【投稿画像集】M78星雲の近くに出現した新星雲

【2004年2月13日 アストロアーツ】 2月26日更新

12日のニュース「M78星雲の近くに新しい星雲が出現」で紹介した、オリオン座の散光星雲M78の近くに出現した新星雲の画像をお送りいただいたので、以下に紹介しよう。サムネール画像では小さく暗いためわかりづらいかもしれないが、各画像をクリックしてオリジナルサイズの画像をご覧いただきたい。また、撮影にチャレンジされてみてはいかがだろうか。

(2月26日公開分)


(どうも大槻です氏撮影の新星雲の写真)

撮影者:
どうも大槻です
撮影日時:
2004年2月23日 19時19分、露出 60秒×5枚
撮影地:
宮城県
撮影機材等:
ニュートン反射望遠鏡(D=31cm F6)、SBIG ST-9E(冷却なし、気温6度)、タカハシ 160赤道儀
●撮影者コメント:

初めて撮像しました。

(2月24日公開分)


(増田清治氏撮影の新星雲の写真)

撮影者:
増田 清治
撮影日時:
2004年2月23日 21時0分〜17分、露出 6分×2枚コンポジット
撮影地:
栃木県塩谷町 星ふる学校「くまのき」
撮影機材等:
ミューロン 望遠鏡(D=25cm) + レデューサ(合成fl=2700mm 合成F9)、富士写真フイルム FinePix S2 Pro、STVガイド

(池田晃氏撮影の新星雲の写真)

撮影者:
池田 晃
撮影日時:
2004年2月20日 21時21分、露出 2分
撮影地:
長野県南佐久郡
撮影機材等:
テレビュー 101(fl=540mm F5.4)、キヤノン EOS Kiss Digital(ISO 1600)
●撮影者コメント:

デジタルカメラでもなんとか写りました。

(2月23日公開分)


(坂木泰三氏撮影の新星雲の写真)

撮影者:
坂木 泰三
撮影日時:
(左)2003年12月22日 0時28分、露出 (L画像)2分×11枚、(RGB)2分×2枚ずつ
(右)2004年2月21日 19時37分、露出 (L)2分×8枚、(RGB)2分×2枚ずつ
撮影地:
(左)神奈川県愛甲郡愛川町半原
(右)富士山西臼塚
撮影機材等:
タカハシ ε-130、ビットラン BJ-41L、L画像ビニングなし、RGB画像2×2ビニング
●撮影者コメント:

2か月の間にだいぶ明るくなりました。

(2月21日公開分)


(米山誠一氏撮影の新星雲の写真)

撮影者:
米山 誠一
撮影日時:
2004年2月19日 22時10分、露出 5分
撮影地:
伊豆天城山駐車場
撮影機材等:
ビクセン SS200(D=20cm fl=800mm)、キヤノン EOS 10D(ISO 800相当、ホワイトバランス:太陽光)、直焦点撮影
ステライメージにて3072×2048pixelsの6画像をダーク補正、1/3ソフトビニング、トーンカーブ補正後トリミング
撮影者コメント:

暗い新星雲が一眼レフデジタルカメラで写るか不安でしたが、EOS 10Dでも何とか写りました。


(佐野康男氏撮影の新星雲の写真)

撮影者:
佐野 康男名寄市立木原天文台
撮影日時:
2004年2月19日 21時2分、露出 80秒×10枚ずつコンポジット
撮影機材等:
ヨシカワ光器 ニュートン式反射望遠鏡(D=25cm fl=1500mm)、SBIG ST-9E、IDAS フィルタ(B, V, I, L)
○アストロアーツによる補足
名寄市立木原天文台内ウェブサイトの「オリオン座のM78星雲の付近に出現した星雲状天体」のページで、2月11日からの連続観測で捉えられている多くの画像が公開されています。

(2月20日公開分)


(出井真治氏撮影の新星雲の写真)

撮影者:
出井 真治
撮影日時:
2004年2月13日 21時25分、露出 (L)300秒×18枚、2004年2月15日 20時34分、露出 (L)600秒×6枚、(RGB)600秒×2枚ずつ
撮影地:
山口県熊毛郡田布施町
撮影機材等:
ペンタックス 105SDHF、昭和機械 20E、SBIG ST-10XE(-25度に冷却)

(2月19日公開分)


(重実俊次氏撮影の新星雲の写真)

撮影者:
重実 俊次
撮影日時:
2004年2月16日 22時2分、露出 7分×6枚
撮影地:
岡山県岡山市
撮影機材等:
ペンタックス 125SDP、SBIG ST-237A、直焦点撮影、フィルタなし、フラット補正なし

(2月18日公開分)


(茂木弘光氏撮影の新星雲の写真)

撮影者:
茂木 弘光
撮影日時:
2004年2月17日 23時42分、露出 90秒×11枚
撮影地:
群馬県太田市
撮影機材等:
反射望遠鏡(D=25cm F5)、ビットラン BJ-32L、IDAS LPS-P1フィルタ、2×2ビニング、タカハシ NJP赤道儀
ステライメージ3で合成、デジタル処理
●撮影者コメント:

撮影開始の高度が25度からですので画質は期待せず記念撮影してみました。

(2月17日公開分)


(赤木浩一氏撮影の新星雲の写真 1) (赤木浩一氏撮影の新星雲の写真 2)

撮影者:
赤木 浩一
撮影日時:
(1枚目)2004年2月15日 22時48分、露出 60秒×5コマコンポジット
(2枚目)2004年2月16日 22時39分、露出 180秒
撮影地:
福岡県宗像郡
撮影機材等:
(1枚目)タカハシ BRC250M、SBIG ST-9E
(2枚目)ボーグ 76EDL、SBIG ST-9E
(共通処理)ステライメージ4にて階調補正
●撮影者コメント:

本当に76mmでも撮影できました。

(2月16日公開分)


(近藤弘之氏撮影の新星雲の写真)

撮影者:
近藤 弘之
撮影日時:
2004年2月15日 19時1分、露出 (L画像)10分×7コマ、(RGB画像)10分×1コマずつ
撮影地:
東京都立川市
撮影機材等:
ペンタックス 125SDP、光映舎 SV-16E冷却CCDカメラ、タカハシ EM-200赤道儀
LRGBカラー合成
●撮影者コメント:

シーイングは良くありませんでしたが、話題になっていたので撮影してみました。


(坂木泰三氏撮影の新星雲の写真)

撮影者:
坂木 泰三
撮影日時:
2003年12月22日 0時28分、露出 (L画像)2分×11枚、(RGB画像)2分×2枚ずつ
(左は比較用、2002年11月10日 3時17分、露出 (L)1分×4枚、(RGB)1分×2枚ずつ)
撮影地:
神奈川県愛甲郡愛川町半原
撮影機材等:
タカハシ ε-130、ビットラン BJ-41L、L画像ビニングなし、RGB画像2×2ビニング
(2002年の画像はL画像2×2ビニング、RGB画像3×3ビニング)
●撮影者コメント:

昨年12月に写した写真を確認してたところ写っていたのが確認できました。一昨年の写真は、まだ冷却CCDを使い始めたばかりで、人に見せるレベルではないので没にしていましたが、確認のためにあえて引っ張り出しました。


(高木宜朋氏撮影の新星雲の写真)

撮影者:
高木 宜朋
撮影日時:
2004年1月25日 21時30分、露出 10分
撮影地:
福島県いわき市四倉町
撮影機材等:
BORG 76ED、ニコン FM3A、ISO 800、ビクセン GP-D赤道儀、直焦点撮影
ステライメージにて画像切り取り加工
●撮影者コメント:

スキャナ取りによる加工がまだ下手ですが、実画にははっきり写っていました。TGM-Vでも昨年末に撮影してましたが、拡大しすぎて確認不可でした。

(2月14日公開分)


(仁科大助氏撮影の新星雲の写真)

撮影者:
仁科 大助
撮影日時:
2003年12月27日 20時42分、露出 20分×4コマコンポジット
撮影地:
愛知県作手村
撮影機材等:
タカハシ ε-160、ビットラン BJ-41C、タカハシ NJP
●撮影者コメント:

ε-160とCCDの20分露出でM78の周辺部分がどの程度写せるか試した画像にしっかり写っていました。

(2月13日公開分)


(横田富美夫氏撮影の新星雲の写真)

撮影者:
横田 富美夫
撮影日時:
2004年1月25日 0時23分、露出 5分×4枚コンポジット
(左は比較用、2002年12月11日 0時27分、露出 5分)
撮影地:
岡山県吉永町八塔寺
撮影機材等:
協栄産業 C8EX + レデューサ(合成fl=1280mm 合成F6.3)、富士写真フイルム FinePix S2 Pro(ISO 1600)、ビクセン GP-D赤道儀、AGA-1にて自動追尾
加算平均コンポジット、ヒストグラム処理、トリミング、コントラスト等の処理
●撮影者コメント:

星ナビの記事を見てひょっとして写っていないかと調べたら運良く写っていました。


(高木茂氏撮影の新星雲の写真)

撮影者:
高木 茂
撮影日時:
2003年12月19日 22時30分、露出 5分×6枚
撮影地:
茨城県行方群麻生町 北浦湖畔
撮影機材等:
キヤノン EOS 10D、オリンパス ズイコー 350mm F2.8開放、タカハシ NJP TemmaPC、SBIG ST-237Aによるオートガイド
ステライメージ4にて処理
●撮影者コメント:

国立天文台・天文ニュースによりM78星雲のそばに新星雲が出現していることを知りました。2003年12月に撮影していたことを思い出して画像を調べてみました。かすかではありますが、存在が確認できました。中央部のみトリミングしています。


(百海正明氏撮影の新星雲の写真)

撮影者:
百海 正明(群馬星の会)
撮影日時:
2004年1月23日 20時55分、露出 (L画像)3分×9枚、(RGB画像)3分×6枚ずつ
撮影地:
群馬県桐生市
撮影機材等:
タカハシ ε-160(F3.3)、ビットラン BJ-41L、IDAS TypeIIIフィルタ(Lは1×1ビニング、RGBは2×2ビニング)、川上勇氏製作31cm用赤道儀、ビクセン Skysensor 2000PC、Pictor 201XTによるオートガイド
ステライメージ4で合成、デジタル処理
●撮影者コメント:

アストロニュースを見て「新星雲なんてことがあるのだな。V838Monの時も驚いたけれど、今回はアマチュアの、それも小口径による発見だなんて!!」と驚きました。そして、ふと自分が撮影した画像を調べてみるとしっかり写っているではありませんか。それもなんと同日の撮影(UTにしても同じですよね)ということで2度びっくり。ガイドエラーがありますが、「画像の撮りっぱなしはではいけないな」と思った次第です。


(古賀英希氏撮影の新星雲の写真)

撮影者:
古賀 英希
撮影日時:
2004年2月10日 21時53分57秒、露出 5分×6枚コンポジット
撮影地:
福岡県小石原村
撮影機材等:
タカハシ FSQ-106、キヤノン EOS Kiss Digital(ISO 800、撮影モード:マニュアル、シャッター速度:299、中央重点平均測光、ホワイトバランス:太陽光)、タカハシ EM-10
●撮影者コメント:

偶然にもFSQ-106はファーストライトです。


(佐野康男氏撮影の新星雲の写真)

撮影者:
佐野 康男
撮影日時:
2004年2月11日 19時30分、露出 40秒×6枚コンポジット
(左は比較用、2001年2月19日 19時49分、露出 40秒×6枚コンポジット)
撮影機材等:
シュミット・カセグレン望遠鏡(D=28cm fl=1710mm)、SBIG ST-9E

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