M74
(うお座の銀河)
解説
うお座のM74は、Sc型の渦巻銀河で、真上から渦を眺める格好になるため、大望遠鏡による写真では大きく開いた渦巻の様子がきれいにとらえられます。しかし、肉眼では明るい中心核は目立つものの、渦の部分は非常に淡くとても見にくいものです。質量は太陽の400億倍と小さく、銀河系のわずか5分の1程度しかありません。しかし、実直径は約10万光年と銀河系に匹敵する大きさを持っています。絶対等級は-20.6等です。
見つけ方
おひつじ座のα星とγ星を結んだ線を、γ星方向に同じ長さだけ延ばす、うお座のη星にぶつかります。このη星(3.6等)から、γ星の方向に1゚戻った所に位置しています。η星からは5.2m東、26'北です。ファインダーでは位置すら分かりません。
双眼鏡
10.2等と暗いので、7×50の双眼鏡では存在を確認するのも難しいでしょう。
10cm
60倍で注意深く観察すると、中心核の部分が恒星状に光っているのが何とか分かります。渦巻の部分は大変淡いので、空の状態がよほど良くないと、まず見ることはできません。10cmクラスでは非常に難しい対象です。
20cm
集光力があがる分、淡い渦巻の部分がだいぶ見やすくなります。しかし、渦巻の濃淡が分かるほどではありません。大望遠鏡でとらえられた見事な姿を期待していると、完全に肩透かしを食わされます。
30cm
ようやく、渦巻部分の濃淡が感じられるようになりますが、やはり写真の姿には及ぶべくもありません。






