[日食情報] ザンビア・ルサカからの日食速報

【2001年6月21日 ザンビア・ルサカ発】

日食レポート第4弾の今回は、ザンビアの首都ルサカから日食速報です。


From: ザンビア・ルサカコース 上山特派員

星ナビ協賛ツアー「ザンビア・ルサカ市コース」は、21世紀最初の皆既日食を快晴のもとで観測することに成功した。
 
 ルサカ市は朝から雲ひとつ無い快晴で、冬とはいえ23度に達する暖かな日よりであったが、日食が進むにつれて徐々に涼しくかつ、陽光の強さが和らいでいった。日食独特の雰囲気が強まる中、現地時刻15時9分に皆既日食が始まった。観測地となったホテルの敷地内に散らばった参加者たちが歓声を上げる中、3分15秒のショーは終わり、太陽はふだんの姿へと戻っていった。

ザンビア・ルサカでのコロナ

上山特派員から届いた、ザンビア・ルサカでの皆既日食のコロナ。内部コロナには、赤いプロミネンスも見える。太陽は現在活発であり、今回の日食でもコロナがまんべんなく各方向に広がる太陽極大期に特有の「全方位型」のコロナが見えたもようだ。
 
ニコンクールピクス995による、デジタルカメラ画像数枚を、ステライメージ3にて画像処理。

外部コロナまで表現

上の画像を処理し、より外部まで広がったコロナを表現してみた。より画質の高い画像は、帰国してからまた紹介しよう。

ルサカコースのみなさん

日食を終えた、ザンビア・ルサカコースのみなさんといっしょに。

このほか、気象衛星の画像や他の報道を見るかぎり、今回の皆既日食皆既帯の各地はよく晴れたところが多いもようです。
 
 ただ、皆既日食終了後は、いつもなら各地の特派員からの観測報告が、電話やメールで入るのですが、今回は上のザンビア・ルサカコース以外の連絡はいっさいなし。アフリカはその距離以上に遠いことを実感しました。
 
 アストロアーツでは、今回のアフリカ皆既日食について、今後も現地派遣員からの情報が入りしだいニュースとしてお伝えしていく予定です。


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