M78
(オリオン座の散光星雲)
解説
M78は「ウルトラの星」として名前だけは有名な星雲ですが、実際は、M42(オリオン大星雲)などと同様に、このあたりに広がっている星間ガスが近くの高温の星の光を反射して輝いているもので、とても生物の存在できるようなところではありません。これは、有名なバーナード・ループの内側にある暗黒星雲L1627の一部が、青色B型星の光を反射して輝いているもので、この近傍にもNGC番号がふられた散光星雲が3つほどあります。
見つけ方
三ツ星のすぐ北東に位置していますが、三ツ星のいちばん西のδ星とほぼ同じ赤緯なので、赤道儀ではこれを利用すると導入しやすいでしょう。δ星(2.2等)からは14.7m東、22'北です。双眼鏡などでは、三ツ星のすぐ左下のσ星と、三ツ星の東のはじのζ星を結んで、ζ星側に2倍延ばした先という方法が見つけやすいでしょう。ζ星(1.8等)からは5.9m東、2゚北です。ファインダーではやや見つけにくいでしょう。
双眼鏡
7×50の双眼鏡では、空が良いところであれば淡い星雲状の光芒をとらえることができます。
10cm
40倍で、2つの近接した明るい星が星雲状の光芒で包まれている姿を見ることができます。さらに倍率を80倍程度にあげて観察すると、北西側の輪郭がほぼ丸くはっきりしているのに対して、南東側が拡散しているように見えます。ちょうど、彗星の頭部のイメージに非常に似ているのが印象的です。彗星のイメージを初心者に見せたいとき、M78はなかなか重宝します。
20cm
星雲の光の濃淡がかなり明瞭になってきておもしろくなります。このあたりは暗黒星雲に覆われているため、背景には星が少なく、暗いことが分かります。








