メガスターデイズ 〜大平貴之の天空工房〜

第52回 海外の食事がマズいわけ

星ナビ2009年5月号に掲載)

海外出張にいった際の食事についてお話しします。

うまい食事で実りある出張に

メガスターの仕事を通じて、それほど頻繁というわけではないけれど、海外に出かけることがある。海外に出かけるのは楽しい。文化が違うし、言葉に不自由するのもスリルがあって楽しい面もある。けれど、海外に出るたびにつくづく思うのは、食事がマズいということだ。

僕も、海外でうまい食べ物に出会ったことがないわけではない。けれども、多くの場合、やはり海外の食事では、うーんと唸ってしまうことが多い。そして日本の食事が恋しくなってしまう。それも高級料理ではなく、ラーメンや、近くの定食屋の料理などのありふれたものが恋しくなるのだ。

日本は食べ物が世界一うまい国なのだろうか?必ずしもそうではあるまい。海外では、閉口する僕をよそに、現地の人たちがうまそうに食事に舌鼓をうっているのを何度も見たし、日本に来た外国人が、日本の食事にうまくなじめない様子も見た。いったいなぜなのか?僕はこの疑問をつぶさに考えてみた。

1.人間は、誰しも食べ慣れた食材を好む

第一はこれである。海外では、調理以前に、食材そのものになじみがなく、異質な味に拒否反応を起こしてしまうことが多い。人間、長年慣れたものをうまいと感じる性質があるらしい。

2.海外では、自分の口にあった食べ物を見つけにくい

実は海外にもうまいものはたくさんあるのだが、それを上手に見つけることができないということ。レストランで外国語のメニューを前にして、どれを選んだらよいかわからず困った経験のある方も多いだろう。それ以外にも、文化の違い、勉強不足などで、自分の口にあうものを見つけるのが難しいということはあると思う。逆に、国内では、長年の経験でこれはうまい、うまくない、ということを経験上わかっていて、無意識に上手に選んでいるわけだ。

3.量が多すぎる

どんなにうまいものでも、とても食べきれないような量をドッサリ出されたら、食欲も失せてしまうものだ。往々にして、海外では料理の量が多すぎる。特に米国はヒドい(明らかに客に対し、全部食えるものなら食ってみろと挑んでいるとしか思えないようなものもある)が、他の国でも、結構このToo muchに遭遇して唖然としたことが少なからずある。

それにしても、食事は生活で大きな比重を占める。国際化の時代であるから、日本の食事だけが素晴らしいとばかりも言っていられない。以上のことを肝に銘じ、少しでもうまい食事にありつくことで海外出張をエンジョイして、メガスターの海外進出に、より意欲的に取り組めるよう工夫してみようと思うのだった。

国際プラネタリウム大会でのようす

2008年夏には、国際プラネタリウム大会に参加するためアメリカのシカゴに1週間ほど滞在した。長期というほどではないが、マズい食事が続くとモチベーションも下がってしまう。