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2005年6月28日 6月下旬に三惑星が夕方の空で接近

(説明図:地平線と三惑星+水星金星拡大)
ステラナビゲータ Ver.7 で作成

日没時の金星の高度は10度を越え、西の夕空で目立つ存在となり始めている。一方、4月14日に東矩となった土星は7月24日の合、すなわち地球から見て太陽の向こう側にまわった状態に向かって夕方の空での高度を下げている。二つの明るい惑星は6月の下旬に近づき、26日には1度くらいまで近づく。

ちょうどそのころに水星も西の夕空で高度を上げているので、6月の下旬、特に23日から28日にかけては3つの惑星が接近している様子を観察するチャンスとなる。

特に見物なのは金星と水星の接近だ。28日午前5時ごろには4分角まで近づく。この前後の夕方なら、半月状の水星と少し欠けた金星を望遠鏡の同一視野で捉えることもできる。