M16
(へび座の散光星雲&散開星団)
解説
へび座(尾部)とたて座の境界で、さそり座に近いところにある有名な散光星雲&散開星団です。すぐ3゚南にオメガ星雲M17があります。M16は眼視観察の対象になるのは散開星団部分で、散光星雲部分はあまり良く見えません。しかし写真では、真っ赤な姿をした星雲が明るい散開星団を背景にして良く写り、非常に美しい対象です。拡大すると、星雲の中には星の胞子と考えられるたくさんの小さい暗く丸い暗斑が観察できます。また星雲の中心に食い込む暗黒星雲は、象の鼻のように見えておもしろいものです。
見つけ方
いて座の南斗六星のひしゃくの柄のはしに位置するμ星(3.9等)から、北に視野を移していく(約5゚)とまずM17が見つかり、続いてすぐ北(約3゚)にM16を見つけることができます。たて座のγ星からは東に約3゚のところになります。また、へび座ν星(3.3等)から19.9m東、4゚1'南です。ファインダーでは、星雲状に見えます。
双眼鏡
7×50の双眼鏡では、M16の位置には星雲状の天体が見えますが、これはM16の散光星雲の部分が見えているのではなく、散開星団の部分が星に分解できずに星雲状に見えているものです。より口径の大きな双眼鏡でも見え方にかわりはありませんが、すぐ南のM17が同一視野に入り、天の川の微光星と相俟って美しい眺めを楽しめます。
10cm
60倍程度で観察すると、やや星が集まった感じに見えて散開星団であることが分かります。空の条件が非常に良いときには、散光星雲の濃い部分が散開星団に重なって見えてきて、それらしい雰囲気となりますが、月明かりがあったり空の透明度が良くないと星雲部分はまず見えません。有名な割には眼視ではパッとしません。
20cm
散光星雲部分はさほど良く見えません。条件が良くないと、目が慣れていない人には存在も分からないでしょう。倍率をあげると散開星団の部分がまばらになってしまうため、さらにつまらなくなります。天体写真のための対象だと割り切るしかありません。
30cm
散光星雲も濃い部分が見えてきて多少楽しめるようになります。











