天体撮影ソフト「ステラショット」1.2aアップデータ公開、仮想望遠鏡機能を追加
天体撮影ソフトウェア「ステラショット」をアップデートする「1.2aアップデータ」を無償公開しました。自動撮影のスケジュール作成に役立つ仮想望遠鏡機能を新たに搭載し、またニコン対応版向けとしてニコン D4Sの制御機能を追加しました。
【2016年1月19日 アストロアーツ】
天体撮影ソフトウェア「ステラショット」は、赤道儀とデジタルカメラをPCから同時制御して、撮りたい天体を手軽に撮影できるソフトです。カメラのライブビューをPCの画面に表示したり、天体導入のずれをワンタッチで補正したり、導入と撮影のスケジュールを組んで「自動巡回撮影」を実現できたりするなど、野外での天体撮影を楽にしてくれるさまざまな機能が搭載されています。
今回の1.2aアップデータでは、望遠鏡をPCに接続していない状態でも天体導入や同期、自動導入補正などの望遠鏡機能をシミュレーションできる仮想望遠鏡「Telescope Emulator」が使えるようになりました。これによって、望遠鏡がない環境でも自動撮影のスケジュールを作成することができます。
また、ニコン対応版である「ステラショット1.2」及び「ステラショット1.2・ニコン追加パック」向けの機能追加として、新たにニコン D4Sの制御に対応しています。
その他、不具合修正も多数盛り込まれておりますので、ステラショットをお使いのすべてのお客様にインストールをお勧めします。
ニコンカメラにも対応した天体撮影ソフトウェア「ステラショット1.2」。クリックで拡大
アップデータのインストール方法
- 下記のいずれかの方法で1.2aアップデータファイルをダウンロードします。
- 「ステラショット」で[Alt]キーを押してメニューを表示し、[ヘルプ]→[ステラショットの更新確認]から
- 製品ページ内「アップデータ」ページから
- 1.2aアップデータファイル(St1up12a.exe)を、「ステラショット」が起動されていない状態で実行します。
詳しくは、ステラショット アップデータページをご覧ください。ご不明な点は製品サポートページを参照のうえお問い合わせください。
《1.2aアップデータの詳細》
◆ 機能追加
- 【N】ニコン D4Sに対応
- 望遠鏡の機種選択項目に仮想望遠鏡「Telescope Emulator」を追加
◆ 修正された主な不具合
- 天体Aを導入後に別の天体Bを星図画面上でクリックして同期し、この状態で撮影すると、撮影画像のファイル名に天体BではなくAの名称が付く
- 複数枚の撮影で撮影終了時刻の見積もりに誤差が生じる
- 望遠鏡で天体を一度も導入しない状態で撮影すると撮影画像の保存に失敗することがある
- 【N】Microsoft Visual C++ 2010 SP1再頒布可能パッケージがインストールされていないとニコンのカメラを接続できないことがある
- 【N】ニコンのカメラで通常シャッター速度での撮影を中断すると、それ以降シャッターが切れなくなる
- 【N】ニコンのカメラでISO感度に「ISO-LO」を選択した状態でライブビューの明るさ変更ボタンを押すとステラショットがフリーズする
【N】:「ステラショット1.2」または「ステラショット1.2・ニコン追加パック」のニコンカメラ機能に関する変更点。
※ ご注意
ステラショットの1.0(初版)をご購入いただき、これに1.2aアップデータをインストールした場合、ソフトウェアのバージョン情報は「ステラショット1.2(1.2aアップデータ)」となりますが、ニコンカメラの制御機能はこのアップデータでは追加されません。
従いまして、上記の変更点リストで【N】と表記されているニコン関連機能の追加・修正点もステラショット1.0(初版)には入りません。
ニコンカメラ制御機能を追加したい場合には、「ステラショット1.2・ニコン追加パック」を別途ご購入ください。
製品紹介・ご購入
ステラショットについて、詳しくは製品ページをご参照ください。
ステラショットのご購入についてはご購入ページをご参照ください。