ウルティマ・トゥーレに向けて目覚めたニューホライズンズ

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昨年12月から冬眠モードに入っていた探査機「ニューホライズンズ」が再び目覚めた。2019年1月1日に予定している次の探査目標「ウルティマ・トゥーレ」の接近観測に向けた準備がまもなく始まる。

【2018年6月7日 ジョンズ・ホプキンス大学 応用物理研究所

2015年7月14日に冥王星をフライバイ(接近探査)したNASAの探査機「ニューホライズンズ」は現在、地球から60億km以上離れた、小惑星や氷や塵などが密集した太陽系外縁領域を飛行中だ。ニューホライズンズは来年1月1日に、次の探査目標天体である小惑星2014 MU69(愛称「ウルティマ・トゥーレ」)をフライバイする予定になっている。冥王星から16億km外側に位置するウルティマ・トゥーレまでの残りの航路は約2.6億kmで、ニューホライズンズは毎日120万kmずつウルティマ・トゥーレへと接近している。

ニューホライズンズは昨年12月21日から節電のため冬眠モードに入っていたが、そのモードを解除するコマンドが実行されたことを知らせる信号が6月5日に届いた。160日以上ぶりに冬眠から目覚めた探査機の状態は良好で、システムもすべて予定通り作動を再開している。

探査機の運用チームはこの数日間で航路データを集め、ウルティマ・トゥーレのフライバイの準備に向けて最初のコマンドを送信予定である。準備は2か月間にわたって続けられ、8月にはウルティマ・トゥーレを遠距離から観測し始める予定だ。撮影されるウルティマ・トゥーレの画像は、ニューホライズンズの航路の精度向上に役立てられる。

ウルティマ・トゥーレをフライバイするニューホライズンズの想像図
小惑星2014 MU69「ウルティマ・トゥーレ」をフライバイする「ニューホライズンズ」の想像図(提供:NASA/Johns Hopkins University Applied Physics Laboratory/Southwest Research Institute/Steve Gribben)

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