M12
(へびつかい座の球状星団)
解説
へびつかい座には、M10、M12、M14、M107と、球状星団が4つもあります。このうちM107を除く3つの球状星団が、へびつかい座のいびつな五角形の中に位置しています。M10/M12は双眼鏡なら同じ視野に入ります。M10、M14は典型的な球状星団の見え方、M107はまばらな球状星団、M12はやや変わった印象なのでぜひ比較してみてください。
見つけ方
へびつかい座のδ星とε星はともに3等級で近接しているため、このあたりでは目を引きます。この北側のδ星(2.7等)から東に約10゚ほどのところにM10があります。M12はM10から北西に3.5゚のところに位置しています。δ星から32.9m東、1゚45'北。
双眼鏡
7×50の双眼鏡では、M12とすぐ隣のM10を同じ視野に捉えることができます。見え方はぼんやりとした星雲状で、球状星団同士のこのような眺めが双眼鏡で楽しめるのは、このM10とM12のペアだけです。
10cm
低倍率でも非常にまばらなため60倍程度で周辺の星がいくつか見えます。お隣のM10は丸い星雲状に見えます。M10と比べると明らかに見え方が違うのが分かります。120倍程度に倍率をあげると、M10も周囲の星の一部が分解できるようになり、それなりに楽しめます。M12はかなり星に分解でき、おもしろいでしょう。
20cm
150倍程度まで倍率をあげると、M12は中心まで分解でき見事な眺めとなります。M10は中心部は密集しているため星雲状にしか見えません。M10の見え方はM12と比べると、標準的な球状星団のイメージです。







