M70
(いて座の球状星団)
解説
いて座にはたくさんの球状星団が散在していますが、M70はその中でも特に小さく暗いものです。私達の銀河系の中心を超えてさらにその向こう側、65,000光年もの彼方に位置する球状星団だからです。M70を発見したのはメシエで1780年のことです。メシエの使用していた望遠鏡では、球状星団であることまでは分からなかったようで「星のない星雲」と記されています。実直径は60光年とされています。
見つけ方
いて座の南斗六星のひしゃくの先端にあたるζ星と、弓のほぼ南端にあたるε星の、ほぼ中間付近に位置しています。小さなファインダーや双眼鏡では、暗いため位置さえ分かりません。ε星(1.9等)からは19.0m東、2゚6'北です。
双眼鏡
非常に小さい球状星団で、7×50の双眼鏡を三脚に固定してじっくりと観察することで、ようやく見えるようになります。しかし、恒星状にしか見えませんので良く位置を把握していないと見逃してしまいます。
10cm
低倍率では、かなり小さな淡く丸い星雲状に見えますが、倍率をあげると薄れてしまい見にくくなってしまいます。もちろん周辺部を星に分解するのは無理です。
20cm
丸い星雲状にしか見えません。はっきり言っておもしろい対象ではありません。M70を球状星団らしく楽しむためには、最低でも30cmクラスの大口径望遠鏡と条件の良い空が必要となります。






