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2005年3月13日 水星が東方最大離角

(説明図)
ステラナビゲータ Ver.7 で作成

2011年3月の到達めざして水星へ向けメッセンジャー探査機が飛行中だが、その成果が話題になるのは、6年後のことになる。当分は水星の姿を観望するだけの話題にとどまりそうだ。その水星が3月13日に東方最大離角になる。夕方の西天低いながら、今年のうちでは見やすい状態となっている。

このときの水星と太陽の離角は18度20分角であり、大きくはないが、黄道が地平線に対し立つような恰好になっているので見やすいというわけだ。水星の明るさは-0.2等、肉眼で夕焼け空に早く見つけだしたいところだ。

低空の水星の姿は望遠鏡でも案外見にくいが、好シーイング好透明度のとき、その半月状に欠けた形を倍率をアップして確かめてみたい。