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夏の星空を楽しもう

2006年この夏のポイント

2006年7月23日 明けの明星と細い月が接近

2006年7月23日 明けの明星と細い月が接近

 7月23日の明け方、東の空で月齢27の細い月と明けの明星の金星が並んで見える。双眼鏡では、地球照の美しい月と-3.9等で輝く金星が目を楽しませてくれるだろう。

※右の星図は、ステラナビゲータVer.7による23日の夜明け前の月と金星。アニメーションでは、23日の薄明開始時刻から夜明け前ごろまで時間を進めて、東北東の空に月と金星が昇ってくるようすを表示する。その後、月と金星付近を拡大する。

ステラナビゲータ Ver.7 snsファイルステラナビゲータ Ver.7で実際の星空の動きがご覧いただけます。snsファイル[明けの明星と細い月が接近.sns]

2006年7月29日 みずがめ座流星群が極大

2006年7月29日 みずがめ座流星群が極大 夏休みのころは、いくつもの活発な流星群の活動が重なるため、一年のうちでもっとも多く流れ星が見られる時期だ。そのうち最初のピークを迎えるのが、みずがめ座δ(デルタ)流星群で、7月29日ごろ極大になると予想されている。25日が新月なので29日には月明かりがまったくなく、最良の条件で観測可能だ。みずがめ座流星群には、いくつか枝わかれした放射点があり、8月上旬ごろにピークになるものもある。この他、みずがめ座ι(イオタ)流星群ややぎ座α(アルファ)流星群も活動しており、7月下旬から8月にかけて流れ星がにぎやかになる。

※右の星図は、ステラナビゲータVer.7による、29日22時の南東の空。アニメーションでは、29日21時から30日1時まで時間を進める。放射点を中心に流星が飛ぶようすがわかるだろう。

ステラナビゲータ Ver.7 snsファイルステラナビゲータ Ver.7で実際の星空の動きがご覧いただけます。snsファイル[みずがめ座流星群が極大.sns]

2006年8月13日 ペルセウス座流星群が極大

2006年8月13日 ペルセウス座流星群が極大

 一年中でもっとも活発な出現を見せてくれる、三大流星群の一つ、ペルセウス座流星群は、毎年8月12日から13日ころピークになる。今年は9日が満月なので、極大が予想される13日2時ごろには大きな月が南の空にあり、条件には恵まれない。しかし、明るい流星も多いため、目が離せない。夏休みの定番イベントとして、この流星群には注目してみてほしい。もしかすると、1時間に数十個の流星が見られるかもしれない。

※右の星図は、ステラナビゲータVer.7による13日2時の北東の空。アニメーションでは、13日1時から日の出前まで時間を進める。放射点を中心に流星が飛ぶようすがわかるだろう。

ステラナビゲータ Ver.7 snsファイルステラナビゲータ Ver.7で実際の星空の動きがご覧いただけます。snsファイル[ペルセウス座流星群が極大.sns]

2006年8月22日 夜明け前の東の空で惑星と月が勢揃い

2006年8月22日 夜明け前の東の空で惑星と月が勢揃い

 夜明け前の東の空では、明けの明星の金星の輝きが目をひいている。8月22日の夜明け前には、その金星の近くに月齢27.6の細い月や土星、さらに水星やかに座のM44・プレセペ星団まで見えてにぎやかだ。双眼鏡でぜひ楽しみたい。

※右の星図は、ステラナビゲータVer.7による22日夜明け前の東の空。アニメーションでは、22日の薄明開始から夜明け前まで時間を進め、月や金星、土星、水星が昇ってくるようすを再現する。

ステラナビゲータ Ver.7 snsファイルステラナビゲータ Ver.7で実際の星空の動きがご覧いただけます。snsファイル[夜明け前の東の空で惑星と月が勢揃い.sns]

夏の星見は「ステラナビゲータ Ver.7」

ステラナビゲータ Ver.7

 「ステラナビゲータ Ver.7」は空の上で運動している、星、月、太陽などの天体の動きを本物のように再現するソフトウェアです。その日に見える惑星の位置を確認したり、星雲・星団の位置を確認したりと便利にお使い頂けます。

 また、「ステラナビゲータ Ver.7公式ガイドブック」はステラナビゲータ Ver.7の基本的な操作方法から高度な活用方法まですべてを網羅した、ハイレベルな公式ガイドブックです。

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