M90
(おとめ座の銀河)
解説
かみのけ座、おとめ座付近の星図には、銀河のマークがびっしりとあって驚かされます。この空域にはメシエ天体を含む多くの銀河がありますが、いずれも淡く、小口径では存在がわかる程度です。M90はSb型の渦巻銀河です。M89とは40'離れているだけで、同じ視野で観察できます。実直径は14万光年と大きくな銀河ですが、質量は太陽の790億倍と小さく、絶対等級は-21.6等です。M89とM90はおとめ座銀河団の一員と考えられています。
見つけ方
狭い範囲に多数の銀河があるため、赤道儀の目盛環を使って正確に導入しないと、観察している対象が目的の天体なのか自信がもてず困ります。その点、コンピュータによる自動導入システムは、たいへん便利です。M90はM89の40'北で、おとめ座ε星からは25.4m、2゚13'北です。
双眼鏡
淡いので、双眼鏡では難しい対象です。10x70の双眼鏡を三脚に固定し、丹念に観察すると淡い光斑の存在が分かりますが、小さく丸いので恒星状にしか見えません。
10cm
星雲状の光芒として見えます。M90とすぐ隣にあるM89は同一の視野に見え、M90はかなりつぶれた楕円形、M89は丸い円形の光斑と、明確に区別できます。
20cm
10cmとあまり変わりませんが、よりはっきり見えるようになります。M90とM89の見え方の違いははっきりして、両方とも中心が明るいことが分かります。







