 宇宙線と素粒子がよーくわかる本/月のかぐや/ROCKETS

投稿画像ギャラリー(5枚)

いて座の干潟星雲(M8)と三裂星雲(M20)、富士山から昇る天の川など5枚を公開しました。

5月12日

マーズエクスプレスによるニリ谷の新画像

火星探査機「マーズエクスプレス」が、「ニリ谷」の新しい画像を公開した。ニリ谷はイシディス平原の北西にあり、平原の形成と同時期にニリ谷ができたと考えられている。

負けないぞ綺麗な星空! 福島・星の村天文台で21、22日観望会

3月11日の地震で65cm反射望遠鏡が倒壊した福島県田村市の「星の村天文台」が、4月29日から一部再開した。5月21、22日には無事だった望遠鏡を使っての無料観望会が開催される。

地球観測衛星「だいち」が運用終了

地球観測衛星「だいち」(ALOS)が12日午前、運用終了となった。2006年の打ち上げ以来、寿命を超えて地形調査や災害地域監視などで活躍し続けたが、4月22日に電力異常が発生し復旧が試みられていた。

ビクセン 赤道儀・三脚接続アダプター 「GP45→60AD・GP60→45AD」

ビクセンから赤道儀・三脚接続規格統一に伴いアダプターを新発売。旧GP規格赤道儀を新型「SXG-HAL130三脚」などに接合する場合の「GP60→45AD」(特価:4,700円)、新規格(SX規格)の「GP2赤道儀」「GPD2赤道儀」を旧GP規格三脚/ピラー脚に接合する場合の「GP45→60AD」(特価:1,000円)があります。

5月11日

星の材料が逃げていく…噴き出す分子風から銀河成長過程を解明

赤外線天文衛星「ハーシェル」が、銀河から激しく噴き出る分子ガスの風を観測した。星の材料を奪われた楕円銀河の成り立ちを解き明かす重要な観測成果となる。

太陽系最古の物質CAIから新発見の鉱物

隕石の中に見つかっている太陽系最古の物質といわれるCAIから新しい鉱物が発見された。材料科学では良く知られた物質であったが、実際に天然の鉱物として見つかったのは今回が初めて。ハワイ大学のKrot博士から名を取ってクロタイト(Krotite)と名づけられた。

6月12日に大阪で宇宙(天文)を学べる大学合同進学説明会

6月12日、「第4回 宇宙(天文)を学べる大学合同進学説明会」が大阪市立科学館で開催される。天文学を目指す学生を対象に、大学での研究活動の紹介や進学相談が行われる。

投稿画像ギャラリー(10枚)

天の川と桜の星景、月、りゅう座の銀河「NGC4236」など10枚を公開しました。

小惑星による恒星食

6月1日から6月9日までの予報5件を追加しました。

5月10日

2011年5月13日 水星、金星、火星、木星が接近

5月11日〜13日の明け方ごろ、東の低い空で木星、金星、水星、火星が接近します。5月12日には火星以外の3つが3度以内に接近して見え、とくに木星と金星という明るい2つの惑星が大接近しています。4つ全部見るなら、少し離れた火星もふくめ12日よりわずかに狭い範囲で集合する13日がベストタイミングでしょう。視界7度の双眼鏡の同一視野内に見ることができます。また、18日には水星と金星、24日には火星と金星がそれぞれ大接近します。低い空で時間帯も厳しいが、東側の開けた場所で見てみましょう。

星ナビ.com 新天体発見情報 070(2010年5月)
月刊星ナビ2011年6月号に掲載の「新天体発見情報」No.070を公開しました。
タイタンの大気は天体衝突から? 実験とシミュレーションで再現

太陽系で地球以外に唯一厚い窒素大気を持ち、地表には液体メタンの湖や川が存在する土星の衛星タイタン。その大気の形成が今から約40億年前に起こった巨大隕石の重爆撃によるものであることを、東京大学を中心とした研究グループが明らかにした。

NASA、惑星探査の中心ミッション候補3つを発表

NASAは将来の惑星探査ミッションにおけるキーミッションの候補3つを発表した。2012年にこの中から1つを選び、2016年打ち上げを目標に開発が進められる予定である。

5月9日

投稿画像ギャラリー(12枚)

太陽表面やエレーニン彗星、りょうけん座の球状星団M3など12枚を公開しました。

モバイルプラネタリウムで東北に笑顔を 特別投影の実施報告
東日本大震災に伴う被災者・避難者を対象に、モバイルプラネタリウムの出張投影「星空の宅配便」®が4日間にわたり岩手と宮城の2箇所で行われた。
アインシュタインの一般相対性理論を実証する証拠をまた1つ発見

NASAの重力観測衛星Gravity Probe Bによって、一般相対性理論で予想されている測地学的な効果と慣性系の引きずり効果の2つを正確に確認することに成功した。これによって一般相対性理論が正しいとする証拠がまた1つ増えたことになる。

探査機ドーン、小惑星ベスタへの最終接近フェイズへ

2007年に打ち上げられ、小惑星ベスタと準惑星ケレスを訪れる計画となっている探査機「ドーン」が、7月に迫ったベスタへの軌道投入へ向けていよいよ最終接近フェイズへと入った。7月から1年間ベスタの探査を行った後、2015年にケレスの探査を行う予定だ。

5月7日

2011年5月8日 水星が西方最大離角

明け方の東の空で水星、金星、火星、木星が集合していますが、そのうちの水星が、5月8日に太陽からもっとも離れて西方最大離角となります。離れるといっても、日の出30分前の高度が5度とかなり見づらいです。水星と金星が大接近する日でもあるので、東の低空が開けている場所で双眼鏡を使ってまず金星を探し、同一視野内で少し下にある水星を見つけてみましょう。

5月6日

投稿画像ギャラリー(30枚)

土星、衛星「だいち」、M51やM101など春の銀河、宮城の空に昇る鎮魂の天の川と桜、オーロラと南天の星景など30枚を公開しました。

クエーサーで作る遠方宇宙の地図

14000個ものクエーサーを利用することにより、110億光年離れた銀河間雲に存在する水素原子の3次元分布が初めて求められた。2014年にはクエーサーのデータ数を10倍増やすことでより広域かつ詳細な地図を作成することを目標としている。

第1回金環日食シンポジウム参加者募集

全国の広い地域で観察が可能となる2012年5月21日の金環日食まであと1年に迫ったのを機に、日食観察に関する知識や「2012年金環日食日本委員会」の活動方針を紹介する「第1回金環日食シンポジウム」が5月21日(土)に東京で開催される。この「2012年金環日食日本委員会」は、日食観察に関する正しい情報を広める活動を行うために発足された組織である。

5月2日

【特集】2011年5月 明け方の惑星集合

2011年5月は明け方の空に注目。水星、金星、火星、木星の4つが東の空で集まっている様子を見ることができます。低空でしか見られず、しかも夜明け前に起こる現象ですが、早起きして観察に挑戦してみましょう。

ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた小天体同士の衝突

小惑星帯にある小天体シャイラが2010年12月に突然増光した原因は小天体同士の衝突であることが、ハッブル宇宙望遠鏡の観測によってわかった。このような衝突を観測できたのは2回目で、貴重な観測データが得られた。

投稿画像ギャラリー(11枚)

土星、水星、おおぐま座の銀河M109など11枚を公開しました。

2011年5月6日 みずがめ座η流星群が極大

毎年ゴールデンウィークのころに活動するみずがめ座η(エータ)流星群が、5月6日の22時ごろ極大になると予想されています。1時間で5〜10個程度と出現数はそれほど多くありませんが、月明かりの影響がない好条件です。放射点は深夜に昇ってくるので、反対の西の方向を中心に眺めると長い流星が見られるかもしれません。6日深夜から7日明け方を中心に、流星を探してみましょう。

星ナビ6月号は「日月食を見よう」と「シャトル最終打ち上げ」

星空を楽しむための雑誌「星ナビ」2011年6月号が、5月2日(月)に発売されます。6月2日の部分日食&16日の皆既月食の見え方と撮り方を徹底解説しました。今年6月で終了予定のスペースシャトル打ち上げの見学案内は必読です。ほかにもISSの撮影テクニックやイスラム世界の天文学など、幅広いラインアップでお届けします。

野辺山45m望遠鏡とすばる望遠鏡の実習参加者募集

国立天文台の野辺山宇宙電波観測所とすばる望遠鏡が、それぞれ大学生を対象にした観測実習の参加者を募集している。観測結果を使用したデータ処理解析など、天文学の実際にふれることができる。