準惑星ケレスの表面に謎の光
NASAの探査機「ドーン」が、3月6日にいよいよ目標天体である準惑星ケレスに到着する。最新画像ではケレスの表面に謎の明るいスポットも見つかっている。
【2015年3月3日 NASA】
準惑星ケレスの周回軌道への投入を3月6日に控えたNASAの探査機「ドーン」が、これまでよりさらに鮮明なケレスの姿をとらえた。
アニメーションは9時間にわたるケレスの自転1周分のようすをとらえたもので、今回の接近で初めて見つかった、謎の光るスポットも見える。盆地に見えるこの光は「火山かなにかのようだが、もっと近づいてみないとわからない」(ドーンミッション研究員のChris Russellさん)という。
ドーンは2007年に打ち上げられ、2011年に小惑星ベスタに到着し約1年間探査を行った。今回ケレス周回軌道への投入が成功すれば、ドーンは史上初めて2つの天体を回る探査機となる。
2月19日に撮影したケレス(提供:NASA/JPL-Caltech/UCLA/MPS/DLR/IDA)
探査機の位置と航路
天文シミュレーションソフト「ステラナビゲータ」では、「ドーン」など主な探査機の位置や航路、準惑星ケレスの位置や軌道などを表示することができます。