メシエ天体ガイドM89
(おとめ座の銀河)

M89M89 Map

  • M89(NGC4552) おとめ座/銀河(E0)
  • 赤経 12h35.7m 赤緯 +12゚33'
  • 光度 9.5等 視直径 3' 距離 4,100万光年

解説

かみのけ座、おとめ座付近の星図には、銀河のマークがびっしりとあって驚かされます。この空域にはメシエ天体を含む多くの銀河がありますが、いずれも淡く、小口径では存在がわかる程度です。M89はE0型楕円銀河ですが、実際は細長い楕円形の銀河で、たまたま銀河系の方向に軸が向いているためにほぼ円形に見えているものです。質量は太陽の2,500億倍とされています。

見つけ方

狭い範囲に多数の銀河があるため、赤道儀の目盛環を使って正確に導入しないと、観察している対象が目的の天体なのか自信がもてず困ります。その点、コンピュータによる自動導入システムは、たいへん便利です。M89はおとめ座ε星から26.5m西、1゚36'北です。

双眼鏡

淡いので、双眼鏡では難しい対象です。10x70の双眼鏡を三脚に固定し、丹念に観察すると淡い光斑の存在が分かりますが、小さく丸いので恒星状にしか見えません。

10cm

星雲状の光芒として見えます。M89とすぐ隣にあるM90は同一の視野に見え、M89は丸い円形の光斑、M90はかなりつぶれた楕円形と、明確に区別できます。

20cm

10cmとあまり変わりませんが、よりはっきり見えるようになります。M89とM90の見え方の違いははっきりして、両方とも中心が明るいことが分かります。