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更新履歴

2016年5月の更新履歴 バックナンバー一覧

5月31日

1ピクセルあたり80m、史上最高解像度の冥王星画像

探査機「ニューホライズンズ」がとらえた、これまでで最も詳細な冥王星の画像が公開された。窒素の氷で覆われた平原や不規則な形をした山脈、無数の穴の空いた地形などが見られ、それらの形成プロセスなどを研究するうえで大きな助けとなりそうだ。

【レポート】「オートガイド撮影入門」と「デジタルカメラ 月撮影入門」の講習会を開催

5月28日(土)、東京・池袋の池袋コミュニティ・カレッジで天文講習会「ステラショットで始めるオートガイド撮影入門」と「デジタルカメラ月撮影入門(後編)」が開催されました。次回は6月25日(土)に「都市星景写真入門」と「星空写真入門 中級編」の講座を行います。

5月30日

チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星にアミノ酸やリンを検出

探査機「ロゼッタ」の観測により、アミノ酸の一種であるグリシンがチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に見つかった。彗星にグリシンが検出されたのは初めてのことで、彗星などの小天体によって生命の素となる物質が地球へ運ばれた可能性を示す探査結果だ。

2016年6月5日 水星が西方最大離角

明け方の東の低空に見えている水星が、6月5日に太陽から最も離れて西方最大離角となります。日の出45分前で高度4度とかなり低いので、見晴らしの良いところで双眼鏡で探してみましょう。

投稿画像ギャラリー:地球最接近直前の火星など70枚

地球最接近直前の火星、土星、天の川など70枚を掲載しました。

超低倍率で超広視界のガリレオ式双眼鏡 「WideBino28(新型)」 入荷

倍率2.3倍、実視界28度の超低倍率で超広視界を実現したガリレオ式双眼鏡「WideBino28(新型)」が入荷。全面的な改良が施され、従来品より光学性能・実用性・汎用性が大幅にアップ。星座めぐりなど気軽な星空散歩に便利です。笠井トレーディング製 価格16,200円

5月27日

星の形成を妨げる超大質量ブラックホールからの風

星形成が行われておらず中心部の超大質量ブラックホールから時おり風が吹き出すという特徴を持つ、「レッドガイザー」と呼ばれるタイプの銀河の観測から、星形成を妨げる原因となる銀河中でのガスの加熱が超大質量ブラックホールからの風によって引き起こされていることが明らかになった。

2016年6月3日 土星がへびつかい座で衝

宵のころ南東の空に火星やアンタレスと並んで見えている土星が、6月3日に衝となります。一晩中見えるので観察のチャンスです。特集ページもご覧ください。

5月26日

約100万歳の若い星の周囲で惑星形成の新証拠

アルマ望遠鏡の観測データの解析から、100万歳と若い星の周囲のガス円盤に二重の溝が見つかった。すでに知られていた塵の分布に見られる溝と同じ位置に存在しており、ここで惑星形成が起こっているという強い証拠となる結果である。惑星形成には数千万年はかかるとしてきた従来の説を再考する必要があるかもしれない。

JAXA、「ひとみ」の異常事象報告書などを文部科学省へ提出

JAXAは5月24日に開催された「宇宙開発利用部会X線天文衛星「ひとみ」の異常事象に関する小委員会」において、「ひとみ」の異常事象報告書などを提出し、一連の報告を行った。

iステラ FAQ:星図表示が端末の向きに連動しない

iPhone用星図アプリ「iステラ」で星図表示が端末の向きに連動しない場合、iステラでの設定等をご確認ください。

【特集】土星を見よう(2016年)

2016年の土星は、さそり座の北、へびつかい座の領域にあり、6月から9月ごろまで夜空で見やすくなっています。天体望遠鏡で環を観察してみましょう。今年は近くに火星が輝いています。色や明るさ、動きを見比べてみましょう。さそり座のアンタレスも近くにあり、8月下旬には3つの星が並びます。

2016年6月 パンスターズ彗星が6等台

6月にパンスターズ彗星(C/2013 X1)が6等台で見えると予想されています。未明から明け方、南の低空に見えます。見晴らしの良いところで双眼鏡で探してみましょう。

5月25日

HSTがとらえた火星の最新画像と、火星の津波や高層雲に関する研究成果

5月31日の地球への最接近を前に見ごろを迎えている火星を、ハッブル宇宙望遠鏡が鮮明にとらえた。また、34億年前の火星に巨大隕石が2度衝突し大津波が引き起こされた可能性を指摘する研究成果や、火星上空に突然現れる高層雲は宇宙天気の変化と関係があるかもしれないという研究成果も発表された。

2016年6月の星空ガイド

2016年6月の星空ガイドを公開しました。火星、土星が見ごろです。
明け方にパンスターズ彗星(C/2013 X1)が6等台/3日:土星が衝/5日:水星が西方最大離角(明け方の東の低空/11日:月と木星が接近/18〜19日:月と土星が接近

投稿画像ギャラリー:火星、土星など31枚

火星、土星など31枚を掲載しました。

5月24日

フレーム切手「美ら星の島、八重山諸島 石垣島天文台からの贈り物」発売

日本郵便沖縄支社で5月20日、石垣島天文台のフレーム切手が発売された。南十字星や、天文台の上空に伸びる天の川の中を飛ぶ流れ星など、天体、星空をテーマにした10枚がセットになっている。

2016年5月31日 火星が地球と最接近

5月31日、火星が地球と最接近します。約2年2か月ごとに起こる現象で、今回の最接近距離は約7500万kmの中接近です。近くに見えているさそり座のアンタレスと、明るさや赤さを見比べてみましょう。特集ページもご覧ください。

5月23日

複数の惑星を持つ星に不思議な形の塵円盤

複数の惑星を持つ恒星の周りに広がる塵円盤をアルマ望遠鏡が高解像度で観測し、その不思議な形が明らかにされた。惑星の軌道が長期間を経て大きく変わったか、未知の惑星が隠れていることを示唆する結果である。

【訃報】長谷川一郎 東亜天文学会元会長

彗星・小惑星といった太陽系小天体の軌道計算や天体力学、古代天文史の研究者で理学博士の長谷川一郎さんが、5月1日に88歳で永眠されました。

天体撮影ソフト「ステラショット」FAQ「望遠鏡位置マークや座標値が非表示になり、導入補正に失敗」

ステラショットに望遠鏡のマークや座標値が表示されず、導入補正に失敗する場合には、解決例としてUSB-シリアル変換ケーブルの更新等をお試しください。

投稿画像ギャラリー:火星、黒点、天の川など93枚

大きい黒点、地球最接近目前の火星、木星、土星、天の川など93枚を掲載しました。

5月20日

国際宇宙ステーションが地球10万周

1998年に建設が開始され2011年に完成した国際宇宙ステーションが5月16日、地球周回10万回を迎えた。

天文ソフト「ステラナビゲータ10」FAQ「天体データ更新で配信されない天体を星図に表示したい」

ステラナビゲータの「天体データ更新」機能で配信されない彗星や小惑星も、手動で軌道要素データを入力することで新規追加や編集が可能です。

投稿画像ギャラリー:火星、パンスターズ彗星など33枚

火星、パンスターズ彗星(C/2013 X1)、スマホ天体望遠鏡「MoMoPANDA」とiPadで撮影の惑星など33枚を掲載しました。

5月19日

ISSで起こる電子の集中豪雨

国際宇宙ステーションに設置された観測装置CALETによるデータから、ISSが磁気緯度の高い地域を通過する際、数分間にわたり大量の放射線電子が降り注ぐ「電子の集中豪雨」が起こっていることが初めて明らかになった。「オーロラのさざ波」を感じて大気に落とされたバンアレン帯の電子だと考えられている。

銀河群観測の画像に偶然写り込んだチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星

すばる望遠鏡の超広視野主焦点カメラHSCが、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の姿を「偶然」とらえた画像が公開された。

5月18日

銀河の星形成活動制御メカニズム、110億年前と現在で異なる可能性

遠方の銀河に含まれる重元素量と星形成活動の強さの関係を観測調査したところ、重元素量が星形成の強度に関係しないことが示された。これまで近傍の宇宙で知られていた関係とは異なる結果であり、銀河における星形成の理論に新たな疑問を投げかけるものである。

天体撮影ソフト「ステラショット」体験版を更新 オートガイダー制御に対応

オートガイダー制御など1.5アップデータの機能を盛り込んだ体験版を公開しました。

投稿画像ギャラリー:銀河、球状星団など37枚

銀河、球状星団、太陽面を通過する国際宇宙ステーション、木星など37枚を掲載しました。

「ステラショット1.2+QHY5L-II-M 特別限定セット」新発売(販売終了)

天体撮影ソフト「ステラショット」と、オートガイド制御に対応した高感度のCCDカメラ「QHYCCD QHY5L-II-M」のセット。ステラショット・1.5アップデータを収録したCD-R、印刷したオートガイド操作マニュアル付き。これからオートガイド撮影を始めたい人にお勧めです。特価67,000円

5月17日

無名の太陽系天体としては最大、太陽系外縁天体2007 OR10

探査衛星「ケプラー」と赤外線天文衛星「ハーシェル」の観測データから、太陽系外縁天体2007 OR10の大きさが約1500kmと計測され、まだ名前のついていない太陽系内天体としては最大であることが明らかになった。

5月16日

イオの周囲に見られるプラズマトーラスの加熱

惑星観測用宇宙望遠鏡「ひさき」が、木星の衛星「イオ」の大気から宇宙空間に放出されてプラズマ状態となったガスを観測し、とくにイオの周りでプラズマが非常に高温となっていることを明らかにした。プラズマ加熱のメカニズムを解明する手がかりになると期待される。

2016年5月22日 火星がさそり座で衝
宵のころ南東の空で明るく輝いている火星が、5月22日に衝となります。31日に地球と最接近するので明るく見えており、天体望遠鏡で模様を観察するチャンスです。特集ページもご覧ください。
2016年5月22日 月と土星が接近

5月22日の宵から23日の明け方にかけて、月齢16の丸い月と土星が接近して見えます。右のほうには2つの赤い星、火星とアンタレスも並んでいて、4天体の集合を見ることができます。

投稿画像ギャラリー:木星など72枚

木星、パンスターズ彗星(C/2013 X1)、火星・土星・アンタレス集合など72枚を掲載しました。

5月13日

ケプラー発見の天体1284個を新たに系外惑星と確認

系外惑星探査衛星「ケプラー」がこれまでに発見してきた惑星候補のうち、新たに1284個が系外惑星であると確認された。ハビタブルゾーンに位置するものも9個含まれている。

ステラナビゲータ活用事例「火星をシミュレーション」

2016年5月31日、約2年2か月ぶりに火星と地球が最接近します。火星の模様を観察する好機です。肉眼ではさそり座の1等星アンタレスと色や明るさを競い合う様子が美しく眺められます。ステラナビゲータで、火星の模様や動きをシミュレーションしてみましょう。

ステラナビゲータFAQ「太陽や月が歪んで表示される」

ステラナビゲータ10ではVer.9とは異なり、太陽・月の形が視野周縁部ではややつぶれた楕円形状となります。これは、より正確なシミュレーションに即した表示とするための仕様です。

投稿画像ギャラリー:火星、銀河など50枚
明るく大きくなってきた火星、春の銀河など50枚を掲載しました。

5月12日

130億光年彼方の銀河の分布図を作成、大規模構造の成長速度の測定に成功

すばる望遠鏡を用いた銀河サーベイ「FastSound」により、130億光年もの遠距離にある約3000個の銀河までの距離に基づく宇宙3次元地図が作られた。地図中で銀河の運動を詳しく調べることで、大規模構造が成長していく速度が初めて測定され、遠方宇宙でも構造形成速度が一般相対性理論の予想と一致することが確かめられた。

太陽観測衛星「ひので」「SDO」がとらえた水星の太陽面通過

5月9日に水星の太陽面通過が起こった。日本では夜間の現象で見られなかったが、アメリカやヨーロッパで観測されたほか、太陽観測衛星「ひので」や「SDO」も軌道上からこの現象をとらえた。

5月11日

メッセンジャー観測のデータから作成、水星全球の立体モデル

NASAの水星探査機「メッセンジャー」が取得したデータから、初めて水星全球の立体モデルが作られた。水星全体の地形が驚くほど詳細にわかり、水星の地質学的な歴史を解明していく道が開かれた。

投稿画像ギャラリー:木星、火星、星雲・星団など60枚

木星、火星、様々な彗星、星雲・星団・銀河など60枚を掲載しました。

5月10日

アルマ望遠鏡、銀河中心ブラックホールの質量を精密に計測

アルマ望遠鏡による観測で、7300万光年彼方の銀河の中心に存在する超大質量ブラックホールの質量が精密に測定された。天の川銀河以外の銀河に存在する超大質量ブラックホールの質量測定としては、最も高精度な観測例の一つとなる。

ステラショット1.5アップデータ公開 オートガイダーやタカハシTemma2Zに対応

天体撮影ソフトウェア「ステラショット」をアップデートする「1.5アップデータ」を公開しました。新たにオートガイダーの制御機能が追加され、QHYCCDおよびStarlight Xpressの計5機種に対応しました。またタカハシTemma2Zの望遠鏡制御にも対応しています。

星ナビ.com 中野主一さん「新天体発見情報 129」

月刊『星ナビ』2016年6月号に掲載の「新天体発見情報」No.129(ウェブ版)を公開しました。

5月9日

超低温の矮星の周りに、生命が存在しうる地球サイズの惑星3つを発見

地球から40光年の距離にある超低温の矮星の周りに3つの惑星が見つかった。いずれも大きさや温度が金星や地球に似ており、これまでに発見された系外惑星の中で最も生命探索に適したターゲットといえる。

2016年5月15日 月と木星が接近

5月15日の夕方から16日の未明にかけて、月齢9の月と木星が接近して見えます。並んだ様子を肉眼や双眼鏡で眺めたり、天体望遠鏡でそれぞれを拡大観察したりしてみましょう。

投稿画像ギャラリー:アルデバラン食など74枚

8日夕方に見られたアルデバラン食、火星、準惑星マケマケ、夏の星雲星団など74枚を掲載しました。

5月6日

スペースX社、火星探査ミッションの計画を発表

スペースX社は4月27日、民間企業としては初となる火星探査ミッションの計画を発表した。探査機「レッド・ドラゴン」を2018年に打ち上げ予定という。

【特集】火星を見よう(2016年5月31日 地球最接近)

2016年5月31日、約2年2か月ぶりに火星と地球が最接近します。約7500万kmまで近づく中接近で、この前後の期間は比較的大きく見えるので、火星の模様を観察する好機です。この時期、火星はさそり座の近くを動いており、1等星アンタレスと並んで見えます。2つの星が赤さ、明るさを競い合う様子は肉眼でも美しく眺められます。近くには土星も輝いています。

投稿画像ギャラリー:みずがめ座η流星群、惑星など86枚

みずがめ座η流星群、木星、火星、土星、リニア彗星(252P)など86枚を掲載しました。

5月2日

ハッブル宇宙望遠鏡、打ち上げ26周年

4月26日にハッブル宇宙望遠鏡が打ち上げから26年目を迎えた。記念日のお祝いとして公開されたのは、宇宙に浮かぶ巨大な泡「バブル星雲」の画像だ。

黒部市吉田科学館のプラネタリウムがリニューアルオープン

富山県黒部市の黒部市吉田科学館のプラネタリウムが4月29日にリニューアルオープンした。

【レポート】「天体画像処理超入門」と「デジタルカメラ 月撮影入門」の講習会を開催

4月30日(土)、東京・池袋の池袋コミュニティ・カレッジで天文講習会「ステライメージ7 天体画像処理超入門」と「デジタルカメラ月撮影入門(前編)」が開催されました。次回は5月28日(土)に、「ステラショットで始めるオートガイド撮影入門」と「デジタルカメラ「月」撮影入門(後編)」の講座を行います。

星ナビ6月号は「火星準大接近」と「金星探査機「あかつき」」

星空を楽しむための月刊「星ナビ」2016年6月号は、5月2日(月)発売です。5月31日に火星が地球に最接近。天体望遠鏡での表面模様の観察方法や、土星やアンタレスとの接近スケジュールを案内します。また、金星探査機「あかつき」のミッションも本格化し、しばらく「惑星」から目が離せません。

動画で学ぶデジカメ画像処理・第22回「「コンポジット」して高画質に」

『星ナビ』連載記事「星の写真調整」に掲載した画像を使って実際の写真調整の工程を実演・解説した動画です。解説は『星ナビ』と同じく、天体写真家の中西昭雄さんです。
第22回では同じ被写体を複数枚撮影した画像を重ね合わせることで画質を向上させる「コンポジット」について、ステライメージで対象画像を指定する方法や位置合わせのやり方を解説します。

投稿画像ギャラリー:熊本で撮影の天体画像、「ひとみ」の光跡など93枚

熊本で撮影された天体画像、「ひとみ」の光跡、木星、リニア彗星(252P)、球状星団など93枚を掲載しました。