板垣さん、超新星を2個発見、通算発見数は119個に
山形県の板垣公一さんが8月5日、ペルセウス座の銀河に超新星2016eqaを発見した。さらに2日後の8月7日、ぎょしゃ座の銀河に超新星2016esmを発見した。板垣さんの超新星発見は今年4、5個目で、通算発見数は119個となった。
【2016年8月12日 Transient Name Server (1)/(2)/ATel (1)/(2)】
山形県の板垣公一さんが8月5日6時ごろ(世界時、以下同、日本時間5日15時ごろ)、ペルセウス座方向の銀河に超新星候補天体を17.8等で発見した。天体の位置は以下のとおり。
赤経 03h20m31.42s 赤緯 +41°30′40.90″ (2000年分点)
また、2日後の8月7日17時ごろ(日本時間8日2時ごろ)には、ぎょしゃ座方向の銀河に超新星候補天体を17.7等で発見した。天体の位置は以下のとおり。
赤経 05h55m24.09s 赤緯 +51°54′45.90″ (2000年分点)
(左)ペルセウス座の超新星、(右)ぎょしゃ座の超新星(撮影:板垣さん)
中国およびアメリカで行われた分光観測からいずれもIa型超新星とみられており、それぞれ2016eqa、2016esmの符号が付けられた。
板垣さんによる超新星発見は今年4、5個目で、通算発見数は119個(独立発見を含む)となった。
ペルセウス座の銀河、ぎょしゃ座の銀河周辺の星図と、DSS画像に表示した超新星。それぞれクリックで拡大(「ステラナビゲータ」で星図作成。DSS画像の版権について)