宇宙関連商品が続々登場、アポロ宇宙船のプラモデル他

【2007年5月9日 アストロアーツ】

人類初の人工衛星スプートニクが打ち上げられてから今年で50周年だ。この記念すべき年にあたって宇宙関連商品が続々と発売されている。そのうちのいくつかを紹介しよう。

(アポロ宇宙船のプラモデルのパッケージ)

アポロ宇宙船のプラモデルのパッケージ。クリックで拡大

(アポロ宇宙船のプラモデルの中身)

アポロ宇宙船のプラモデルの中身。クリックで拡大

(図録「王立科学博物館」のパッケージ)

図録「王立科学博物館」のパッケージ。クリックで拡大

(シャトルの塗装済完成品模型の写真)

シャトルの塗装済完成品模型の写真。

まずは、アポロ宇宙船のプラモデル。「出だしでは負けたけど最後に勝ったのはアメリカだ!」というわけではないだろうが、月着陸を記念して発売されたプラモデルの復刻版だ。

発売当時は、子供には到底買えないような値段で、模型屋の棚に大きな箱が鎮座していたのを覚えている人もいるだろう。今回の再販では、パッケージのメーカーロゴもモノグラムも当時のまま。価格は約8,000円(秋葉原のホビーステーション秋葉原にて、税込8,200円)。やっぱり大人でなければ買えない値段だが、今回の発売を逃すといつ入手できるかわからないので宇宙ロケットファンなら即買いだ。輸入量はそれほど多いとは思われないため、模型専門店を中心に探してみるといいだろう。

内容は司令船と機械船の一部パーツが透明になっていて、内部のメカや宇宙飛行士たちが見えるスケルトンモデルになっている。インストラクションには各パーツの名称が書かれているので、組み立てながらアポロ宇宙船の仕組みが分かるようになっている。映画「アポロ13」がいい資料になりそうだ。スケールは1/32。きれいに組み立ててオフィスのデスクの隅に飾っておけば、ちょっとしたエグゼクティブ気分が味わえるかも…。

もうひとつは、書籍と模型のセット。精密なロケットの完成品モデルで宇宙マニアを熱狂させた「王立科学博物館」を覚えているだろうか(03〜04年にタカラより発売)。食玩シリーズとして発売されたもので、模型のできもさることながら付属のリーフレットの中身の濃さは感涙ものだった。このリーフレットを1冊の本にまとめたものが4月末に発売された図録「王立科学博物館」だ。全210ページオールカラーで、付録にスペースシャトルの模型がついて税込2,940円(安すぎる!)。宇宙開発の歴史をまとめたものとしても随一の情報量を誇る日本語で書かれた書籍である。

さらに、シャトルの塗装済完成品模型は、STS-1が発射台にすえつけられた状態を再現したもの。赤色LEDによるブースターの発光ギミックまで内蔵されている。発射台も細部までよく作られていてほれぼれとしてしまう。なお、発行元の三才ブックスから通販で購入すれば、数量限定でコロンビア仕様の特別モデルがさらについてきたのだが、連休中に完売となった。

この図録「王立科学博物館」は、Amazon.co.jpで購入することができる。

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