エクリプスナビゲータ Ver.2・2.5cアップデータ公開、PC内蔵GPSに対応
日食シミュレーションソフト「エクリプスナビゲータ Ver.2」のアップデータを無償公開。新たに、PCに内蔵されているGPSからの位置情報取得に対応しました。
【2016年2月12日 アストロアーツ】
「エクリプスナビゲータ Ver.2」は、日食にかかわるあらゆる現象を高精度に再現する日食観測専用ソフトです。日食図を表示する「地図」や日食の進行をリアルなグラフィックで再現する「拡大表示」、各接触時刻までの残り時間を表示・読み上げできる「カウントダウン」など、6つのウィンドウを組み合わせて表示し、日食の状況を総合的に把握できます。
「エクリプスナビゲータ Ver.2」では国立天文台またはNASAが公開している最新の日食要素(ベッセル要素)を用いて食の計算を行い、天文シミュレーションソフト「ステラナビゲータ」と比べて1桁以上高い精度で日食をシミュレーションします。月縁の形状の影響を補正する機能も搭載され、接触時刻の高精度での計算や、ダイヤモンドリングやベイリーズビーズの形状の正確な再現が可能です。
インドネシア・スマトラ島パレンバンでのシミュレーション。日食帯地図や時刻表、天空表示、連続表示など、多角的に日食現象をシミュレーションできる。クリックで拡大
今回の「2.5cアップデータ」では、既に対応しているNMEA-0183規格またはGARMINの外付けGPSに加えて新たに、ノートPCやタブレットPCなどに搭載されている内蔵GPSから位置情報を取得して観測地を設定できるようになりました(※)。また、時刻設定等の不具合が修正されています。
エクリプスナビゲータ Ver.2用「2.5cアップデータ」のダウンロードは「エクリプスナビゲータ Ver.2.5アップデータ」のページより行ってください。すべてのユーザの皆様にダウンロード、アップデートしていただくことをお勧めいたします。
《おもな修正内容》
- PC内蔵のGPSの時刻・観測地取得に対応(※)
- 「任意の時刻」ダイアログで時刻を設定すると1日前または1日後の時刻に設定される不具合を修正
- 地図ウィンドウで一部の国名・都市名の表記を修正
- 天空表示ウィンドウ・拡大表示ウィンドウを最小化した状態で終了すると再起動時に描画が遅くなる不具合を修正
(※)Windows 10搭載のPCに内蔵されているGPSには未対応です。
詳しい修正内容の一覧は、「エクリプスナビゲータ Ver.2.5アップデータ」のページより「リリースノート(修正機能一覧)」をご参照ください。
製品紹介・ご購入
エクリプスナビゲータ Ver.2について、詳しくは製品ページをご参照ください。
エクリプスナビゲータ Ver.2のご購入についてはご購入ページをご参照ください。パッケージ版のほか、ダウンロード版もあります。
〈お知らせ〉
日食特集ページ
『星ナビ』2016年3月号は「日食観察プレート」が付録
発売中の月刊『星ナビ』2016年3月号は「日食観察プレート」が付録。安全に太陽を観察でき、加工して日食めがねや撮影用フィルターを作ることもできます。