AstroArts Topics

磁気嵐

日本の歴史資料から読み解く太陽活動の周期性

2023/05/02
日本の文献に残された過去1400年にわたる「赤気(オーロラ)」 の記録からは、太陽活動と地磁気の基本的な変動パターンが読み取れる。同時に、天変地異に対する当時の人々の反応もうかがえる。

1957-8年、太陽活動が観測史上最大級の時期のオーロラ国内観測記録

2021/12/24
太陽活動が観測史上最大級だった1957年と1958年には、国内でもオーロラが見られた。当時の観測記録が再検証され、オーロラの規模が明らかとなった。

過去3000年のオーロラ出現地域を計算、文献とも一致

2021/09/13
オーロラが見えやすい地域「オーロラ帯」の変化を過去3000年にわたり再現する計算結果が発表された。広範囲のオーロラと同時に起こりうる電力障害を想定し対策するための基礎となると期待される。

地球大気の流出量は磁気嵐のタイプによって異なる

2019/07/30
磁気嵐の発生時に地球の極域から宇宙空間へと大気が流出する現象について、コロナ質量放出に由来するタイプの磁気嵐の時に流量が特に多くなることがレーダー観測から明らかになった。

60年前の扇形オーロラと巨大磁気嵐の関連

2019/05/23
1958年に日本各地で目撃されたオーロラのスケッチや連続写真などの分析から、扇形に広がったオーロラの実態や大規模な磁気嵐との関連性が明らかにされた。

江戸時代の古典籍に記録が残る史上最大の磁気嵐

2017/09/22
江戸時代の日記や文献に残された記述から、1770年に京都で観測された巨大なオーロラを発生させた磁気嵐が史上最大規模であったことが推定された。

11年ぶり、最強クラスの太陽フレアが発生

2017/09/07
日本時間9月6日、大規模な太陽フレアが2度にわたり発生した。とくに21時ごろのフレアは11年ぶりとなる最強クラスのフレアで、この現象に伴う太陽風の乱れが8日の夜ごろ地球に到来すると予測されている。

『明月記』の記録などから解明、平安・鎌倉時代の連発巨大磁気嵐の発生パターン

2017/03/23
『明月記』などの古典籍に残されたオーロラの記述と、樹木年輪の炭素同位体比との比較などにより、平安・鎌倉時代における巨大磁気嵐の発生の詳細が明らかになった。

オーロラエネルギー取り込みの仕組みを衛星観測で解明

2016/07/27
オーロラ爆発のエネルギー源となる太陽風の地球磁気圏への取り込みが、約7万kmの広範囲にわたって5時間以上継続することが、人工衛星ジオテイルとMMSの観測から明らかにされた。エネルギーの取り込みが磁気リコネクションによって起こることを示す結果である。

太陽風の玉突き事故で起こった大規模磁気嵐

2015/07/17
今年3月17日に発生した大規模な磁気嵐は、太陽から噴き出したコロナ質量放出が地球へ到達するまでに後方から高速太陽風の追い風を受け、さらに前方に渋滞していた低速太陽風が巻き込まれて「玉突き事故」のような状況が起こったことが原因と明らかにされた。

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北海道で11年ぶりにオーロラを観測

2015/03/19
活発な太陽活動にともなって発生した磁気嵐により、18日ごろ世界各地でオーロラの出現が見られた。北海道でも11年ぶりに低緯度オーロラが観測されている。