地球磁気圏監視衛星「IMAGE」、打ち上げ成功

【2000年3月27日 FLORIDA TODAY Space Online (2000/3/25)

3月25日、NASAの地球磁気圏監視衛星「IMAGE」(Imager for Magnetopause-to-Aurora Global Exploration)がボーイング社製デルタII型ロケットにより無事打ち上げられた。

1憶5400万ドルの「IMAGE」は、太陽風の影響による地球磁気圏の変化を監視するための衛星で、地球磁気圏全体を観測する初の衛星。地球磁気圏全体の画像を得るため、最低高度1,000km、最大高度45,000kmの長楕円軌道をとる。

今後40日間で機器の展開およびテストが行われるが、それには4本の250m(820ft)のワイヤー・アンテナの展開も含まれ、この展開によりIMAGEは宇宙における史上最長の人工物となる。