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2006年 10月

暦の関係で、今年の中秋の名月はちょっと遅めで、今月6日となる。だが、地上も星空も、10月こそ秋の本番だ。

天頂付近にはペガスス座の「秋の四辺形」がある。その北東にはアンドロメダ座の星の並びがあり、空が暗ければアンドロメダ座大銀河も見える。「秋の星座」の一等星は、みなみのうお座のフォーマルハウトただ1つだ。しかし、宵のうちなら東の空に夏の大三角が見えていて、夜が更けるにつれにぎやかな冬の星座が昇ってくる。秋の星座にも見どころが多いので、秋の夜長は決して退屈なものとはならない。

8日が極大のジャコビニ流星群は、昨年7月に母彗星が通過したばかりなので要注目。2005年は比較的活発な活動が観測されている。一方、21日に極大を迎えるオリオン座流星群は、地味ではあるが月明かりもなく好条件なので、注目に値する。

今月の星空 バックナンバー

今月の星空10月

全天星図

図は、15日の午後8時頃に、南に向かって見上げたときの星空です。
月初めは午後9時頃に、月末は午後7時頃に同じような星空になります。

今月の惑星10月

水星

上旬 中旬 下旬
等級 -0.1 0.0 0.2
視直径 5.6" 6.4" 7.8"
星座 おとめ てんびん てんびん
現象
  • 17日 東方最大離角
  • 22日 木星に最接近
  • 29日 留

金星

上旬 中旬 下旬
等級 -3.9 -3.9 -3.9
視直径 9.8" 9.7" 9.7"
星座 おとめ おとめ おとめ
現象
  • 25日 火星に最接近
  • 26日 外合
  • 28日 太陽に最接近

火星

上旬 下旬
等級 1.7 1.6
視直径 3.6" 3.6"
星座 おとめ おとめ
現象

木星

上旬 下旬
等級 -1.8 -1.7
視直径 32.0" 31.3"
星座 てんびん てんびん
現象
  • 22日 水星に最接近

土星

上旬 下旬
等級 0.5 0.4
視直径 16.9" 17.4"
星座 しし しし
現象

天王星・海王星・冥王星

天王星(中旬) 海王星(中旬) 冥王星(中旬)
等級 5.8 7.9 14.0
視直径 3.6" 2.3" 0.1"
星座 みずがめ やぎ へびつかい
現象
  • 29日 海王星が留