メシエ天体ガイドM76
(ペルセウス座の惑星状星雲)

M76M76 Map

  • M76(NGC650+NGC651) ペルセウス座/惑星状星雲(V)
  • 赤経 01h42.2m 赤緯 +51゚34'
  • 光度 12.2 視直径 157"×87" 距離 8,200光年

解説

M76は、M27(あれい状星雲)をさらに不規則にしたような形をしています。これは、M57やM97のように対称形をした惑星状星雲の、一つの断面が見えているものと言われています。M76の中心星は16.6等の明るさで、その表面温度は60,000Kです。この中心星から発せられる紫外線の輻射によってM76が輝いています。明るさ12.2等、157"x87"というデータからはとても小口径で観察できる感じではありませんが、実際には意外と見やすいものです。1780年にドイツのメシヤンが発見したもので、メシエも同じ年にこれを見ています。

見つけ方

アンドロメダ座γ星と、カシオペア座のW字の左の底にあたるδ星を結んだ線の中ほどに、4等級のペルセウス座ψ星があります。M76は、このψ星のほぼ1゚北に位置しています。アンドロメダ座γ星(2.2等)からは21.7m西、9゚14'北。カシオペアδ星(2.7等)からは16.4m東、8゚20'南です。ファインダーではその位置すらも分かりません。

双眼鏡

7×50の双眼鏡では、その存在すら分かりません。口径10cmを超える大口径双眼鏡で見れば位置は分かるようになりますが、ほとんど恒星と見分けがつきません。

10cm

80倍くらいで、いびつな長楕円形の小さな光斑が見えます。好条件下ではもう少し倍率を高くすることで、小型のあれい状星雲というイメージに見えてきます。これより小口径では、観察は難しいでしょう。

20cm

はっきりと存在を確認できます。120倍くらいで、細長くのびた光斑の両端がやや明るいことが分かるようになり、12等級とは思えないほど見やすくなります。

30cm

さらに微妙な濃淡まで見えてきて、かなりおもしろくなります。