M82
(おおぐま座の銀河)
解説
おおぐま座の頭部近くに位置し、ほぼ1年中観察できます。すぐ近くに楕円銀河M81があります。M82は秒速1,000kmに達する速度で星群が星雲の中心から噴出していることが知られていて、星雲の円盤面から約1万光年以上に達する線状の星のつながりが観測されています。この噴出は今から150万年ほど前にはじまったと考えられており、すでに太陽の500万倍の質量がM82から失われたとされています。最近の研究では、M82は爆発ではなくM81との空間作用によって、こうした姿になったと考えられています。
見つけ方
北斗七星のひしゃくを作るおおぐま座α星とγ星を結び、α星のほうに同じ長さだけ延ばしたあたりに位置しています。近くには4等級の24番星があるので、これを目印にすると良いでしょう。α星(1.8等)からは、1h7.5m西、7゚57'北です。明るいので、ファインダーでも位置が分かります。
双眼鏡
7×50の双眼鏡では、楕円形をしたM81と細長く小さなM82がハの字の形に並んでいるようすがはっきりわかります。データではM82のほうが暗いのですが、実際にはM82のほうが明るく感じられます。
10cm
60倍で同一視野内にM81とM82を観察でき、その姿の違いを楽しめます。M81は楕円形の光斑で、中心核とそれからのびる腕の部分が特に明るく見え渦巻の感じが分かります。M82は細長い光斑の中に不規則の濃淡が複雑に見えておもしろい眺めです。このような見え方の違いは、6cm程度の小口径でも十分に分かります。
20cm
100倍に拡大すると視野の中に大きな光斑が浮かび、その中にある微妙な濃淡をM81、M82ともに楽しめます。特にM82の複雑な構造がおもしろく見られます。さらに口径が大きくなると、微細な構造が明瞭になり、暗い部分が散光星雲の暗黒帯のような感じに見えてきます。












