メシエ天体ガイドM30
(やき座の球状星団)

M30M30 Map

  • M30(NGC7099) やぎ座/球状星団(V)
  • 赤経 21h40.4m 赤緯 -23゚11'
  • 光度 8.4等 視直径 9' 距離 41,000光年

解説

みなみのうお座とやぎ座の境界付近に球状星団M30があります。ちょうどこのM30が南中する頃には、天頂付近にペガスス座のM15、その南にみずがめ座のM2という2つの立派な球状星団を楽しむことができるので、ぜひ一緒に観察してください。この3つの中ではM30がもっとも暗く小さいうえ、かなり南に位置するため、空の条件が良く、しかも南中する時間帯(10月中旬20時頃)をねらって観望する必要があります。

見つけ方

やぎ座の三角形のいちばん左はしのδ星(2.9等)からやや西よりに南に下がり、5等級の41番星のすぐ西(0.4゚)に位置しています。δ星からは6.6m西、7゚3'南。やぎ座ζ星(3.7等)からは14.2m東、46'南です。M2、M15とはほとんど同経度にありますので、赤道儀なら両者を観察した後、そのまま望遠鏡を南に振ればとらえることができます。このときは、なるべく低倍率で視野の広い接眼鏡に変えておかなくてはなりません。

双眼鏡

空が良ければ、双眼鏡で周囲がややにじんだ恒星状に見えます。

10cm

中心が明るい星雲状に見えますが、倍率をあげても周囲を星に分解するのは難しいでしょう。視直径が小さいうえに密集度が高いためです。

20cm

このクラスでも倍率を高めてようやく周囲の星が分解できるかどうか、という程度の見え方です。ただし中心が明るいので、見ていて楽しい対象です。シーイングが良ければ、思い切った高倍率をかけることで微光星が非常に集積した様子をうががうことができます。

30cm

空の条件の良いときには微光星が中心まで密集している様子が観察でき、かなり見応えがあります。