2020年4月5日 ジュノーがおとめ座で衝

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宵のころ南東の空に見えているおとめ座に位置する小惑星ジュノーが、4月5日に衝となる。明るさは約9等級で、観察には天体望遠鏡が必要だ。

星図

宵のころ南東の空に見えているおとめ座に位置する小惑星ジュノーが、4月5日に衝となる。太陽‐地球‐ジュノーがまっすぐに並び、一晩中見える時期だ。

明るさは約9等級で、観察には暗い空と天体望遠鏡が必要となる。3等星のζ(ゼータ)星ヘゼやδ(デルタ)星ミネラウバを目印にすると位置がわかりやすいだろう。数日おきに撮影して移動している天体を探すという方法もある。

ジュノーは火星軌道と木星軌道の間の「小惑星帯」の中にあり、ケレス、パラス、ベスタとともに「四大小惑星」とよばれる。1804年に発見された小惑星番号3番の小惑星で、直径は約230km(平均)。小惑星帯の天体の中では十数番目のサイズと意外に小さい。明るい時には7等台になり見やすいが、今シーズンは暗めだ。

ジュノーの位置 ジュノーの位置。括弧内は等級。星図の星は9等級まで

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