AstroArts Topics

恒星・銀河

初期宇宙のさざ波か、銀河が作る巨大な泡「ホオレイラナ」

2023/09/11
宇宙の銀河地図を作成するプロジェクトで、直径10億光年という超巨大なシェル構造が見つかった。初期宇宙に存在した「バリオン音響振動」の痕跡かもしれない。

ダークマターの小さな「むら」をアルマ望遠鏡で初検出

2023/09/08
クエーサーの重力レンズ像をアルマ望遠鏡で精密に観測した結果、ダークマターの密度分布に銀河よりも小さなスケールの「むら」が存在する証拠が初めて見つかった。

X線分光撮像衛星「XRISM」と小型月着陸実証機「SLIM」、打ち上げ成功

2023/09/07
9月7日、X線分光撮像衛星「XRISM」と小型月着陸実証機「SLIM」を搭載したH-IIAロケットが種子島宇宙センターから打ち上げられた。ロケットは順調に飛行し、XRISMとSLIMはそれぞれ予定の軌道へ投入され、打ち上げは成功した。

「ものさし」を組み合わせて宇宙膨張の過去と未来を明らかに

2023/08/25
天体までの距離を測る「ものさし」として使われる天体を複数種類組み合わせ、新しい統計的手法を活用した解析で、宇宙膨張に関わる宇宙論パラメーターの精度が向上した。

明るい重力崩壊型超新星の周りは、元素も豊富か

2023/08/23
板垣公一さんが5月に発見した超新星2023ixfは、重力崩壊型超新星としては21世紀で見かけが最も明るい。その周囲を取り巻く、爆発前に放出されたガスの成分が観測で明らかになった。

電波銀河の巨大ブラックホールに落ち込む水分子

2023/08/09
日韓の電波望遠鏡によって、電波銀河NGC 4261の中心部にあるガス円盤から中心ブラックホールに水分子ガスが落ち込む様子が初めてとらえられた。

三つ子の赤ちゃん星にガスを届ける渦状腕

2023/08/08
アルマ望遠鏡の電波観測と天文学専用コンピューターの数値シミュレーションを組み合わせた研究から、複数の原始星にガスを送り届ける腕構造が生じる様子が初めて明らかになった。

JWSTがとらえたリング星雲

2023/08/07
こと座のリング星雲をジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡で撮影した近赤外線画像が公開された。

合体前のブラックホールは決まった質量を持つ?

2023/08/04
重力波の源となる連星ブラックホールには似た質量を持つものが多いという観測結果の謎を解くモデルが提唱された。外層を失った近接連星が鍵になっているようだ。

蒸発する惑星が引き起こす「しゃっくり」

2023/08/02
若い赤色矮星を回る系外惑星から水素ガスが流出している様子が観測された。水素ガスは現れたり消えたりしており、その原因についていくつかの説が考えられている。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

巨大惑星に収縮する前の塊、若い星の周囲で発見

2023/07/28
若い星の周りに分裂中の渦巻構造が検出された。木星のような巨大惑星は塵が降り積もって成長したという説が有力だが、この星では大きな塊が収縮することで惑星が生まれるかもしれない。

次々見つかる浮遊惑星、天の川銀河に1兆個以上存在か

2023/07/27
恒星の周りを回らない浮遊惑星が6個見つかり、そのうち1個は地球程度の質量だった。この発見は、浮遊惑星の方が星の周りを回る惑星より多く、その総数は天の川銀河で1兆個以上もある可能性を示唆する。

成長中の巨大ブラックホール周辺を電波で観測

2023/07/24
活動銀河の一種「セイファート銀河」の電波観測から、成長途中の巨大ブラックホールの周りにあるガスが電波に影響を与える様子が初めて観測された。

132億年前の銀河の暗黒星雲と巨大空洞

2023/07/20
ビッグバンからわずか6億年後の宇宙に存在した銀河で、暗黒星雲と散光星雲の分布がとらえられた。巨大な星団が誕生し、相次ぐ超新星爆発で巨大な空洞が形成されている可能性がある。

中性子星合体から1秒間の変化を高精度シミュレーション

2023/07/14
中性子星同士の合体を、合体後1秒間という過去最長にわたって計算するシミュレーションが行われた。重力波と電磁波の同時観測に加え、理論モデルを確立することで、合体の過程についての理解が深まりそうだ。

塵の塊が衝突するだけでは惑星の種にならない

2023/07/13
数値シミュレーションにより、固体微粒子が一定以上集まった塊同士は衝突しても跳ね返ってしまい、合体しにくいことがわかった。惑星の種となる微惑星の形成シナリオに重要な示唆を与える発見だ。

昔ながらの環境が残る星団の「人口調査」

2023/07/12
天の川銀河の外縁部にあり、元素の組成が100億年前の宇宙に近い大星団で「星の人口調査」が行われた。太陽系近傍の星形成領域と比べると重い星の割合がやや高い一方、太陽より軽い星も多かった。

電波観測装置と量子コンピューターに共通する部品の超小型化を実証

2023/07/11
国立天文台の研究チームが、信号の逆流を防ぐ部品である「アイソレータ」の超小型化を実現する技術の実証に成功した。この技術は電波観測装置に加え、量子コンピューターへの応用も期待される。

生まれたての星をくるむ、3枚重ねのパンケーキ状構造

2023/07/10
生まれて間もない原始星系の円盤をアルマ望遠鏡で観測した結果、3層からなるパンケーキのような構造や、円盤から中心星へ物質を供給する役割を果たす渦巻構造の腕らしきものが見つかった。

棒渦巻銀河の棒は、星形成を抑制する

2023/07/07
棒渦巻銀河の中心を貫く棒の部分では、星の材料が存在するにもかかわらず、渦巻き部分に比べて星が生まれにくい。棒構造に由来するガスの激しい運動が、星形成活動を抑制しているらしい。