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更新履歴

2009年5月の更新履歴 バックナンバー一覧

5月29日

新火星探査車、名前は「キュリオシティ」

NASAは、2011年に打ち上げる火星探査車の名前を「キュリオシティ」(Curiosity、好奇心の意味)とすることを発表した。この名前は、全米の学生から寄せられた9000件以上の応募の中から選ばれた。

星ナビ別冊「日食観測マニュアル 安全に太陽をみる『日食メガネ』付き」予約受付中(販売終了)

7月22日、国内では46年ぶりに見られる皆既日食(全国で部分日食)の観測データや観察、撮影の仕方、さらにはペルセウス座流星群、土星の環、しし座流星群など、この夏から秋にかけての天文現象も解説した星ナビ別冊ムック。部分日食を安全に見るための「日食グラス」付き。6月中旬発売、予約受付中。価格980円

コロナ撮影に適した「BLANCA-70ED・直焦点アダプター・カメラマウントセット」(販売終了)

笠井トレーディング扱いの高精度EDアポクロマート鏡筒「BLANCA-70ED」、2インチ直焦点アダプター、カメラマウントのセット商品。カメラマウントはキヤノンEOS、ニコンF&Ai、ペンタックスK用があります。日食中のコロナ撮影に適した鏡筒には機内持ち込みにも便利なアルミフレームキャリングケースと、鏡筒バンド不要で写真撮影や標準規格アリミゾに取り付けできるマルチ架台取付用台座が付属。価格54,400円

予測よりもずっと小さかったM87銀河の外縁部

ヨーロッパ南天天文台(ESO)のVLT干渉計が楕円銀河M87を観測した。その結果、銀河の外縁部が、予測よりずっとせまいことが明らかとなった。どうやら、銀河の外縁部はずっと以前に何かの影響を受けて、はぎとられてしまったようである。

天体画像ギャラリー

土星ギャラリー、木星ギャラリー、その他一般投稿画像ギャラリーを更新しました。

5月28日

ペルーで活躍の天文学者・石塚睦さんが瑞宝小綬章を受章

ペルー在住の日本人天文学者・石塚睦さんが、2009年春の叙勲で、瑞宝小綬章を受章された。石塚さんは、ペルーの国立プラネタリウムやワンカイヨ宇宙電波観測所、イカ教育天文台の設立など数々の計画を通して、半世紀以上にわたりペルーにおける天文学の普及啓発活動を進めてきた。

ALMAで干渉計実験に成功

日本が参加している国際望遠鏡プロジェクト「アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計」(ALMA)で、4月30日に北米製と日本製2つのアンテナを結合させて、天体からの電波を受信する実験が行われた。実験は成功し、アンテナやハードウェアが「干渉計」として働くことが確認された。

5月27日

金井三男のこだわり天文書評(天文関連書 新刊情報)

新刊情報
「星座・天文 萌えて覚える宇宙の基本」
「発見 宇宙ってこんな! 基礎から最先端まで」
「イメージできる相対性理論 曲がった空間・時間と徹底的に向き合おう」

新着レビュー
「星を追い、光を愛して 19世紀科学界の巨人、ジョン・ハーシェル伝」
「完全ガイド 皆既日食」
「THE知(マルチ)検定 天文検定」
「生命と地球の歴史」
「Sky & Telescope's Pocket Sky Atlas」

天体画像ギャラリー

2009年 若田さん搭乗のISSギャラリー、木星ギャラリー、その他一般投稿画像ギャラリーを更新しました。

「ひので」新作DVD「太陽のなぞに迫る」リリース

太陽観測衛星「ひので」の成果をまとめた、第2作目のDVD「太陽のなぞに迫る 〜太陽観測衛星ひのでが解き明かす新たな太陽〜」がリリースされた。今回のDVDは、前作に比べてよりわかりやすい一般向けの内容となっている。また、小中学校の授業などで教材として利用できるようよう指導テキストなどが収録されている。

金星探査機PLANET-C、キャンペーンのパートナーや事業企画を公募

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2010年度に金星探査機PLANET-Cを打ち上げる。ミッション応援キャンペーンを実施するにあたり、JAXAと共同でキャンペーンを実施するパートナーおよび事業企画の公募を行っている。

5月26日

M83中心部に星形成の現場を発見

国立天文台 野辺山宇宙電波観測所のミリ波干渉計が、渦巻銀河M83の中心部分における一酸化炭素とシアン化水素を観測し、大量の分子ガスや塵に覆い隠された星形成の現場を特定することに成功した。

アトランティス号、無事地球に帰還

米国中部夏時間5月24日、ハッブル宇宙望遠鏡の修理を果たした宇宙飛行士を乗せたスペースシャトル「アトランティス号」(STS-125)が、2回の延期の末に無事帰還した。

5月25日

太陽の観察がすぐに始められるオールインワンモデル「太陽観察セット2009」(販売終了)

経緯台式架台と80mm屈折式鏡筒の組み合わせに、太陽投影板をプラス。太陽黒点や日食の観察がすぐに始められる、オールインワンのセットがビクセンから新発売。安全性を配慮し、ファインダーは集光しないスポットファインダーを採用。また専用の太陽観察用説明書が付属します。特価65,300円。

天体画像ギャラリー

ギャラッド彗星(C/2008 Q3)ギャラリー、2009年 木星ギャラリー、その他一般投稿画像ギャラリーを更新しました。

星空ガイド 6月の星空解説

21日が夏至なので夜明けも早いが、早起きできて天気に恵まれたなら、明け方の空に注目しよう。6日に西方最大離角となる明けの明星・金星は、20日に月や火星と並ぶ。21日は月とプレアデス星団が接近。一方、宵の空では春の星座が高く輝き、土星が観望シーズンの終盤にさしかかる。

すばる望遠鏡、系外惑星の撮影に成功!

大阪大学、神戸大学、国立天文台などの研究者からなるチームが、すばる望遠鏡が2002年にとらえた恒星HR 8799の画像を解析したところ、一番外側の軌道をまわる惑星の姿が検出された。

ISSで尿を再生処理した水の飲用を開始

日本時間5月21日(以下同様)、国際宇宙ステーション(ISS)では、若田光一さんら3人の長期滞在員が、水再生システム(WRS)を使って尿を再生処理した水の飲用を始めた。

「星空の詩 2009」映像と音楽のコラボレーションライブ

6月26日(金)渋谷で、シンガーソングライター清田愛未さんの歌と自然写真家 牛山俊男さんの映像によるコラボレーションライブ「星空の詩 2009」が開催される。清田さんは、プラネタリウム音楽をはじめ、星空関連の活動を精力的に行っており、ライブでは牛山さんによる美しい映像と、清田さんの音楽をいっしょに楽しむことができる。

小惑星による恒星食

5月22日

「かぐや」、6月11日に月面落下

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、月周回衛星「かぐや(SELENE)」の運用を終えて6月11日に月面へ落下させると発表した。日陰の部分に落下するため、衝突の閃光を地球から観測できるかもしれない。

6月27日に連星系横浜研究会を開催

連星系に関心を持つ人の情報交換や交流を主な目的とした連星系横浜研究会が6月27日に行われる。

5月21日

若田さん、「魔法のじゅうたん」で飛行?

宇宙飛行士 若田光一さんは5月15日に、水鉄砲や目薬、じゅうたんに見立てた布などを使った「おもしろ宇宙実験」を実施し、その動画が宇宙航空研究開発機構(JAXA)のウェブページで公開された。

ステライメージ Ver.6:よくある質問と回答(FAQ)
厚木市子ども科学館 プラネタリウムスペシャルウィーク

神奈川県厚木市子ども科学館のプラネタリウムでは、これまで活躍してきた投影機GX-AT型が6月14日で引退する。同館では、6月1日から引退までの2週間をスペシャルウィークとし、観覧者にもれなく過去の投影で使用したスライドフィルムをプレゼントする。

5月20日

2009年5月27日 木星と海王星が大接近

深夜から明け方にかけて木星が見えていますが、その近くに海王星もあります。5月27日の最接近時には木星と海王星の間隔が30分角未満となり、100倍の望遠鏡でも同時に見られるほどの大接近となります。双眼鏡では長期間にわたって同時に見られます。

ハッブルの修理終了、観測再開は4か月後

スペースシャトル「アトランティス号」によるハッブル宇宙望遠鏡(HST)の修理ミッション(STS-125)が完了し、HSTはロボットアームから切り離された。機器の試験や調整を経て、約4か月後には観測を再開する予定だ。

ステライメージ Ver.6・6.0cアップデータを公開

天体画像処理ソフト「ステライメージ Ver.6」がバージョンアップ。多数のRAWデータ読み込みに対応した、Ver.6.0cへのアップデータを無償公開しました。

天体画像ギャラリー

一般投稿画像ギャラリーを更新しました。

【特集】2009年7月22日 皆既日食

中国・トカラ日食まであと2か月。皆既日食ツアーの最新情報や皆既日食の撮影方法を掲載。今後も順次更新を続けます。自宅周辺で部分日食を観察する方のためのコンテンツも増やしていきますのでご期待ください。

5月19日

星職人 南緯45度の星空案内人

米戸氏のスターウオッチングツアーでは、参加者が「まさかあのような夜空が見られるとは!」と驚嘆の声をあげるそうです。空気のきれいな現地では、太陽がオレンジ色にならず、望遠鏡で見るシリウスがまぶしくて長い間のぞいていられないとか…。今回も、南半球の空の美しさやそれにまつわる興味深いお話満載です!

5月18日

ハッブル修理ミッション、順調に進む

ハッブル宇宙望遠鏡の修理ミッション(STS-125)は、米国東部夏時間(以下同様)15日から17日にかけて計3回の船外活動が行われた。掃天観測用高性能カメラ(ACS)や宇宙望遠鏡撮像分光器(STIS)の修理が完了し、船外活動も残すところあと1回となった。

天体画像ギャラリー

2009年 若田さん搭乗のISSギャラリー、2009年 土星ギャラリー、コプフ彗星(22P)ギャラリー、その他一般投稿画像ギャラリーを更新しました。

5月15日

ヨーロッパの2機の天文衛星、宇宙へ

ESA(ヨーロッパ宇宙機関)は5月14日に、赤外線天文衛星「ハーシェル」と宇宙背景放射観測衛星「プランク」を搭載したアリアン5ECAロケットの打ち上げに成功した。

ハッブルの新カメラ、取り付け完了

ハッブル宇宙望遠鏡の修復ミッション(STS-125)で、米国東部夏時間(以下同様)14日(日本時間15日)に、1回目の船外活動が行われた。広視野/惑星カメラ3(WFPC3)が取り付けられ、科学データを送信するシステムの交換も完了した。

天体画像ギャラリー

李・スワン彗星(C/2009 F6)ギャラリー、その他一般投稿画像ギャラリーを更新しました。

新天体発見情報 045

ジャコビニ周期彗星 205P/Giacobini(1896 R2=2008 R6)

企画展「ガリレオの天体観測から400年 宇宙の謎を解き明かす」

昨年創立100周年を迎えた日本天文学会では、記念事業の1つとして、5月30日から巡回企画展「ガリレオの天体観測から400年 宇宙の謎を解き明かす」を開催する。ガリレオの時代からすばる望遠鏡にいたる光学望遠鏡の歩みや観測で明らかになってきた宇宙の姿を、全国5か所の施設で紹介する。

5月14日

金井三男のこだわり天文書評(天文関連書 新刊情報)

新刊情報
「天文学躍進の400年 現代の宇宙像はこうして創られた」
「偽金鑑識官」

新着レビュー
「月の記憶(上・下)」
「再現!巨大隕石衝突 6500万年前の謎を解く」
「ガリレオ・ガリレイ」
「星の使者 ガリレオ・ガリレイ」
「One Small Step Celebrating the First Men on the Moon」

「ひので」、黒点の割れ目で発生するジェットを発見

これまで、太陽で起きる爆発現象は、長くても数十分程度しか持続しないと考えられてきた。しかし、日本の太陽観測衛星「ひので」(SOLAR-B)が、太陽の黒点に見られる「ライトブリッジ」という部分で、1日半以上もの長時間にわたってジェット状のガスが噴出しているようすをとらえた。

5月13日

5月30日に神津牧場天文台で観望会

群馬県甘楽郡にある神津牧場天文台では、5月30日(土)に一般観望会を開催する。76cm反射望遠鏡を使って、月、土星、星雲星団などの観望が行われる。

天体画像ギャラリー

2009年 若田さん搭乗のISSギャラリー、その他一般投稿画像ギャラリーを更新しました。

いよいよ始まる、ぎょしゃ座イプシロンの食

かつて、直径が太陽の3000倍もある伴星が原因とされていた、ぎょしゃ座ε(イプシロン)の27年ぶりの食がまもなく始まろうとしています。5月になりぎょしゃ座は西の空に傾いてきましたが、このミステリアスな星の変化をぜひこの機会にご覧ください。

5月12日

ハッブル最後の修理へ アトランティス号打ち上げ成功

NASAのスペースシャトル「アトランティス号」(STS-125)は、米国東部時間(以下同様)5月11日午後2時01分(日本時間12日午前3時01分)に7人の宇宙飛行士を乗せて打ち上げられた。ハッブル宇宙望遠鏡の5回目にして最後の修復ミッションを行い、さらなる性能向上をはかる。

iPhone用 星図表示アプリ「iステラ」

2009年5月11日 Ver. 1.2をリリース:
iステラ Ver.1.2 では、日食の表示にも対応しました! 7月22日の中国・トカラ日食をはじめ、皆既・金環・部分日食を正確に描画できます。

初期宇宙にモンスター銀河の群れを発見

日米メキシコの国際共同研究チームが、約115億光年彼方に、爆発的な星形成を行っているモンスター銀河の集団をとらえることに世界で初めて成功した。

5月11日

天体画像ギャラリー

2009 木星ギャラリー、2009年 土星ギャラリー、その他一般投稿画像ギャラリーを更新しました。

アストロアーツ2製品が「世界天文年セレクション」受賞

世界天文年2009日本委員会では、天体望遠鏡や観察に役立つ商品を募集・審査し、おすすめ商品を「世界天文年セレクション」として発表した。そのうち、アストロアーツのニンテンドーDS®用ソフト「星空ナビ」と天文シミュレーションソフト「ステラナビゲータ Ver.8」がそれぞれ新アイテム賞とソフトウェア賞を受賞した。

5月8日

西山さん椛島さんが発見の新天体、公開天文台の活躍で新星と判明

福岡県の西山浩一さんと佐賀県の椛島冨士夫さんが、4月21.681日(世界時)に撮影した画像に見慣れない天体を発見された。当初は星表にある既知の天体と思われたが、その後ぐんま天文台の衣笠健三さんが行った観測によって、新星であることが明らかとなった。西山さん椛島さんが発見された銀河系内の新星は、これで6個となった。

「君が天文学者になる4日間 at 姫路」参加者募集

今年も高校生を対象とした体験実習「君が天文学者になる4日間!」が行われる。期間は8月17日から20日までの4日間。参加者は4人のチームを組み、研究テーマを決め、冷却CCDカメラと口径90cm反射望遠鏡を使用した観測、データ解析、研究発表などを行う。若い研究者たちと一緒に行う観測、データ解析、討論等を通じて、研究最前線の気分を体験することができる。

5月7日

日食メガネが付いた大判地図「全国日食地図(日食メガネ付き)」新発売(販売終了)

46年ぶりに国内で見られる7月22日の皆既日食。全国各地での見え方を八つ折り大判地図で解説しました。地図の裏面では観察の注意点や日食が起きる理由などをわかりやすく説明しています。ドイツCE規格準拠フランス製日食メガネ付き。価格500円

星職人 Ironwood Remote Observatory Hawaii

プロジェクトが始動し、具体的な建設の段階に入ったとき、Archer氏はどんな点を重要視したのでしょうか、また難題をどう解決したのでしょうか。いよいよ今回は、Archer氏のリモート天文台(IRO)の姿がすこしずつ明らかになっていきます。

「大西浩次 星景写真展 〜時空の地平線〜」

富山県にある黒部市吉田科学館では、6月14日まで大西浩次氏の星景写真展「時空の地平線」を開催している。

金井三男のこだわり天文書評(天文関連書 新刊情報)

新刊情報
「完全ガイド 皆既日食」
「宇宙素粒子物理学」
「星つむぎの歌」

天体画像ギャラリー

2009 木星ギャラリー、2009年 土星ギャラリー、その他一般投稿画像ギャラリーを更新しました。

土星の新衛星、名前は「Aegaeon」に

NASAの土星探査機カッシーニによる観測で、2008年に土星のG環に発見された小さな衛星が「Aegaeon」と命名された。

5月4日

古代宇宙の巨大天体「ヒミコ」

ビッグバンから約8億年後の初期宇宙に、巨大なガス状の天体が発見された。われわれの天の川銀河の円盤の半径に匹敵する大きさに広がっており、同じ時代の銀河の10倍以上の質量を持つ。この天体は、なぞに包まれた古代日本の女王卑弥呼にちなんで「ヒミコ」と名付けられた。