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更新履歴

2006年5月の更新履歴 バックナンバー一覧

5月31日

ニュース:宇宙で最初の銀河たちは、自滅した

現在は巨大銀河の時代と言うことができる。われわれの天の川銀河も、約2000億個の星からなる巨大な集団だ。しかし、宇宙の歴史が始まってから誕生した「第一世代」の銀河は、ひじょうに小さなものだったという。「大きな銀河」が「小さな銀河」に取って代わるまで数億年しかかからず、しかもその原因は「小さな銀河」が自分たちでまいた種にあったようだ。

スターウオッチングエスクプレス:Vol.32 春の大曲線に輝く「夫婦星」
投稿画像集:シュワスマン・ワハマン第3彗星
投稿画像集:2006年 木星
天体画像ギャラリー

5月30日

ニュース:初期宇宙での水素分子と重元素

ヨーロッパ南天天文台(ESO)の大型望遠鏡VLT(Very Large Telescope)の観測によって、今から約123億年の昔の宇宙でも、水素分子が存在することが判明しました。これは、これまででもっとも遠方での水素分子の検出となります。

特集:木星に新しい赤斑現る!

太陽系最大の惑星、木星の表面で今、大きな変化が起きています。木星の特徴といえば縞模様、そして地球の二倍ものサイズを持つ斑点、「大赤斑」ですが、今、新たな斑点が登場して注目を集めています。大赤斑の半分ほどのサイズで、同じ色をした「中赤斑」です。

5月29日

ニュース:「カメレオン」超新星の正体

輝いている最中に、性質ががらりと変わってしまうカメレオンのような超新星が見つかった。伴星の存在によってこれを説明できると考えたオーストラリアの研究グループが、チリにあるジェミニ南望遠鏡を使った観測で、実際に伴星と思われる天体を発見した。

ニュース:川崎市青少年科学館がメガスターII特別講座を開催

川崎市青少年科学館では、メガスターIIの隠された魅力に迫る特別講座「メガスター 通!?」を8月11日と18日に開催する。同科学館で毎日メガスターIIの星空案内をしている解説員が、メガスターII Phoenixの星空の中でも特に美しいスポットを、夏〜秋の星空からピックアップして紹介する。大平貴之氏によるメガスターIIの星空は、いったいどこまでリアルなのか、講座に参加して確かめてみてはいかがだろうか。

情報トピックス
  • 日本初の大型月探査機「セレーネ」の全貌が公開へ
  • 天文関連書 新刊情報
投稿画像集:シュワスマン・ワハマン第3彗星
投稿画像集:2006年 木星

5月26日

ニュース:ビクセンが「スカイポッド発売キャンペーン」を実施

株式会社ビクセンは、同社初の経緯台自動導入機である「スカイポッドシリーズ」を5月26日に発売し、この新シリーズの発売に合わせた「スカイポッドキャンペーン」を実施する。

ニュース:「5つ星」のクエーサー

NASAのハッブル宇宙望遠鏡HSTで撮影された深宇宙の画像は、どれも興味深いものばかりだ。その中でも、特に珍しく科学的意義も大きい、「5つ星」の画像が公開された。

投稿画像集:シュワスマン・ワハマン第3彗星
投稿画像集:木星ギャラリー

5月25日

ニュース:国立天文台野辺山観測所が8月6日に一般公開

国立天文台野辺山観測所では毎年、年に1回の特別公開を行っており、今年は8月6日(日)に公開される。日頃同観測所で行われている天体観測の様子や、最新の天文学研究の成果を一般の方々により広く紹介することを目的として、通常の見学では見るこのできない観測室や望遠鏡内部も公開される他、講演会に加え、体験コーナー、質問コーナーも設置される。

5月24日

ニュース:プラネタリウム番組『銀河鉄道の夜』、制作発表会でベールを脱ぐ

5月22日、池袋サンシャインのプラネタリウム「サンシャインスターライトドーム“満天”」で、KAGAYAスタジオ制作の新しいプラネタリウム番組『銀河鉄道の夜』の制作発表会が行われた。

ニュース:3つの惑星と小惑星帯を持つ恒星

ESO(ヨーロッパ南天天文台)の観測により、天王星や海王星程度のサイズの惑星を3つ持つ惑星系が発見された。この惑星系には、地球に近い軌道を回る惑星があり、小惑星帯の存在が示唆されているなど、われわれの太陽系との共通点も多い。

投稿画像集:天体画像ギャラリー
投稿画像集:シュワスマン・ワハマン第3彗星(73P/Schwassmann-Wachmann 3)

5月23日

ニュース:【訃報】アマチュア天文家の育成に尽力された冨田弘一郎さん

多くの日本のアマチュア天文家を育成し、天文普及活動に尽力されました冨田弘一郎(とみたこういちろう)・元東京天文台講師が、5月22日(月)、病気のため、自宅でお亡くなりになりました。享年81歳でした。

5月22日

ニュース:ガンマ線バーストによって解明された初期宇宙の様子

京都大学、東京工業大学、国立天文台の研究者からなるチームは、宇宙の遠方で起きる大爆発現象であるガンマ線バーストのすばる望遠鏡による観測データから、初期の宇宙の様子を垣間見ることに成功しました。

小惑星による恒星食:予報更新
投稿画像集:天体画像ギャラリー
投稿画像集:シュワスマン・ワハマン第3彗星(73P/Schwassmann-Wachmann 3)

5月19日

ニュース:X線でも輝くシュワスマン・ワハマン彗星

地球に大接近したシュワスマン・ワハマン彗星は、その特異性と近さのおかげで、数多くの天文学者の目を釘付けにしている。そして世界中の、さらには宇宙空間に浮かぶあらゆる望遠鏡が彗星に向けられた。NASAの天文衛星、スウィフトもその1つだ。あまり例のないX線による観測で、彗星と、彗星にぶつかる太陽風の組成を分析するのが狙いである。

ニュース:ミックインターナショナル、LX200R・LX90GPSを発売(新製品情報)

株式会社ミックインターナショナルから、従来のLX90LNTシリーズとLX200GPSシリーズに代わり、GPSを搭載しアライメントが容易となった天体望遠鏡LX90GPSシリーズと、フォークマウントが新設計されたLX200Rシリーズがこの夏登場する。両シリーズともに、より使い易く、グレードアップした新製品となっている。

ニュース:天の川の「支流」とその「水源」

われわれの天の川銀河の周りには、想像以上にたくさんの伴銀河が潜んでいるが、スローン・デジタル・スカイ・サーベイ(SDSS-II)により新たに2つがリストに加わった。一方、同じくSDSS-IIで撮影された画像には、「星の筋」がたくさん写っている。天の川銀河に引き寄せられた伴銀河が、引きちぎられながら移動した痕跡だ。

ステラナビゲータ:7.0i アップデータ

5月18日

ニュース:地球外生命を探すなら、窒素を探そう

多くの科学者にとって、生命探しといえば水探しだ。「生命がいるかもしれない」と言われている太陽系天体は、「液体の水があるかもしれない」天体に他ならない。この常識に、異議を唱える生物学者がいる。彼らによれば、窒素こそが決定的証拠だ。

5月17日

ニュース:最新設計のアクロマートと全周微動小型経緯台のセット(新製品情報)

株式会社ケンコーから、ウォームホイルの両軸全周微動を備えた小型経緯台式屈折望遠鏡の「NEW KDSシリーズ」が登場する。発売となるのは、口径63mm、焦点距離540mmのNEW KDS 63-540と、口径63mm、焦点距離800mmのNEW KDS 63-800の2機種。価格は税込みで、NEW KDS 63-540が78,750円、NEW KDS 63-800が68,250円となっている。

投稿画像集:天体画像ギャラリー
投稿画像集:シュワスマン・ワハマン第3彗星(73P/Schwassmann-Wachmann 3)
投稿画像集:2006年3月29日 皆既日食
小惑星による恒星食:予報更新

5月16日

ニュース:タイタンに広がる枯山水の世界

かつて、土星の衛星タイタンには液体の「海」があると信じられていた。しかし、NASAとESA(ヨーロッパ宇宙機関)の探査機カッシーニと着陸機ホイヘンスが観測した限りでは、期待されていた巨大な海はなさそうである。一方で最近、カッシーニのレーダー探査により、タイタン表面の砂がいたるところで奇妙な模様を描いているのが発見された。それはまるで、液体のないこの地で誰かが海を表現しようとした、枯山水の石庭にも見える。

5月15日

ニュース:超新星2006chを山形の板垣さんが発見

今年の1月に超新星2006Aが出現したこの銀河で、今年2個目の超新星が発見されました。発見者は山形県山形市にお住いの板垣公一(いたがきこういち)さんで、これが板垣さん自身今年2個目の超新星発見になります。

ニュース:崩れた核のなれの果て:赤外線で見たシュワスマン・ワハマン彗星

5月12日に地球に最接近し、分裂・崩壊する核が話題となっているシュワスマン・ワハマン彗星をNASAの赤外線天文衛星スピッツァーが撮影した。赤外線の目は、彗星が放出するチリを見るのに最適だ。近年、彗星の組成について見直す議論が多いが、めったにうかがい知ることのできないその中身を、シュワスマン・ワハマン彗星は自ら分裂しながらわれわれに示してくれていると言える。

5月12日

ニュース:こどもたちの提案による小惑星「ひびき」の誕生

国際天文学連合・小惑星回報第56612号にて、昨年度に申請された小惑星(11494)Hibiki(ひびき)が正式に承認され、命名されたことが公表されました。

ニュース:すばる、崩れゆくシュワスマン・ワハマン第3彗星をとらえる

地球へ接近中のシュワスマン・ワハマン第3彗星(73P/Schwassmann-Wachmann 3、以後SW3彗星) の本体(核)のひとつが崩壊しつつある様子を、すばる望遠鏡がとらえることに成功し、その画像が公開された。

投稿画像集:シュワスマン・ワハマン第3彗星(73P/Schwassmann-Wachmann 3)
アストロガイド星空年鑑2006:お詫びと訂正

5月11日

ニュース:火星偵察の目が開いた:マーズ・リコネイサンス・オービターからの初画像

3月に火星に到着したNASAの探査機、マーズ・リコネイサンス・オービター(MRO)の観測機器が動作を開始し、さっそく画像が送られてきた。その出来栄えに、研究者たちは今年11月からの本格的な観測ミッションが成功することを確信している。

ニュース:日本流星研究会が眼視協定観測を一般に呼びかけ

日本流星研究会では、流星群の眼視観測を一般に呼びかけるイベント「同じ日時に流星の眼視観測をして流星数の比較をしてみましょう」を発案・運営する。多くの人に流星の眼視観測を広めるため、初心者へも積極的な参加を呼びかけている。

5月9日

ニュース:渦巻く金星大気の観測がはじまった

金星は、約243日もかけてゆっくりと自転しているが、一方でその厚い大気は猛烈な勢いで表面を移動していることが知られている。それを象徴するかのような巨大な渦は、金星に到着したばかりのESAの探査機、ビーナス・エクスプレスが撮影した南極付近の画像。今後ビーナス・エクスプレスは様々な機器を用いて、金星を包む奇妙な大気の謎に迫る予定だ。

ニュース:国立天文台のALMA(アルマ)計画の近況

国立天文台が進めているALMA計画の近況報告をご報告します。最新情報については ALMAのホームページ: http://www.nro.nao.ac.jp/alma/をご覧下さい。

5月2日

ニュース:宇宙最大の磁場を生み出す、中性子星同士の衝突

宇宙最大級の爆発現象として知られるガンマ線バーストだが、その一因とされているのが中性子星同士の衝突だ。この衝突を、初めて磁場を考慮に入れてシミュレーションすることにイギリスなどの研究チームが成功した。

ニュース(自社):ステラナビゲータ Ver.7のアップデータと、シュワスマン・ワハマン彗星の表示ファイルを公開
ステラシリーズの最新軌道要素

5月1日

ニュース:5月28日に、3・29皆既日食の「報告会・勉強会」を開催

今回の3・29皆既日食について、日食情報センターでは、「報告会&勉強会」を、5月28日(日曜)に、富士フイルム本社ホール(東京都港区)にて開催する。皆既日食のツアー参加者にとって交流・情報交換の場となることから、主催者である日食情報センターでは、数多くの参加を呼びかけている。「報告会&勉強会」の詳細は以下。

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投稿画像集:シュワスマン・ワハマン第3彗星(73P/Schwassmann-Wachmann 3)