メシエ天体ガイドM22
(いて座の球状星団)

M22M22 Map

  • M22(NGC 6656) いて座/球状星団(VII)
  • 赤経 18h36.4m 赤緯 -23°54′
  • 等級 6.2等 視直径 17′ 距離 10,400光年

解説

いて座にはメシエ天体の球状星団が数多くありますが、その中で一番見応えのあるのがこのM22です。北天のヘルクレス座には全天で一番美しいと言われる大球状星団M13が輝いていますが、ベクバル星表ではこのM22のほうが大きいとされています。約7万個の星を含む大型の球状星団で、小口径の望遠鏡でもやや楕円であることがわかり、写真にもひじょうによく写ります。このM22は全天で最初に発見された球状星団です。

見つけ方

いて座の南斗六星で、ひしゃくの柄の真ん中にあたるλ星(2.8等)の北東約3°に位置しています。φ星とλ星の中間よりやや北で、目の良い人は肉眼でもすぐ位置がわかるでしょう。λ星からは8.4m東、1°31′北です。明るく大きな球状星団だけに、ファインダーでもかなり大きな星雲状に見えます。

双眼鏡

7×50の双眼鏡では、いて座付近を観察すると必ず目にとまります。かなり大きな姿で、見応えがあり、よく観察すればややいびつな姿をしていることまでわかります。なお、双眼鏡ではλ星のすぐ北西に位置するM28も同一の視野に入りますが、こちらは小さい球状星団なのでよく観察しないと星と区別できません。

10cm

100倍程度で周辺が星に分解できるようになり、かなり見事な姿を楽しめます。シーイングが良いときなら、中心までぶつぶつとした感じが見えてきます。これより小さい口径でも、倍率をある程度上げれば周辺は星に分解でき、楽しめます。小口径望遠鏡ではヘルクレス座のM13よりもこのM22のほうが見やすいでしょう。

20cm

この口径では文句なく見事な姿で、ため息がでるほど美しい星団です。150倍程度の倍率で中心付近まで星に分解でき、そのふつふつとあわ粒が集まったような感じは立体感に富み、ひじょうに感動的なものです。

30cm

中心付近までほとんど星に分解でき、圧巻です。球状星団はできるだけ口径の大きな望遠鏡で観察したいものです。