M65
(しし座の銀河)
解説
しし座の後ろ足のつけ根にあたるθ星の南に、0.5゚ほど離れてM65、M66が並んでいます。さらにその1゚北にはNGC3628という銀河があり、望遠鏡の視野の中で3つの銀河を一度に見ることができる、たいへんおもしろい領域です。実際にこれら3つの銀河は2,900万光年の距離にあり、銀河のグループを形成しています。このグループをしし座銀河団と呼んでいます。M65は絶対等級は-21.2等、太陽の2〜3,000億倍の質量を持ち、直径は約10万光年。Sa型で3つの中でいちばん渦巻が締まって見えます。
見つけ方
しし座θ星とι星のちょうど中間という、大変見つけやすい位置にあります。しし座θ星(3.3等)からは4.7m東、2゚20'南です。M65とM66は望遠鏡の低倍率で同一視野に入り、北に1゚ほどずらすとNGC3628が入ってきます。小さいファインダーでは存在すら分かりません。
双眼鏡
有名な割には暗い対象なので、7×50の双眼鏡を使っても、好条件下で隣のM66の存在だけが微かに分かるという程度で、写真のイメージを抱いたまま覗くと、必ず落胆します。
10cm
60倍程度で、3つの銀河が良く分かります。M65は細長い楕円形、M66はいびつな楕円形でほぼ並行に並んでいる感じですが、NGC3628は細長い光芒でM65やM66の長軸に直角の方向に伸びています。もう少し倍率をあげて個々の星雲を観察すると、M65の中心部の光斑にムラがあることなどが分かります。これより小さい口径でも3つの銀河を眺めることができますが、少しでも空の条件が悪いところではNGC3628が見えなくなってしまいます。
20cm
3つの銀河の存在が初めて見る人でも明瞭に観察できます。M65は特に中心部が割れたような感じに見えます。NGC3628は、中心を横切る暗黒帯が観察できるようになります。さらに大口径となると、微細な構造が観察でき、見飽きることがありません。











