AstroArts Topics

初期宇宙

アルマ望遠鏡、最も遠い回転円盤銀河を発⾒

2024/10/16
131億光年彼方の初期宇宙に、天の川銀河に非常によく似た大きな回転円盤銀河が見つかった。従来の考え方や理論から示される銀河進化のタイムスケールに疑問を投げかける発見だ。

最遠方銀河で理論予測を超える活発な星の誕生

2024/01/09
JWSTが発見した2つの銀河の距離が、分光観測により134億光年と正確に測定された。理論より4倍以上も速く星が誕生していることもわかり、宇宙初期の銀河形成が従来の理論と異なる可能性が示された。

初期宇宙の銀河に予想以上に多く窒素が存在

2023/12/18
129億年から134億年前の宇宙に、炭素や酸素に対する窒素の比率が天の川銀河の3倍以上もある銀河が発見された。従来の理論では説明できず、超新星爆発以外の元素供給メカニズムがあるのかもしれないという。

遠方宇宙に多数の活動的な大質量ブラックホールが存在

2023/12/12
120~130億年彼方の遠方宇宙に、従来予想の50倍に当たる10個の活動的な大質量ブラックホールが見つかった。誕生から20億年程度の初期宇宙に、すでに多数の大質量ブラックホールが存在していたことを示す成果だ。

酸素は131~133億年前の宇宙で急激に増えた

2023/11/16
宇宙誕生から5~7億年の時代に存在する銀河の中で酸素が急激に増えたことが、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の観測結果から明らかになった。生命に欠かせない酸素の形成過程に関わる重要な成果だ。

120億年前の初期宇宙で衝突合体中の赤ちゃん銀河

2023/10/05
120億年前の初期宇宙で2つの赤ちゃん銀河が衝突合体する様子が、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡によって観測された。

132億年前の銀河の暗黒星雲と巨大空洞

2023/07/20
ビッグバンからわずか6億年後の宇宙に存在した銀河で、暗黒星雲と散光星雲の分布がとらえられた。巨大な星団が誕生し、相次ぐ超新星爆発で巨大な空洞が形成されている可能性がある。

129億年前の初期宇宙でクエーサーの親銀河を検出

2023/07/04
ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が、ビッグバンからわずか10億年未満の初期宇宙でクエーサーの親銀河の光を検出した。観測結果によると、銀河と中心ブラックホールの関係は近傍宇宙と初期宇宙で大きく変わらないようだ。

星屑の再利用で成長し続ける太古の巨大銀河

2023/06/06
110億年前の巨大銀河が、死んだ星が残したガスを再利用することで新たな星を形成していることが、すばる望遠鏡とケック望遠鏡の観測で判明した。

宇宙初期の銀河の大きさと明るさの関係

2023/01/20
宇宙誕生から10億年未満という遠方宇宙の銀河について、放出時に可視光線だった光をJWSTで観測したデータから、銀河の大きさと明るさの関係が初めて明らかになった。

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「迷子星」の光から銀河団の歴史をさぐる

2023/01/13
ハッブル宇宙望遠鏡の観測から、銀河団の中に散らばっている孤立した星々が数十億年前からすでに存在していたことが示された。

初期宇宙で回転を始めた銀河

2022/07/07
ビッグバンから5億年後の初期宇宙に存在する銀河から回転運動の兆候が検出された。速度は遅く、回転を始めたばかりのようだ。

135億光年の彼方、最遠方銀河の候補

2022/04/11
現在の最遠記録を持つ銀河より1億光年遠く、ビッグバンからわずか3億年後にあたる135億光年の距離に位置する銀河かもしれない天体が見つかった。

130億年前の銀河に水分子を発見

2021/11/12
約130億年前の宇宙に存在する銀河SPT0311-58から、一酸化炭素分子と水分子が放つ電波が検出された。宇宙で最初の星や銀河が誕生していた時期における、活発な星形成の証拠だ。

初期宇宙でもう星の材料を使い切った銀河たち

2021/10/06
多くの銀河で星形成が活発だった約110億年前の宇宙に、星の材料となる冷たい水素ガスが枯渇して星が生まれなくなっている銀河が6つ見つかった。

史上最古の「塵に埋もれた銀河」を131億年前の宇宙で発見

2021/09/28
アルマ望遠鏡のデータから、可視光線や赤外線で見えない銀河が約130億年前の宇宙で複数見つかった。初期宇宙には同様の銀河がたくさん隠れているのかもしれない。

129億年前の宇宙で銀河はすでに回転していた

2021/04/23
アルマ望遠鏡などによる観測で、質量が天の川銀河の100分の1という小さな銀河がビッグバン後9億年の宇宙に発見された。初期宇宙ながら、この小銀河はすでに回転によって支えられているようだ。

宇宙初期における銀河たちの急成長

2020/10/30
宇宙誕生からわずか10~15億年という早い時期に、塵を多く含み形の整った成熟した銀河が存在していたことがアルマ望遠鏡の観測で判明した。

初期宇宙に整った姿の赤ちゃん銀河

2020/08/19
宇宙誕生から14億年しか経っていなかった時代に、天の川銀河のように整った形の銀河が存在していたことがわかった。天の川銀河に似たものとしては観測史上最も遠い銀河だ。

誕生から15億年後の宇宙に回転円盤銀河を発見

2020/05/28
アルマ望遠鏡による観測で、宇宙誕生からわずか15億年後の時代に、回転運動をする円盤銀河が既に存在したことが明らかになった。