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2005年12月下旬 ヒヤデス星団に小惑星パルテノーペ、プシケが入り込む

(説明図)
ステラナビゲータ Ver.7 で作成

小惑星の話題といえば、明るくなる四大小惑星が中心となってしまうのは、観望しやすいという点ではしかたないかもしれない。しかし、少し暗めのものまで見ていけば、2つの小惑星の接近遭遇などというものそれなりに楽しめることになる。この冬は、おうし座の1等星アルデバランの近くを移動中の11番パルテノーペと16番プシケに注目してみたい。

パルテノーペは12月6日ごろで9.8等、プシケは9.4等なので、双眼鏡では難しいかもしれないが、小さな望遠鏡なら見える。両者の最接近は2006年2月5日でわずか1.1分角まで近づく。このときはどちらも11等級に近いので、眼視というより望遠鏡でアップして写真におさめる興味深い対象といえそうだ。