M35
(ふたご座の散開星団)
解説
ふたご座の、カストルの足元に位置する満月ほどの大きさの素晴らしい散開星団です。小口径から大口径まで楽しむことができる美しい星団で、写真にも非常に良く写るため人気の高いものの一つです。星数は300個とされています。すぐそば(15')に11等級の小さく密集した散開星団NGC2158があり、同一視野で観察できます。これは、暗いのに意外と良く見えます。さらに55'離れたところにはNGC2158より明るい、NGC2157という散開星団もありますが、3つの10等星なのでどれが星団だか見わけにくいでしょう。
見つけ方
ふたご座α星(カストル)から順にε星、μ星と3等星を追うと足元のη星にたどりつきます。M35はこのη星(変光星3.1〜3.9)の西北2゚に位置しています。μ星、η星と少し間延びした三角形を作るので、これを一度覚えてしまえば簡単に探せるようになります。η星からは6.1m西、1゚50'北です。5.3等というデータからも分かるように、肉眼でも丸い星雲状の姿が見えます。ファインダーなら明るい星がいくつか見えて、散開星団であることが良く分かります。
双眼鏡
7×50の双眼鏡では細かい星が見えてきて、美しい散開星団の姿を堪能できます。空の暗いところではNGC2158が小さな星雲状に見えるので、双眼鏡を三脚に固定するなどして、じっくりと観察しましょう。10×70ではさらにイメージが大きく明確になりとても美しく見えます。M35は、双眼鏡でも十分楽しめる散開星団です。
10cm
小望遠鏡の低倍率では星雲の上に明るい星がいくつか見えるという感じですが、10cmになると微光星もはっきり見えるようになり、片側の明るい星の配列が逆くの字を描いているのが分かります。倍率は40倍から60倍というところで、倍率を上げすぎると視野からはみ出てしまうため、かえってつまらなくなります。NGC2158は倍率をあげると球状星団のように星雲状の光のかたまりの中に微光星が浮かび上がってきます。
20cm
この口径以上では、星団に含まれるすべての星を観察できるように感じられ、低倍率では非常に素晴らしい眺めとなります。NGC2158も倍率をかければ、かなり星に分解でき、こちらもとてもおもしろくなります。











