メシエ天体ガイドM52
(カシオペヤ座の散開星団)

M52M52 Map

  • M52(NGC7654) カシオペヤ座/散開星団(e)
  • 赤経 23h24.2m 赤緯 +61゚36'
  • 光度 7.3等 視直径 20'×12' 距離 3,000光年

解説

カシオペヤ座付近には、45個を超えるたくさんの散開星団が分布していますが、メシエ天体はM52とM103の2つだけです。実際どれも暗く小さいか、まばらなため観察しても印象が残らないものがほとんどですが、M52は小口径でも楽しめます。この星団は、1744年にモンティニュー彗星を観測中のメシエが発見したものです。星数は193個とされていますが、200個以上という観測もあります。

見つけ方

カシオペヤ座のW字の右側にあたるα星とβ星とを結んで、その間隔分だけβ星から延ばしたところに5等のカシオペヤ4番星があります。M52は、この4番星の約1゚南に位置しています。カシオペヤ座β星(2.3等)からは45.0m西、2゚27'北です。ファインダーでは星雲状に見えます。

双眼鏡

7×50の双眼鏡では、半円形をした光芒の上に数個の星が見えてきて、やや大きく広がった球状星団を見ているような感じを受けます。周囲は天の川の中なので微光星が多く、とてもきれいな眺めです。

10cm

こじんまりとした散開星団なので60倍程度でちょうど良い感じです。微光星が多い星団なので背景の星雲状の光芒は消えず、その中に星が数多く見えます。中心のあたりに一つ、わずかにオレンジ色をした8等級の明るい星があり、それが目を引きます。明るい星の配列は三角形にまとまっており、倍率を高くすると、この配列ははっきり見えてきますが、背景の光芒が淡くなり美しさは失われてしまいます。

20cm

さらに微光星が見えるようになってきますから、視野内がずいぶんとにぎやかな印象を受けます。星が密集した散開星団なので、大きな口径でより美しく観察できます。