星ナビ3月号は「システム赤道儀」と「ガリレオ衛星の相互現象」
星空を楽しむための月刊「星ナビ」2015年3月号は、2月5日(木)発売です。お正月に明るくなって天文ファンを楽しませてくれたラヴジョイ彗星の続報に、見ごろの木星とその衛星たちによる相互現象の案内、「機材セレクション」では注目のシステム赤道儀2機種をがっつりレポートしています。
【2015年2月4日 アストロアーツ】
谷川正夫さんによる、明るくなったラヴジョイ彗星です。イオンの尾が細く何本も枝分かれして長くたなびいて写り、見応えのある写真となりました。
システム赤道儀の再興
さまざまなパーツやユニットを組み合わせて、いろいろな用途にあわせて形を変えることができるシステム赤道儀が注目を集めています。新たに登場したシステム赤道儀「ビクセンAP」と「タカハシPM-SP」を紹介します。
シーズン到来 ガリレオ衛星の相互現象
木星には小望遠鏡でも容易に見える4つのガリレオ衛星があります。ほぼ木星の赤道面上を運行しているため、木星の赤道面を真横から見ることになる2015年には、見かけ上ある衛星が他の衛星に隠されたり、他の衛星の影に入って暗くなったりという「相互現象」が見られます。現象のしくみと、今後の見やすい現象予報をまとめました。
相互現象の全リストは特集ページに掲載しています。
“豆屋のオヤジ”板垣公一氏、祝!100個目の超新星
山形を拠点に新天体捜索を続けるアマチュア天文家の板垣公一さんが昨年12月13日、くじら座の渦巻銀河NGC309に超新星候補天体を発見しました。捜索を始めてから通算で100個目という偉業を達成した板垣さんにインタビュー。少年の日の夢と色褪せぬ情熱について伺いました。
天文学の20世紀 近代天文学の開拓者たち 10「ジョージ・ガモフ」
これまでにビッグバンの生みの親としてアレクサンドル・フリードマンやジョルジュ・ルメートルを紹介してきましたが、一般にはビッグバンの生みの親といえばジョージ・ガモフとされています。それは、ガモフが数学だけにとどまらず、膨張宇宙初期の物理現象、すなわち宇宙の初めにどんな現象が起こったのかを研究したからです。
星の写真調整07「トーンカーブ調整の応用」
トーンカーブ調整の解説も大詰めに入りました。光害の影響で赤やオレンジに色かぶりした天体写真のバランスを整えたり、淡い彗星の尾を浮かび上がらせるといった、トーンカーブ調整の応用テクニックを案内します。
ステライメージ製品ページ「動画で学ぶデジカメ画像処理入門」では、誌面と連動して動画を用いて画像処理の方法を紹介しています。
お求めは全国の書店、またはアストロアーツオンラインショップ、Amazon.co.jpで。