小惑星帯に入った、小惑星探査機「ドーン」

【2009年11月20日 JPL

2007年9月に打ち上げられたNASAの小惑星探査機「ドーン」が11月13日に、火星と木星の間にある小惑星帯に入った。この後2011年に小惑星ベスタ、2015年に準惑星ケレスに到達して探査を行う。


(小惑星帯を飛行する小惑星探査機「ドーン」の想像図)

小惑星帯を飛行する小惑星探査機「ドーン」の想像図。クリックで拡大(提供:NASA/JPL)

小惑星探査機ドーンは、2007年9月に打ち上げられ、2008年6月にいったん小惑星帯に入り40日間にわたって通過した。その後、今年2月に火星スイングバイを行った後、今月13日に再び小惑星帯に入った。

ドーンは、2011年8月に1つ目の目標である小惑星ベスタに到着、続いて2015年2月に準惑星ケレスに到着し、それぞれの探査を行い、太陽系誕生のなぞに迫るデータを集める。

なお、小惑星帯に到着したドーンは、その小さな天体の集まる小惑星帯に永遠にとどまる初めての人工物となる予定だ。