国内最古級「ミノルタプラネタリウム MS-10」公開展示中

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東京・有楽町の「プラネタリアTOKYO」では、プラネタリウム100周年記念事業の一つとして、現存する国内最古級プラネタリウム「ミノルタプラネタリウム MS-10」1号機を公開展示している。

【2023年10月19日 コニカミノルタプラネタリウム

コニカミノルタプラネタリウムが運営する「プラネタリアTOKYO」(東京都千代田区)では、プラネタリウム100周年記念事業の一つとして、現存するコニカミノルタ製最古のプラネタリウム「ミノルタプラネタリウム MS-10」1号機を2023年11月13日(月)まで公開展示している。

公開展示中の「MS-10」1号機
公開展示中の「ミノルタプラネタリウム MS-10」1号機(提供:コニカミノルタ)

MS-10は、ミノルタカメラ株式会社のプラネタリウム部門(現:コニカミノルタプラネタリウム株式会社)が初めて量産モデルとして開発したプラネタリウムで、6等星までの約5000個の星を投映することができる。計58台が生産されたうち、1号機は1966年に山陽小野田市青年の家・天文館(現:山口県山陽小野田市)に設置された。同館は57年という長い歴史を持つプラネタリウムだったが、建物や設備の老朽化により閉館となり、プラネタリウムの投映事業は2023年3月で終了した。そこで、その貴重なMS-10 1号機をコニカミノルタプラネタリウムが引き取り、今回の公開展示に至った。

MS-10は、2021年に科学技術発達史上で重要な成果を示す資料として、国立科学博物館の「重要科学技術史資料(愛称:未来技術遺産)」に登録されている。また、MS-10の派生モデルはアメリカにも輸出され、2017年にアカデミー賞で6部門を受賞した映画「ラ・ラ・ランド」では、ロサンゼルスのグリフィス天文台のシーンにこの機種が登場している。

東京・有楽町は、日本で2番目のプラネタリウム「東日天文館」のあった地だが、残念ながら同館は1945年に戦災で焼失してしまった。明石市立天文科学館(兵庫県)館長で、プラネタリウム100周年記念事業実行委員長の井上毅さんは、MS-10の公開展示に際して以下のようにコメントしている。

「MS-10は国産プラネタリウムの黎明期における重要な資料で、日本におけるプラネタリウムの普及・発展に多大な貢献をした名機です。開発に尽力した技術者の方々には心から敬意を表します。100年後には重要な技術文化財になっていることでしょう。有楽町は、東京最初のプラネタリウム館で、空襲で焼失した東日天文館があった場所です。この地に展示されるということが特別な意味を一層引き立てます。歴史をふりかえることは、未来を見通すヒントにつながります。プラネタリウム100周年にふさわしい素晴らしい取り組みをされることに、尊敬の念を抱きます」

■ 『ミノルタプラネタリウム MS-10』1号機 公開展示概要
  • 開催期間:開催中~11月13日(月)予定
  • 公開場所:プラネタリアTOKYO(センターホワイエ)
    • 11月14日(火)以降は同施設内のDOME2ホワイエへ移設して恒久展示を予定
  • 料金:無料

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