M110
(アンドロメダ座の銀河:アンドロメダ大銀河の伴銀河)
解説
アンドロメダ大銀河M31は、日本から見える銀河としては最大のもので、天文ファンのみならず広く一般に知られている有名な天体です。そのM31に寄り添うように見える伴銀河がM32とM110です。M110にはメシエ天体の最後の番号が与えられていますが、メシエ自身の発表ではなく、後の研究でメシエによる発見が明らかであることから、M110とすることが提案されたものです。このため解説書によってはNGC205と書かれていることもあります。
見つけ方
アンドロメダ座のα星、β星、γ星はほぼ等間隔に並んだ2等星ですが、真ん中のβ星からカシオペア座に向かって、アンドロメダ王妃の腕がμ星、ν星と伸びています。この先にぼうっと広がる淡い光芒がM31で、肉眼ではっきり見えます。M110はM31から北西0.6゚(2.4m西、25'北)にあり、細長い星雲状なので、同じ伴銀河であるM32よりは分かりやすいでしょう。β星からは29.4m西、6゚4'北です。
双眼鏡
7×50〜10×70の双眼鏡では視野を覆うように、M31の巨大な楕円の光芒が広がり、M32の丸い小さな星雲状の姿、M110のM31をミニチュアにしたような姿も同時に見え、とても見事な眺めです。
10cm
M110は、はっきりとその形が分かり、ファインダーで見る小さなM31のように見えます。なお、望遠鏡では双眼鏡で見えていたM31周辺の淡い部分が見にくくなるため、M32やM110が見つからずあわてることがあります。思ったより遠い位置にあるので、慎重に導入しましょう。
20cm
10cmとあまり印象は変わりません。これより大きい口径でも同様です。








