星ナビ3月号「日食カウントダウン」解説動画と「星空ぐるぐる360°」作例、「スターリンクの舞」動画
【2024年2月5日 星ナビ編集部】
星ナビ3月号掲載の記事「日食カウントダウン」「星空ぐるぐる360°」「スターリンクの舞」で紹介した作例や動画を紹介。記事を読みながら動画や360°画像を見るとより理解が深まる。
日食カウントダウン アメリカ縦断皆既日食の観測機材2
残り2か月と迫った、4月8日の皆既日食。「どのように機材を軽量化するか」「効率よく観測を行うか」は観測者の長年のテーマ。赤道儀・経緯台・スマート望遠鏡・360度カメラといった、著者の石井 馨さんが最近使い始めた機材を中心に解説する。
記事で紹介したSeestar S 50を使った太陽観測とタイムラプス動画。タイムラプスでの揺れは、20秒間隔で3時間撮影した動画とTopaz Video AI によるブレ補正後の動画を比較した。
ソーラークエストマウントはL字の経緯台で、太陽検出器によって太陽を追尾する。2023年4月20日の西オーストラリア皆既日食でビデオ撮影用架台として用いた。ビデオ機材はPanasonic HC-WX1M デジタル4Kビデオカメラ。
2023年4月20日の西オーストラリア皆既日食で、リコーのTHETA Vを使い、第一接触後から10秒間隔でインターバル撮影を行いタイムラプス動画を作成した。露出はISOのみ変化させるオート設定(上限ISO1600)とし、露出補正(EV)は-2。
リアルタイムでの360°全天動画撮影はリコーTHETA Z1を使用。シャドーバンドなど地面に映る現象などを記録するため、シャッター速度が可変となるオート撮影とした。露出補正(EV)は-1。
機材セレクション リコー THETA Z1 星空ぐるぐる360°
地上景色から空まで、全ての方向の映像を記録することができる360度カメラ。動画記録もできるので、たとえば皆既日食時の明るさの変化や観測中の撮影者の様子も含めて、空間全てを臨場感たっぷりに記録することができる。山本勝也さんが「THETA」シリーズを使った星空の撮り方を解説。
- ■ 「星空ぐるぐる360°」記事の関連Webサイト
記事中に掲載したTHETAによる360°星空画像は以下の「RICH360」サイトの360°ビュアーで見ることができる。
- ■ 「星空ぐるぐる360°」記事で紹介した作例の360°ビュアー
一夜に2回上演される人工衛星のステージ スターリンクの舞
人工衛星コンステレーション「スターリンク」。打ち上げ直後の列車のように連なった光景が有名だが、今回のテーマはスターリンクによる「フレア現象」。星空カメラマンの飯島 裕さんが「謎の光跡」を追い求めた。
赤道儀に載せたカメラで連続撮影した画像を比較明合成し、スターリンクフレアが起こる天球上の位置を示した画像(星ナビ2024年3月号p39)の元になった静止画からタイムラプス動画を生成。日周運動で地平高度が変わっても、天球上のフレア出現位置は一定の範囲に収まっていることに注目。
「日食カウントダウン」と「星空ぐるぐる360°」「スターリンクの舞」を掲載した「星ナビ」3月号のお求めは全国の書店、またはアストロアーツ オンラインショップ、Amazon.co.jpで。
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〈関連リンク〉
- リコーTHETAシリーズ
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