2022年 天文宇宙ゆく年くる年

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皆既月食×天王星食やジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の鮮明な画像、天の川銀河の中心ブラックホール撮影、アルテミス1打ち上げなど、たくさんのニュースが注目された2022年を振り返り、2023年注目の天文現象も見てみよう。

【2022年12月28日 アストロアーツ】

※ 現在販売中の「星ナビ」1月号「星のゆく年くる年」では、2022年に話題になった天文・宇宙のトピックと2023年の注目天文現象を写真つきで詳しく紹介しています。

「星ナビ」2023年1月号

1~3月

2022年の1年間を通じて様々なニュースを提供した最大の話題は、昨年12月25日に打ち上げられたNASAのジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)だろう。JWSTは1月9日に主鏡の展開を完了し、1月25日には太陽-地球系のラグランジュ点L2を周回する軌道に入った。2月2日には初めて恒星を撮影して主鏡セグメントの調整が行われ、3月11日に主鏡の調整が完了した。

JWSTが撮影した恒星「2MASS J17554042+6551277」
JWSTが主鏡の調整状況を評価するために試験撮影した、りゅう座の恒星「2MASS J17554042+6551277」。背景には銀河も写っている(提供:NASA/STScI)

そして2022年のもう一つの大きな話題は、「はやぶさ2」が地球に持ち帰った小惑星リュウグウの試料分析だ。1月13日、JAXA宇宙科学研究所で試料の第1段階キュレーション(計測や記録)が終わり、試料のカタログが公開された

カタログ
リュウグウ試料のカタログ。粒子や粉体試料ごとに、画像やサイズ、スペクトルデータへのリンクなどがまとめられている。画像クリックで表示拡大(提供:JAXA)

2月24日、ロシアがウクライナに侵攻し、世界各国がロシアに対する様々な制裁措置を発動した。この戦争は天文・宇宙分野にも大きな影響を与えている。3月17日、ヨーロッパ宇宙機関(ESA)は制裁措置の一環として、ロシアと共同で進めていた火星探査プログラム「エクソマーズ」の中止を決定した。エクソマーズでは、ロシアの着陸機「カザチョク」にESAのローバー「ロザリンド・フランクリン」を載せてロシアのプロトンロケットで打ち上げる予定だったが、現在ESAはロシア以外のパートナーとミッションを行えるか検討している。

3月、朝日新聞社と国立天文台が共同で米・ハワイのすばる望遠鏡のドームに設置している「星空ライブカメラ」により、昨年10月6日にさいだん座流星群の出現がとらえられていたことが発表された。9月には協定が結ばれ、星空ライブカメラが両者の正式プロジェクトとして運用されることになった。

さいだん座流星群
マウナケア天文台群の上空を流れるさいだん座流星群。右上から左下に流れ落ちる短い筋がさいだん座流星群による流星(候補)。2021年10月6日19時~20時40分 (ハワイ時間) に流れた24個の流星を合成(提供:国立天文台・朝日新聞社)

4~6月

2022年は、88個の星座が正式に制定されてから100年という節目の年でもあった。1922年5月2日から10日にかけてイタリア・ローマで開催された国際天文学連合(IAU)の第1回総会で、それまで乱立していた星座が整理され、現在使われている88個が略称とともに採択されている。

星ナビ2022年6月号
「星ナビ」2022年6月号で星座制定100周年を特集

5月12日、世界6か所8局の電波望遠鏡を連携させるプロジェクト「イベント・ホライズン・テレスコープ(EHT)」で、天の川銀河の超大質量ブラックホール「いて座A*」のブラックホールシャドウを撮影することに成功したと発表された。2019年にM87の中心ブラックホールの撮影に成功したのに続く成果だ。

いて座A*
EHTで撮影されたいて座A*のブラックホールシャドウ。リング状の構造の直径は約6000万km(提供:EHT Collaboration)

5月19日、ボーイング社の宇宙船「CST-100 スターライナー」が打ち上げられ、無人飛行で22日に国際宇宙ステーション(ISS)にドッキング、25日に地上に帰還した。2023年には有人初飛行が行われ、スペースXの「クルードラゴン」とともにISSへのクルー輸送を担う予定だ。

5月、東京大学の谷口大輔さんたちの研究チームが、気象衛星「ひまわり8号」の画像に写り込んでいるオリオン座のベテルギウスの像を使い、2019~2020年に起こったベテルギウスの大減光の性質を調べることに成功したと発表した。

6月13日、ESAの位置天文衛星「ガイア」の観測で得られた天体データベースの第3期データリリース(DR3)が公開され、天の川銀河の約18億個の天体について、位置や分類などの詳細な情報が利用可能になった。

6月10日、小惑星リュウグウの試料の第2段階キュレーションと初期分析を行っている計8チームのうち2チームの分析結果が公表された。リュウグウ試料から23種類のアミノ酸などが検出されるとともに、リュウグウ試料の組成はCIコンドライトと呼ばれる始原的な隕石によく似ていることが明らかになった。

走査電子顕微鏡画像
リュウグウ試料の走査電子顕微鏡画像の例。様々なサイズの多面体の形をした磁鉄鉱(Magnetite)の粒子がたくさん存在し、その間を層状ケイ酸塩(Phyllosilicate)が埋めている。リュウグウの母天体内部の、液体の水と固体物質が共存する領域でこうした鉱物ができたと考えられる。画像下のスケール(白い帯)が1μmを表す(提供:Nakamura et al. (2022))

6月23日、JAXAとESAの水星探査機「ベピコロンボ」が2回目の水星スイングバイを行い、水星表面から高度200kmの位置を通過した。水星到着は2025年12月の予定だ。

高度約920kmで撮影された水星
日本時間6月23日18時49分22秒にモニターカメラ2が高度約920kmでとらえた水星(提供:JAXA/ESA)

6月中旬から下旬にかけて、夜明けの空に水星から海王星までの全惑星が揃い「惑星パレード」などと呼ばれ話題となった。12月下旬にも再びチャンスがあったが、次回の見やすいものは2061年5月まで起こらないという珍しい現象だ。

惑星パレード
6月19日の惑星パレード(撮影:もっくんさん)。画像クリックで天体写真ギャラリーのページ

7~9月

7月12日、JWSTの最初の科学観測データとして、銀河団・惑星状星雲・銀河群・星形成領域の画像と系外惑星の大気の分光データが公開され、大きな反響を呼んだ。8月には z=16.7という最遠の銀河候補の画像が公開され、9月には系外惑星の大気から初めて二酸化炭素を検出し、また地球から355光年の距離にある系外惑星の直接撮像に成功するなど、大きな成果が次々に発表された。

SMACS 0723
銀河団SMACS 0723。画像クリックで表示拡大(提供:NASA, ESA, CSA, STScI)

宇宙の崖
宇宙の崖。タランチュラ星雲NGC 3324の一部を拡大したもの。画像クリックで表示拡大(提供:NASA, ESA, CSA, STScI)

7月21日、国内で夜に見られる現象としては24年ぶりの火星食が起こった。残念ながら多くの地域で天候に恵まれなかったものの、北海道からは観測成功の報が届いた。

火星食
7月21日~22日の火星食(出現)(撮影:Ishii_Kaoruさん)。画像クリックで天体写真ギャラリーのページ

8月16日、リュウグウ試料の第2段階キュレーションを行う海洋研究開発機構(JAMSTEC)高知コア研究所のチームによる分析結果が公表され、リュウグウ試料に含まれる含水ケイ酸塩鉱物の組織の中に脂肪族炭化水素が混ざり込んでいるのが発見された。9月23日には初期分析チームの一つ、「石の物質分析チーム」により、リュウグウ試料の鉱物の中に液体の水が閉じ込められているのが見つかった。

硫化鉄結晶の水
(上左)リュウグウ粒子に含まれていた硫化鉄の結晶のX線CT画像。矢印の位置に穴があり、中に液体の水が閉じ込められていた。(下)液体の水を凍らせた状態でイオンを照射し、飛び出してきた二次イオンを質量分析計で検出した画像。炭酸イオンや塩化物、有機物に由来する様々なイオンが検出された。(上右)穴の中の水を蒸発させた後に残った物質。硫化鉄に由来する鉄や硫黄以外の固体物質は検出されなかった。画像クリックで表示拡大(提供:東北大学、NASA/JSC、SPring-8)

8月5日、NASAの火星探査機「キュリオシティ」が火星に着陸してから10周年を迎えた。これまでに約29kmを走破している。

9月26日、NASAの小惑星衝突実験機「DART」が、小惑星ディディモスの衛星ディモルフォスに衝突する実験に成功した。この衝突でディモルフォスの公転周期が30分以上も短くなり、史上初めて天体の軌道運動を人工的に変化させることに成功したことが確認された。地球に衝突する小天体から地球を守る「惑星防衛」の研究に役立つことが期待される。

LICIACubeがとらえた画像から作成された動画
DARTから分離された小型機LICIACubeが取得した画像から作成された動画。約800kmの距離から小惑星をとらえた画像で始まり、小惑星を通過して約300km離れたところから撮影した画像で終わっている。衝突によってディモルフォスから流れ出る物質が放出される様子がはっきりと確認できる(提供:ASI/NASA)

9月29日、NASAの木星探査機「ジュノー」が木星の衛星エウロパにフライバイし、高度352kmまで接近した。探査機がエウロパに接近飛行して画像を撮影したのは2000年の「ガリレオ」以来22年ぶりだ。

エウロパ
「ジュノー」が撮影した画像から作成されたエウロパのモザイク画像(提供:NASA / SWRI / MSSS / Jason Perry © CC NC SA

10~12月

秋以降も毎月のように、JWSTの新たな成果が話題となった。9月にはJWSTが撮影した海王星の画像が公開された。海王星の環や衛星が赤外線ではっきりととらえられている。10月にはハッブル宇宙望遠鏡の画像で有名になったM16(わし星雲)の「創造の柱」と呼ばれる分子雲をJWSTが撮影した画像が公開された

海王星
JWSTの近赤外線カメラ「NIRCam」がとらえた海王星(提供:NASA, ESA, CSA, STScI, Image Processing: Joseph DePasquale (STScI))

創造の柱
創造の柱。(左)ハッブル宇宙望遠鏡、(右)ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡。画像クリックで表示拡大(提供:NASA, ESA, CSA, STScI, J. DePasquale, A. Koekemoer, A. Pagan (STScI), ESA/Hubble and the Hubble Heritage Team)

10月6日、NASAの「Crew-5」ミッションで日本の若田光一宇宙飛行士が5回目となる宇宙飛行を行い、ISSでの長期滞在を始めた。

ISSへ入室した若田さん
ISSへ入室した若田さん(提供:NASA TV)

10月9日、観測史上最大のガンマ線バースト「GRB 221009A」が発生した。この現象で放射されたガンマ線やX線が地球の電離層に影響を与えるほどエネルギーの強いバーストだった。

10月12日、JAXAのイプシロンロケット6号機が打ち上げられたが、打ち上げから6分28秒後に指令破壊され、打ち上げは失敗した。第3段を分離するタイミングで姿勢に異常がみられた。JAXAのロケット打ち上げ失敗は2003年以来だ。

イプシロンロケット6号機の打ち上げ
イプシロンロケット6号機の打ち上げ(提供:JAXA

10月31日、中国の宇宙ステーションモジュール「夢天」が打ち上げられ、中核モジュール「天和」にドッキングした。これで「中国宇宙ステーション(CSS)」は完成となった。

11月8日、2021年5月26日以来となる皆既月食が全国で見られた。天候に恵まれ、多くの地域で月食の全経過を見ることができた。同時に天王星食も起こる貴重なイベントとなり、関東・北陸以西では皆既中に天王星が月に潜入した。

皆既月食×天王星食
皆既月食×天王星食 with天望回廊(撮影:くおんさん)。画像クリックで天体写真ギャラリーのページ

皆既月食の過程
皆既月食の過程(撮影:久保庭敦男さん)。画像クリックで天体写真ギャラリーのページ

11月16日、NASAの月着陸ミッション「アルテミス計画」の初号機「アルテミス1」が打ち上げられ、オリオン宇宙船が無人で月を周回し、12月11日に地球に帰還した。オリオン宇宙船に相乗りして「SLS」ロケットで打ち上げられた日本の月面着陸機「オモテナシ」はロケットから分離後に通信が途絶して月着陸は行えなかったが、探査機「エクレウス」は11月22日に月フライバイに成功した

地球から約43万km離れたオリオン宇宙船が撮影した月と地球
飛行13日目の11月28日に、地球から約43万kmの最遠地点に到達したオリオン宇宙船が、太陽電池パネルに取り付けられたカメラでとらえた月と地球(提供:NASA)

エクレウスが撮影した月の裏側の昼夜境界線
(左)22日に「エクレウス」が月フライバイの際に撮影した月の裏側の昼夜境界線。(右)月の画像に撮影された領域(四角内)と領域内の地形の名称を示したもの。画像クリックで拡大表示(提供:EQUULEUS Project Team, JAXA)

このアルテミス計画に将来参加するであろう宇宙飛行士の新規募集が昨年末から今年3月まで実施され、4000人以上の応募者から複数回の選抜を経て、12月下旬時点で10名まで候補者が絞られている。

11月28日、JAXAの磁気圏尾部観測衛星「ジオテイル」が運用を終了した。1992年に打ち上げられて以来、30年にわたって地球磁気圏の観測を続けてきた。

12月1日、火星が2年2か月ぶりの地球最接近を迎えた。最接近距離は約8100万kmで中接近にあたる。

火星
2022年4月から12月までの火星の変化(撮影:大熊正美)。画像クリックで表示拡大

12月11日、日本のispace社の月着陸ミッション「HAKUTO-R ミッション1」の打ち上げが行われ、月着陸機は所定の軌道に投入された。燃料消費を抑える遠回りの軌道で月へ向かい、来年4月に月面着陸の予定だ。

2022年の訃報

  • エリック・エルストさん(1月2日、85歳)
    ベルギーの天文学者。小惑星の発見数3870個で歴代4位。
  • アーロ・ランドルトさん(1月21日、86歳)
    アメリカの天文学者。恒星の測光の基準として広く採用されているランドルト星表を作成した。
  • ユージン・パーカーさん(3月15日、94歳)
    物理学者。太陽風の存在を提唱。太陽探査機「パーカー・ソーラー・プローブ」の名は氏に因む。
  • ワレリー・リューミンさん(6月6日、82歳)
    ソ連・ロシアの宇宙飛行士。ソユーズ宇宙船に5回、スペースシャトルに1回搭乗。宇宙ステーション「ミール」の船長を務めた。
  • 松本敏雄さん(7月17日、81歳)
    天文学者。気球や観測ロケットなどによる赤外線天文学を進め、赤外線天文衛星「あかり」の初代プロジェクトマネージャーを務めた。
  • ドナルド・マックホルツさん(8月9日、69歳)
    アメリカのアマチュア天文家。12個の彗星を発見。
  • アナトリー・フィリプチェンコさん(8月7日、94歳)
    ソ連の宇宙飛行士。ソユーズ7号・16号に搭乗。
  • フランク・ドレイクさん(9月2日、92歳)
    アメリカの電波天文学者。地球外知的生命の存在確率を求める「ドレイクの方程式」を提唱、地球外知的生命探索(SETI)の基礎を築いた。
  • 横尾武夫さん(9月14日、83歳)
    天文学者。銀河系天文学を専門とし、『宇宙を解く 現代天文学演習』『宇宙を観る 現代天文学実験 I/II』などの著書で知られる。
  • ワレリー・ポリャコフさん(9月7日、80歳)
    ソ連・ロシアの宇宙飛行士。宇宙ステーション「ミール」に437日間滞在し、宇宙滞在の世界最長記録を持つ。
  • ミロスワフ・ヘルマシェフスキさん(12月12日、81歳)
    ポーランドの宇宙飛行士。ポーランド初の宇宙飛行士として、1978年にソユーズ30号に搭乗。現時点で唯一のポーランド国籍の宇宙飛行士である。

改めてその業績を偲び、哀悼の意を表します。


2023年はズィーティーエフ彗星、部分日食に注目

2023年に注目の天文現象は、まずはすでに8等台まで明るくなっているズィーティーエフ彗星(C/2022 E3)だ。1月13日に近日点を通過、2月2日に地球に最接近し、5等台まで明るくなると予想されている。1~2月は周極星となって一晩中見られる。

4月20日には日本列島の太平洋側で3年ぶりの部分日食が見られる。

9月21日にはさそり座の1等星アンタレスが月に隠されるアンタレス食が見られる。夜のアンタレス食は18年ぶりだ。

10月29日には沈む前の満月が欠ける部分月食が見られる。

宇宙開発分野では、2月12日に日本のH-IIAロケットの後継となる「H3」ロケットの試験機1号機がいよいよ打ち上げられる。先進光学衛星「だいち3号」を打ち上げることになっている。

4月にESAの木星氷衛星探査機「JUICE」が打ち上げられる。木星には2031年に到着予定で、2034年にはガニメデを周回する軌道に入る。

6月20日には水星探査機「ベピコロンボ」が3回目の水星スイングバイを行う。また、8月21日には太陽探査機「パーカー・ソーラー・プローブ」が6回目の金星スイングバイを行う。

9月24日には、NASAの小惑星探査機「OSIRIS-REx」が小惑星ベンヌのサンプルを地球に持ち帰る予定だ。

10月には、小惑星サイキ(プシケ)を目指すNASAの探査機「サイキ」が打ち上げ予定だ。到着は2029年の予定。

12月30日にはNASAの木星探査機「ジュノー」が57回目の近木点通過を行い、衛星イオにもフライバイする。

ブルーオリジン社の「ニュー・グレン」やスペースX社の「スターシップ」など、民間企業の大型ロケットも初打ち上げが行われる予定だ。

ドイツで最初のプラネタリウムが公開されたのは1923年だった。100周年にあたる2023年には国際プラネタリウム協会が記念事業を行うことになっており、日本国内でも各地でイベントが実施される予定だ。

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世の中はコロナ禍から少しずつ日常を取り戻しつつあるが、その反面、戦争や資源不足、物価高など、先を見通せない状況も続いている。来たる2023年は明るい気持ちで空を見上げられる年になることを祈りたい。


アストロアーツの2022年