新年度の天文ライフの始まりは2つの彗星観察からスタート。まずは月初めに、夕方の西の低空に見えるマップス彗星(C/2026 A1)。マイナス等級まで明るくなる可能性がある一方で、太陽に近づきすぎて崩壊してしまうとも言われている。3日ごろからは太陽観測衛星SOHOのカメラでも姿を追えそうだ。変化の様子を注視しよう。
もう一つは20日ごろまで、明け方の東天に見えるパンスターズ彗星(C/2025 R3)。こちらも低めだが、ペガスス座を目印にすると位置の見当がつけやすい。スマートフォンアプリ「星空ナビ」やPCソフト「ステラナビゲータ」などで位置をよく確かめて、双眼鏡で探してみよう。撮影も楽しめそうだ。
宵の明星の金星は、19日に細い月と共演し、24日前後にプレアデス星団と並ぶ。新生活であわただしいなか、金星のある夕景に少し安らぎを感じられるかもしれない。
星空の世界は本格的に春の星座たちが主役に。北斗七星が高くなり、春の大三角も見やすくなってくる。春は二重星や銀河に見ものが多い。天体望遠鏡での観察や天体写真撮影にもチャレンジしてみよう。
全天星図
東京で15日の20時ごろ、南に向かって見上げたときの星空です。月初は21時ごろ、月末は19時ごろに同じような星空になります。
大阪では約20分後、福岡では約40分後に同様の星空になります。
主な天文現象
| 1日 | ごろ | マップス彗星が0等前後 |
|---|---|---|
| 4日 | (土) | 水星が西方最大離角 |
| 16日 | (木) | 細い月と水星、火星が接近 |
| 18日 | ごろ | パンスターズ彗星が3等前後 |
| 19日 | (日) | 細い月と金星が接近 |
| 21日 | ごろ | 水星と火星、土星が大接近 |
| 23日 | (木) | 4月こと座流星群が極大 |
| 24日 | ごろ | 金星と天王星が大接近、プレアデス星団と接近 |
| カレンダー(月齢と天文現象) |
月、惑星
月
- 2日:🌕満月(ピンクムーン)
- 2日宵~3日明け方:スピカと接近
- 3日宵:スピカと並ぶ
- 6日深夜~7日明け方:アンタレスと大接近
- 10日:🌗下弦
- 16日明け方:水星、火星と接近
- 17日:🌑新月
- 19日夕方~宵:金星、プレアデス星団と接近
- 22日深夜:木星と並ぶ
- 23日夕方~宵:木星と並ぶ
- 23日夕方~24日未明:ポルックスと接近
- 24日:🌓上弦
- 24日:月面X
- 24日夕方~25日未明:プレセペ星団と大接近
- 25日深夜~26日未明:レグルスと並ぶ
- 26日夕方~深夜:レグルスと接近
- 30日夕方~5月1日未明:スピカと接近
水星
- 上旬:明け方 0.3等
- 中旬:明け方 0.0等
- 下旬:明け方 -0.4等
金星(▶ 特集ページ)
- 上旬:夕方~宵 -3.9等
- 中旬:夕方~宵 -3.9等
- 下旬:夕方~宵 -3.9等
- 19日夕方~宵:細い月と接近
- 24日ごろ夕方~宵:天王星と大接近、プレアデス星団と接近
- 24日:天王星と最接近
- 24日:プレアデス星団と最接近
火星
- 上旬:見えない
- 中旬:見えない
- 下旬:明け方 1.2等
木星(▶ 特集ページ)
- 上旬:夕方~未明 -2.2等
- 中旬:夕方~未明 -2.1等
- 下旬:夕方~深夜 -2.1等
- 9日:東矩(ふたご座)
- 22日深夜:月と並ぶ
- 23日夕方~宵:月と並ぶ
土星
- 上旬:見えない
- 中旬:見えない
- 下旬:明け方 0.9等
天王星
- 上旬:夕方~宵 5.8等
- 中旬:夕方~宵 5.8等
- 下旬:夕方~宵 5.8等
- 24日ごろ夕方~宵:金星と大接近
- 24日:金星と最接近
- 28日ごろ夕方:プレアデス星団と接近
- 28日:プレアデス星団と最接近
海王星
- 上旬:見えない
- 中旬:見えない
- 下旬:見えない
- 13日:火星と最接近
- 17日:水星と最接近
主な彗星(~10等前半)、小惑星(~8等前半)
パンスターズ彗星(C/2025 R3)(▶ 星図など)
- 上旬:未明~明け方 5等
- 中旬:未明~明け方 3等
- 18日ごろ:ペガスス座の銀河NGC 7814小ソンブレロ銀河と大接近
- 20日:近日点を通過
マップス彗星(C/2026 A1)(▶ 星図など)
- 上旬:夕方 -4等(5日)→5等(10日)
- 中旬:夕方 8等
- 4日:近日点を通過











![[アストロアーツ かけはしプロジェクト:つなげよう日本 子供達の未来を守るために]](/official/kakehashi/image/kakehashi_s.jpg)