2020年10月6日 火星と地球が最接近
より詳しくは「火星特集」をご覧ください。
火星と地球が10月6日に最接近する。
15日に衝を迎える火星はこの時期、一晩中見ることができる。マイナス2.6等級で輝いており、その赤さや明るさがひときわ目立っている。
火星と地球は約2年2か月ごとに接近するが、火星の軌道が楕円であるため最接近時の距離は約6000万kmから約1億kmまで大きく変化する。今回の接近距離は約6200万kmで、いわゆる大接近とはならないものの、かなり近い。視直径も約23秒角まで大きくなっているので、天体望遠鏡で模様が見やすい。観察会などに参加して、接近中の姿をじっくり眺めてみよう。
2018年7月31日(前回の最接近)から2022年12月1日(次回の最接近)まで、4年4か月間の地球と火星の動きをシミュレーションした動画
2020年5月から2021年3月の火星の動きをシミュレーションした動画
〈関連リンク〉
- 【特集】火星(2020年)
- 星空ガイド
- 天体写真ギャラリー:2020年 火星
- 星ナビ2020年10月号 火星大特集
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