2020年6月21日 部分日食(アフリカ~インド、中国、台湾で金環日食)
より詳しくは「部分日食特集」をご覧ください。
6月21日の夕方、日本全国で部分日食が見られる。日本で日食が見られるのは昨年12月26日以来だ。
南西の地域ほど欠け具合が大きく、継続時間が長くなり、那覇では最大食分0.84(太陽の直径の84%が隠される)で継続時間は約2時間20分となる。現象が起こる時刻や食の継続時間、太陽の高さなどは場所により異なるので、事前によく確かめておこう。一年で最も昼が長い夏至の日に起こる日食を楽しみたい。
なお、この日食はアフリカ~インド、中国、台湾では、継続時間1分前後の金環日食となる。継続時間が短いので、細いリングが見える。実際の観察と共に、インターネット中継などでも日食を楽しもう。
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