Location:

更新履歴

2015年5月の更新履歴 バックナンバー一覧

5月29日

ますます鮮明に!氷か塩か、ケレスで輝く謎の光点

準惑星ケレスを周回中の探査機「ドーン」が、ケレスの地表に見られる謎の光点をさらに低い高度からとらえた。

大質量星形成領域が銀河面から遠ざかる様子をVERAで観測

天の川銀河の立体地図を作るVERAプロジェクトの観測で、はくちょう座方向にある大質量星形成領域が銀河面から遠ざかる動きなどが精密に測定された。この運動は、領域付近に広がる巨大バブル構造の膨張を反映したものとみられる。

5月28日

地球からのプラズマ大気流出、太陽活動との関連を一歩解明

極風(ポーラーウィンド)と呼ばれる地球の極域からの電離大気流出現象は、太陽活動の変化にはほとんど影響されないことが、人工衛星の観測データから明らかにされた。オーロラや磁気嵐といった現象や惑星の大気流出についての理解を進める研究成果で、系外惑星の研究にも応用が期待される。

2015年6月1日 月と土星が接近

6月1日から2日にかけての夜、月齢14の丸い月のすぐ下に土星が接近して見えます。肉眼でも見えますが、双眼鏡や天体望遠鏡で月の模様や土星の環などを眺めるとより一層楽しめるでしょう。

投稿画像ギャラリーにラヴジョイ彗星など33枚

土星、北極星に接近中のラヴジョイ彗星など33枚を掲載しました。

マクストフカセグレン入門機 「Kasai PICO-8 星ナビ初めて セット」 新発売(販売終了)

笠井トレーディング製の口径8cm F11.3 マクストフカセグレン鏡筒「Kasai PICO-8」に31.7mm天頂プリズム、アイピース2本(PL-25mm、PL-9mm)を加えた“星ナビ初めて”セット。鏡筒底部には標準規格幅のアリガタにカメラネジが設けられ、さまざまな市販経緯台・赤道儀、カメラ三脚などに搭載可能。シャープな像で星雲星団観測から惑星観測まで対応可能した入門機です。特価25,920円

5月27日

KISSプロジェクト、かみのけ座方向に今月2個目の超新星発見

長野県木曽観測所の超新星探査プロジェクトで5月19日、かみのけ座の方向に超新星が発見された。同プロジェクトでは10日にも同じかみのけ座方向に超新星を発見したばかりで今月2個目、通算では24個目の発見となる。

こだわり天文書評「宇宙誌」「メシエ天体ビジュアルガイド」など8冊

金井三男さんによるレビュー「宇宙誌」「次の大量絶滅を人類はどう超えるか」「相対性理論が描く宇宙の未来」と、星ナビ5月号掲載の「ビジュアル大宇宙」「星空の図鑑」「メシエ天体ビジュアルガイド」「宇宙の絶景」「明日からやる気がでる!星空名言集」のレビューをアップしました。

投稿画像ギャラリーに土星、ラヴジョイ彗星など32枚

土星、北極星に接近中のラヴジョイ彗星、夏の星雲など32枚を掲載しました。

5月26日

巨大星のゆりかごと巨大なガスの渦巻き

アルマ望遠鏡による観測で、巨大星が集団で誕生しているとみられる場所に、高密度のガスの塊を取り巻く3光年を超えるガスの腕が見つかった。ガスの腕が巨大星のゆりかごであることを示しており、巨大星がどのようにガスを獲得して成長していくのかを明らかにする観測成果である。

2015年6月の星空ガイド

2015年6月の星空ガイドを公開しました。

5月25日

紫外線パルスから探るIa型超新星の起源

3億光年彼方の超新星の観測から、紫外線の明滅が検出された。2通りの説があるIa型超新星の起源のうち、白色矮星に伴星からのガスが降着して爆発に至るという過程を示すものだ。

2015年5月下旬 金星とポルックスが接近

5月下旬から6月上旬の夕方から宵のころ、西の空で宵の明星・金星とふたご座のポルックスが接近します。最接近は5月29日ごろです。

投稿画像ギャラリーに土星、天の川、球状星団、銀河など79枚

太陽、月、土星、天の川、球状星団、銀河など79枚を掲載しました。

トミーテック 「M57ヘリコイドDXII【7761】」新発売

トミーテックから縮長わずか27mmの薄型の直進式ヘリコイドが新発売。コンパクトなのに伸縮量は17mmを確保。従来品より微妙なピント合わせが可能です。特価29,800円

5月22日

天体撮影ソフトウェア「ステラショット」6月19日発売予定 予約開始

天体望遠鏡とデジタルカメラを制御して手軽に天体撮影を行えるソフトウェア「ステラショット」の予約受け付けを開始。第一弾はキヤノン製デジタル一眼レフカメラ対応版になります。予約いただいた方にはアストロアーツロゴ入り「ラップクッション」をプレゼント! 6月19日発売予定 価格39,744円

5月21日

天体撮影を強力にアシストするPC用ソフト「ステラショット」6月19日発売

自動導入機能をそなえた赤道儀や、PCからの制御もできる高感度・高精細デジタル一眼レフカメラといった高度な機材が簡単に手に入るようになりました。そんな最新の機器を徹底的に活用し、思い描いた通りの天体写真撮影を強力にアシストするソフトウェア「ステラショット」を6月19日に発売します。

初発見、クエーサー・カルテット

米・ハワイのケック天文台の観測から、遠方宇宙の4つのクエーサーが見つかった。重力レンズ効果で作られる4重像とは違い、別々のクエーサーが4つ近接するようすが見つかったのは初めてだ。それぞれの中心には活発な超大質量ブラックホールが存在している。

投稿画像ギャラリーに月、ラヴジョイ彗星など23枚

月、ラヴジョイ彗星(C/2014 Q2)、星雲・星団など23枚を掲載しました。

5月20日

KISSプロジェクト、かみのけ座方向に超新星を発見、板垣さんも発見

長野県木曽観測所の超新星探査プロジェクトで、かみのけ座の方向に超新星が発見された。山形県の板垣公一さんも同じ天体を発見している。

5月19日

エウロパ表面の筋模様は海塩かもしれない

木星の衛星エウロパの表面には、長く伸びた無数の筋模様が見られる。地上での環境再現実験から、この模様は地下の海から地表にもたらされた塩かもしれないということがわかった。

2015年5月23日 土星がてんびん座で衝

宵のころ南東の空に見える土星が、5月23日に衝となります。一晩中見えるので観察の好機です。天体望遠鏡で大きく開いた環を観察してみましょう。

投稿画像ギャラリーに天の川、アンタレス付近など19枚

北極星に接近しているラヴジョイ彗星(C/2014 Q2)、天の川、アンタレス付近など19枚を公開しました。

5月18日

「宇宙の恐竜の卵」、アルマが原始巨大星団を発見

宇宙で最も古い天体の一つである球状星団は、数多く見られるが生まれたばかりものは非常にまれで、形成プロセスもわかっていない。アルマ望遠鏡の観測により、今まさに誕生しようとしている球状星団かもしれない天体が発見された。

投稿画像ギャラリーに太陽、ラヴジョイ彗星など32枚

太陽、小惑星、ラヴジョイ彗星(C/2014 Q2)、銀河など32枚を掲載しました。

タイムラプス動画撮影に特化 「ナノ・トラッカー TL」5月25日発売予定(販売終了)

タイムラプス動画撮影に特化した「ナノ・トラッカー TL」が登場。ハンドコントローラーの速度調整ツマミとスイッチで回転速度を6段階に、また回転方向も変更できます。外部電源ポート(USB mini-Bタイプ、ケーブル別売)でUSB電源からも駆動可能に。サイトロンジャパン製 特価 32,184円 5月25日発売予定

オートガイダーポートを追加 「ナノ・トラッカー AG」 5月25日発売予定(販売終了)

コンパクト赤道儀ナノ・トラッカーに、オートガイダーポートと外部電源ポートを搭載した「ナノ・トラッカー AG」が登場。中望遠レンズを使った星雲・星団の撮影など、より高度な撮影が可能になりました。サイトロンジャパン製 5月25日発売予定 特価 32,184円

USB電源からも駆動可能に 「NEW ナノ・トラッカー」 新発売(販売終了)

手のひらサイズのコンパクト赤道儀「ナノ・トラッカー」の後継機種が登場。ハンドコントローラーに「外部電源ポート」(USB-miniBタイプ、 ケーブルは別売です)が追加になり、乾電池の他、USB電源からも駆動可能になりました。サイトロンジャパン製 特価 26,784円

5月15日

ニューホライズンズがとらえた冥王星の衛星たち

探査機「ニューホライズンズ」の冥王星最接近まで残り約2か月となった。先日冥王星と衛星「カロン」をとらえたニューホライズンズが、近年発見された残る4つの衛星「ヒドラ」「ケルベロス」「ニクス」「ステュクス」を撮影し、その動画が公開された。

電波で観測しても黒い、太陽の黒点

国立天文台などの共同研究グループが野辺山45m電波望遠鏡で太陽を観測し、ミリ波で見た太陽黒点の中心部が周囲より暗い「黒い点」であることを初めて立証した。太陽の黒点は電波でも黒いようだ。

投稿画像ギャラリーに太陽、日本の人工衛星、ラヴジョイ彗星など32枚

太陽、日本の人工衛星、ラヴジョイ彗星(C/2014 Q2)、天の川など32枚を掲載しました。

日の出光学製低倍率双眼鏡 「ヒノデ 5×20-A4」 新発売(販売終了)

口径20mmで倍率5倍、実視界11度、重さ266gの軽量でコンパクトなポロプリズム双眼鏡「ヒノデ 5×20-A4」が新発売。星雲星団の観察には力不足ですが、星座の星の並びを追ったりと、低倍率ならではの星空観察を楽しめます。日の出光学製 価格 13,824円

5月14日

超新星爆発での元素合成シナリオを支持、r過程元素の起源解明へ前進

理化学研究所などの研究チームが、中性子を大量に取り込んだ原子核110個を人工的に生成し、その寿命(半減期)を高精度で測定することに成功した。爆発的天体現象で金やウランなどの重い元素が一気に作られる「r過程」を解明する重要な鍵となる。

ケンコー・トキナー製家庭用プラネタリウム 「NEWスターミュージアム NSM-03」新発売

天井いっぱいに広がる満天の星空を家族で気軽に観賞できる家庭用プラネタリウム「NEWスターミュージアム NSM-03」が新発売。3つのフィルムが付属し、日時を指定して、北半球だけでなく南半球の星空を再現します。色はホワイトとブラックの2種類。単3形乾電池3本(別売)ケンコー・トキナー製 価格 各9,860円

5月13日

すばる望遠鏡で迫るスーパーフレア星の正体

恒星表面の超巨大な爆発現象「スーパーフレア」が見つかった太陽型星のスペクトルを詳細に分析した結果、太陽とよく似た星でも巨大黒点が生じればスーパーフレアを起こしうるということが突き止められた。

油井さんの宇宙行き、7月下旬を目標に延期

油井亀美也宇宙飛行士が搭乗するソユーズ宇宙船について、ロシア連邦宇宙局は、今月27日に予定されていた打ち上げの延期を公式発表した。

【訃報】西村製作所 代表取締役社長 西村有二さん

望遠鏡メーカー株式会社西村製作所の代表取締役社長、西村有二さんが、5月8日午後10時18分に永眠されました。

投稿画像ギャラリーにラヴジョイ彗星など24枚

ラヴジョイ彗星(C/2014 Q2)、春の銀河など24枚を掲載しました。

5月12日

ケレスの明るい光点は氷?

今年2月に探査機「ドーン」がとらえた準惑星ケレスの光点の正体は、発見から3か月が過ぎた今でもはっきりとはしていないが、高解像度の観測から、複数の小さな点が集まっているものであることが明らかになってきた。氷が存在する可能性もあるという。

野口さん、ふたご座の銀河に超新星を発見

千葉県の野口敏秀さんが5月2日、ふたご座の銀河に超新星を発見した。野口さんの超新星発見は2009年以来2個目。

国立天文台、特設サイト「多波長で観る宇宙」を公開

国立天文台が特設サイト「多波長で観る宇宙」を公開した。異なる波長で観測された「アンテナ銀河」の姿を入り口に、さまざまな波長で観た想像を超える宇宙の多彩さを楽しみながら、多波長観測の科学的意義や重要性を理解できる内容だ。

5月11日

アンドロメダ銀河の周囲に広がる巨大ハロー

ハッブル宇宙望遠鏡による観測から、アンドロメダ座大銀河の周囲に広がるハローが従来の測定よりもはるかに大きいことが明らかになった。ハローは銀河から100万光年も広がっており、もし目で見ることができれば差し渡し満月100個分にも達するという。

白井市文化センターのプラネタリウムがリニューアルオープン

5月2日、千葉県・白井市文化センターのプラネタリウムがリニューアルオープンした。デジタル式プラネタリウムはアストロアーツの「ステラドームプロ」が導入されている。

投稿画像ギャラリーに水星、木星、彗星など32枚

夕空の水星、木星、ラヴジョイ彗星(C/2014 Q2)など32枚を掲載しました。

5月8日

赤方偏移7.730、もっとも遠い銀河の記録更新

確実性の高い手法で求められたものとしてはこれまでで最遠方となる、赤方偏移7.730の銀河が発見された。およそ131億年前の初期宇宙に存在する銀河の姿だ。

ガンマ線バーストが起こりそうで起こらない超新星

超新星爆発には、宇宙最大規模の爆発現象であるガンマ線バーストが発生するものとしないものがある。両者の中間にあたる天体は長い間推測されてきたものの未発見のままであったが、2012年に見つかった超新星がこの天体に相当するのかもしれない。

板垣さんがペガスス座に超新星を発見、今年3個目

山形県の板垣公一さんが4月25日、ペガスス座の銀河に超新星を発見した。板垣さんの超新星発見は今年3個目、通算103個目となる。

投稿画像ギャラリーに黒点群、木星、ラヴジョイ彗星など18枚

活発な黒点群、木星、ラヴジョイ彗星(C/2014 Q2)、星雲・星団など18枚を掲載しました。

5月7日

宇宙初期から現在に至る世界最大規模のダークマターシミュレーション

スーパーコンピュータ「京(けい)」と「アテルイ」を使って、世界最大規模の宇宙構造形成の大規模シミュレーションが行われた。宇宙初期から現在に至る約138億年間にダークマターが作り出した宇宙の構造とその進化の過程が、従来を格段に超える精度で明らかになっている。

国立天文台の4D2Uドームシアターがリニューアル公開

国立天文台三鷹キャンパスの4次元デジタル宇宙(4D2U)ドームシアターが2014年秋から行っていた設備の更新作業を完了させ、4月より新上映システムでの公開を再開した。

7月20日に大阪で「第5回高校生天文活動発表会」

7月20日(月・祝)、大阪市の大阪教育大学で「第5回高校生天文活動発表会−天文高校生集まれ!!−」が開催される。

投稿画像ギャラリーに月、水星、土星、天の川など69枚

太陽、月、夕空の水星、木星、土星、天の川など69枚を掲載しました。

5月1日

探査機メッセンジャー、ミッションを終了し水星に落下

探査機「メッセンジャー」が1日朝、水星に落下し、4年にわたるミッションを終了した。

ISS補給機「プログレス」にトラブル、ISSへのドッキングを断念

4月28日に打ち上げられた宇宙ステーション補給機「プログレス」が制御不能に陥ったことについて、ロシア連邦宇宙庁(ロスコスモス)はISSへのドッキング断念を公式発表した。

星ナビ6月号は「彗星核に迫る」と「北大西洋〜北極海皆既日食」

星空を楽しむための月刊「星ナビ」2015年6月号は、5月2日(土)発売です。
極寒のコロナをもとめて、極北の地へ飛んだ日食ファンたちのレポートを紹介します。注目は彗星核の驚くべき姿を届けてくる探査機ロゼッタ。活発になっていく彗星活動から目が離せません。

動画で学ぶデジカメ画像処理・第10回「「比較明合成」で撮る「都市星景」」

『星ナビ』連載記事「星の写真調整」に掲載した画像を使って実際の写真調整の工程を実演・解説した動画です。解説は『星ナビ』と同じく、天体写真家の中西昭雄さんです。
第10回は光害のある市街地でも星空と夜景を写し込むことができる「比較明合成」という手法を使って都市の星景写真をステライメージで作る方法を解説します。

6月14日に都内で日食報告会

6月14日(日)、東京・台場で日食報告会が開催される。今年3月に見られた皆既日食の振り返りや、来年2016年3月のインドネシア・北太平洋皆既日食(日本では部分日食)の情報共有などが行われる。

投稿画像ギャラリーに木星、ガリレオ衛星の相互現象、土星など25枚

木星、エウロパによるイオの掩蔽、土星、散光星雲など25枚を掲載しました。